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「デューデリジェンス」という言葉を聞いたことはありますか?
不動産や投資、M&Aのビジネスシーンにおいて、「デューデリジェンス」という言葉を耳にする機会が増えてきたことと思います。
しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、その「デューデリジェンス」という言葉について解説します。
目次
「デューデリジェンス」の意味とは?
「デューデリジェンス」とは、英語の「due diligence」で、日本のビジネスシーンにおいては「事前調査」を意味する言葉です。
英語で「due」は「行われるべき」、「diligence」は「努力」や「注意」を、それぞれ意味する言葉です。「DD」と省略形で用いられることもあります。
投資やM&A業界での例を取れば、対象の投資先を適正に評価するために行う事前調査を意味します。
「デューデリジェンス」の使い方
「デューデリジェンス」とは、日本語で「事前調査」を意味する言葉でしたね。
ここでは、「デューデリジェンス」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。
どの例を見ても、サクッと簡単な事前調査ではなく、「徹底した」や「詳細な」というニュアンスが含まれていることがわかります。
- 人権デューデリジェンス
- (M&Aにおける)デューデリジェンス
- (不動産業界における)デューデリジェンス
などがあります。
一つずつ、詳細を見てみましょう。
「人権デューデリジェンス」とは
「人権デューデリジェンス」とは、企業としての人権に対する取り組みのことです。
これらは企業そのものだけでなく、関連先や取引先等も含めた全体のサプライチェーンにまで及んでいます。
一部の報道などでも、人権侵害や労働搾取の中で生産された原材料を使っている企業として取り上げられたりしていますね。
「(M&Aにおける)デューデリジェンス」とは
M&Aにおけるデューデリジェンスとは、投資対象の会社の中身や価値を詳細に調査する手続のことです。
事前の徹底した調査を行い、慎重に買収などの判断を下すためです。
M&Aにおけるデューデリジェンスは多岐にわたり、
- 組織や経営の調査をするビジネスデューデリジェンス
- 財務内容などを調査するファイナンスデューデリジェンス
- 定款などの法的なものを調査するリーガルデューデリジェンス
などがあります。
「(不動産業界における)デューデリジェンス」とは
不動産業界におけるデューデリジェンスとは、その不動産や不動産証券の詳細を事前に細かく調査することを意味します。
対象の不動産に欠陥がないかと言ったものをはじめ、M&Aの例と同様、法的なものの調査まで幅広く行われています。
英語でネイティブはどのように使う?
「デューデリジェンス」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。
英語圏でも「due diligence」として、そのままの意味で使うことが出来ます。
加えて、英語圏では「細心の注意」というようなニュアンスで使われることもあります。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「due diligence」の英語例文
Ex 1) We can undertake due diligence for the company that you wish to purchase.
(我々は、あなたが買収を検討している会社のデューデリジェンスを引き受けることができます。)
Ex 2) If due diligence would have been done, this incident could be prevented.
(細心の注意が払われていたなら、この事故は防げたかもしれません。)
Ex 3) His due diligence as a banker was to ensure all of the judgement are suitable.
(彼の銀行員としてのデューデリジェンスが、その判断の妥当性を確実なものにしています。)
まとめ
いかがでしょうか?
不動産や投資、M&Aのビジネスシーンにおいて頻繁に使われている「デューデリジェンス」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。
それらを通じて、「デューデリジェンス」という言葉を理解できたかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。