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今TikTokで大流行りしている「不気味の谷メイク」をご存じでしょうか。
その字面からそこはかとない恐怖を漂わせている言葉ですが、見たことの無い人は何のことかわかりませんよね。
今回は「不気味の谷メイク」について意味や元ネタ、本家など様々な視点から詳しくご説明していきます。
「不気味の谷現象」についてもご紹介いたします。
「不気味の谷メイク」とは
「不気味の谷メイク」とは、人間のようでどこか不自然なロボットらしさも垣間見えるホラーメイクの1つです。
@___melachan___Uncanny valley?♬ Brutus (Instrumental) – The Buttress
人間が持つ血色をメイク用具で最大限消し、黒目を強調して、部分的にシェーディングを施すことでよりロボットらしさを出すのが「不気味の谷メイク」です。
このメイクをし、ただ歩く動画や薄暗い部屋で首だけを覗かせる、廊下に佇むといった、ホラー映画さながらの雰囲気を持った動画がTikTokで話題となっているんですよ。
「不気味の谷メイク」の元ネタは?
「不気味の谷メイク」の元ネタとなったのは、とある現象です。
そのホラーファンタジー感溢れる名前から何かのアニメや漫画が元ネタだと思われがちですが、実はロボット工学に基づく「不気味の谷現象」が元ネタなんですよ。
「不気味の谷メイク」の本家は誰?
誰が一番最初に不気味の谷メイクを投稿したかという事に関しては諸説あり、真実は未だ判明していません。
ただ、その火付け役となったのはZaraという女性だとニューヨーク・ポスト紙が報じています。
このZaraというTikTokユーザーはこの不気味の谷メイクで、アンドロイドをテーマとしたゲームの音声の口パクをするという動画を投稿し、その不気味すぎる雰囲気が評判となり1400万回再生を超える人気動画となっているんですよ。
@alkiiwii UNCANNY VALLEY #uncannyvalley #uncannyvalleymakeup #uncannyvalleyeffect ♬ original sound – Amiceaa
またThe Goddess Boysという2人組のTikTokerが不気味の谷メイクをして笑顔で画面に近づいてくるという動画も大バズりしています。
海外ユーザーの投稿ですが日本語でも「夢に出てくる」「忘れられない」など恐怖におののくコメントが殺到し公開からわずか1週間で1000万いいねを超えているんですよ。
「不気味の谷メイク」でよく使われる曲(BGM)は?
「不気味の谷メイク」といえばBGM(音源)も独特ですよね。
不気味の谷メイクによく使われる曲は、「The ButtressのBrutus」という曲です。
MVもかなり独特で、後半はかなり怖い&グロイので苦手な人は最初の部分だけ確認してそっと止めることをおすすめします(笑)
「不気味の谷現象」とは
ロボット工学者の森政弘さんという方が1970年に提唱したのが「不気味の谷現象」です。
それはロボットがどんどん人間へと近づいてくる過程で、リアリティが増す一方ある一定のラインを超えると薄気味悪さや嫌悪感が出てくる現象の事を指しているんですよ。
人間にそっくりという好印象が、あまりにも似ている事から本能的に生まれる恐怖感により急降下してしまう事から「谷」と言われています。
技術の発展で生まれた人間の本能ともいえる感情なのではないでしょうか。
まとめ
一度見たら脳裏に焼き付いて離れない不気味さが、人間の持つ「怖いもの見たさ」の感情を刺激し、これほどまでに大バズりしているのではないでしょうか。
びっくりするような怖さではありませんが日本ホラーのようなじわじわとくる怖さを含んでいる動画が多いのであまり耐性の無い方は見ない方がいいかもしれません。