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「バッファ」という言葉を聞いたことはありますか?
競争の激化するビジネスの世界において、予定でも予算でも、より早く、より安くとなり余裕のない計画や予算を提案してしまいがちです。
その結果うまくいかず、その予定や予算を修正することになり、逆に必要以上のコストや工期を使ってしまうことも少なくありません。
そういった場面で「バッファ」という表現を耳にすることもあるかもしれません。
ここでは、そういった様々なビジネスシーンにおいて用いられている「バッファ」という言葉の意味と使い方について解説します。
目次
「バッファ」の意味とは?
「バッファ」とは英語の「buffer」で、日本のビジネスシーンにおいては「余裕」や「ゆとり」という意味の言葉です。
日本語訳としては「緩衝」や「緩衝材」を意味する言葉ですが、そこから転じて上記のような意味を持つ言葉として使われています。
「バッファをもたせる」といった場合は=「余裕をもたせる」という意味になります。
何事も余裕をもって行動できることが望ましいですよね。
予算(コスト)や在庫、予定・時間的な「余裕」という意味で使われるケースが多い言葉です。
仕事の交渉や人間関係などでサポートなど、クッション(緩衝)の役割を果たす人のこともバッファと呼ぶこともあります。
「バッファ」ではなく「バッファー」と言われることもありますが、同じ意味です。
>>キャパシティの意味と使い方!アビリティとの違いやキャパオーバーとは?|英語例文つき
IT用語としての「バッファ」
IT業界における「バッファ」とは、「パソコンに一時的に情報を保存する領域」を意味します。
IT用語としては「保存領域」という意味で使われます。
例えば、動画や音楽を配信/視聴する際に、あらかじめデータをダウンロードしておくということです。
バッファがあれば、動画や音楽をスムーズに再生できるようになります。
「バッファ」の使い方
「バッファ」とは、日本語で「余裕」を意味する言葉でしたね。
ここでは、「バッファ」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。
【使用例】
- 「きちんとバッファを持たせた予定の組み方をしてください。」
- 「予算のオーバー分は用意していたバッファで埋め合わせます。」
- 「もともとバッファがなかったので、かつかつです。。。」
などとして用いられていますね。
英語でネイティブはどのように使う?
「バッファ」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。
英語圏でも「余裕」や「ゆとり」と言う意味で「buffer」を、そのま使うことも出来ますが、あまり一般的な表現ではありません。
「buffer」と言ったら「緩衝」という意味で使われることが多いです。
また注意点として、英語圏では床などを磨く機械を「buffer」と言います。
Buffとは「研磨」という意味があり、日本語でもステンレス製品などの表面仕上げを「バフ加工」と言ったりしますよね。
全く違う意味の言葉になってしまうので気を付けましょう。
では、英語圏では「buffer」をどのように使うのか?
日本語で用いるときのように「余裕」や「ゆとり」と表現したいときは、どのような表現が自然なのか、実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「buffer」の英語例文(英語圏での使い方)
Ex 1) A child is always a good buffer between my father and mother.
(子供はいつも父親と母親の間の良い緩衝です。)
Ex 2) Do you have enough buffer to carry the glasses?
(そのグラスを運ぶのに十分な緩衝材がありますか?)
Ex 3) This material works well as a buffer against the noise.
(こちらの素材は、騒音に対する緩衝材として有効です。)
「buffer」の英語例文(余裕・ゆとりという意)
Ex 1) It is so tight because we do not have a time to spare.
(時間的余裕がないので、かつかつです。)
Ex 2) I have enough money to travel, but I do not have a time for it.
(旅行のための金銭的な余裕はありますが時間的な余裕がありません。)
Ex 3) Let’s plan to have enough room for time and budget.
(時間と予算に十分な余裕があるようなプランを立てましょう。)
まとめ
いかがでしょうか?
様々なビジネスシーンで用いられている「バッファ」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での使い方を解説しました。
日本語では「余裕」というニュアンスで用いられることが多いこと、そして英語で用いられる場合には、少し意味合いが違うということも合わせて見ていきました。
「ギリギリでいつも生きていたいから」として一世を風靡したジャニーズソングもありましたが、ビジネスに関しては余裕があるにこしたことはありません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。