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「アテンド」という言葉を聞いたことはありますか?
以前、海外に旅行した際に現地でツアーを予約したところ「アテンドスタッフの〇〇です」と自己紹介されていて、日本語としても一般的なワードになってきたのだなと感じました。
ですが、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、その「アテンド」という言葉について解説します。
目次
「アテンド (attend)」とは?
「アテンド」とは英語の「attend」で、多くの意味を持つ言葉ですが、最も一般的に使われている意味は「付き添う」という意味です。
辞書などで調べれば日本語では他にも「出席する」という意味もあれば、「世話をする」とか「注意する」といった意味もあります。
文脈などに合わせて理解していく必要がありますね。
本記事では、日本で最も一般的に使われている意味の「付き添う」という意味について主に解説していきます。
>>アサインの意味と使い方!ジョインやアテンドとの違いは?英語での使い方|例文つき
アテンドの語源
「attend」の語源はラテン語の「attendre」です。
その意味は「気持ちを向ける」という意味です。
その語源から考えると、上記のような複数の意味があるのも理解できますね。
エスコートとの違いは?
近い英語の言葉として「エスコート = escort」なんていうのも聞いたことがあるかと思います。
「女性をエスコートする」なんて表現しますよね。
意味は似ていますが、こちらは対象が女性の場合に用いられることが多く、また職務としてではないというニュアンスがあります。
ちなみにですが、慣れるまでは英語圏では「エスコート」はあまり使わない方がいいでしょう。
「escort」は動詞で使えば「付き添う」や「同伴する」という意味もありますが、名詞では、性的サービスを提供する女性を指すためです。
アテンダントとは?
「アテンダント = attendant」という言葉も似たような場面で聞くことがあるかと思います。
「attendant」は「attend」の名詞形の一つで「付き添い」という意味です。
「attend」は複数の意味があるのでそれぞれの意味に対して名詞形も複数あります。
例えば、「attention = 注意」「attendance = 出席」なども「attend」の名詞形になります。
日本での「attend」の使い方
「アテンド」とは日本語で「付き添う」という意味でしたね。
日本のビジネスにおいては特に、「同伴し接待する」というニュアンスを含むことが多いです。
実際によく使われている使い方としては、
- アテンド業務
- 営業にアテンドする
- 結婚式のアテンド
などがあります。
一つ一つ詳細を見ていきましょう。
アテンド業務
アテンド業務とは「付き添い業務」という意味ですね。
同伴し接待をするような業務を指します。
上記の「アテンドスタッフ」などはこれに当たりますね。
CAさん、「キャビンアテンダント = cabin attendant」は飛行機における「アテンド業務」をする人を指しますよね。
ちなみに英語ではキャビンアテンダントとは、あまり言いません。
「フライトアテンダント = flight attendant」という方が一般的です。
「キャビンアテンダント = Cabin attendant」でも通じはしますので、ご安心ください。
営業にアテンドする
この例はその通り、営業に同伴するという意味ですね。
「アテンド」には「世話をする」という意味も含まれることから「後輩や部下の営業にアテンドする」という表現の方が自然かと思います。
もちろん、上司との同伴の場合に使っても問題はありません。
結婚式のアテンド
結婚式のアテンドは結婚式の最中に新郎新婦にぴったりと寄り添いお世話をすることです。
そのような業務をする人が「アテンダント」になります。
英語でネイティブはどのように使う?
同じ「アテンド」という言葉を実際の英語圏ではビジネスの場面で、どのように使っているのでしょうか。
実際の英語圏でも「attend」はよく使われる言葉で、意味も大きく変わりません。
ですが最も一般的に使われるのは「出席する」という意味です。
もちろん日本語で使うときと同様「付き添う」のような意味で使うこともできますが、あまり一般的ではありません。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「attend」を使った英語の例文
Ex 1)Will you attend the meeting in this afternoon?
(あなたは午後の会議に出席しますか?)
Ex 2)I can attend the issue.
(その問題は私が処理できます。)
Ex 3)Who will attend for the conference tomorrow?
(明日のコンファレンスには誰が参加しますか?)
まとめ
いかがでしょうか?
ビジネスなどの場面で、耳にするようになってきた「アテンド」という言葉の意味と、その具体例を日本語と英語で見てみました。
それらを通じて、「アテンド」という言葉を理解できたかと思います。
最後は「attend」山盛りの例文で、お別れしたいと思います。
海外のコンファレンスに出席(attend)するため、飛行機に乗るとフライトアテンダント(attendant)が「アテンション プリーズ」(attention)と言いました。
Thank you for your attention!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。