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「エンドユーザー」という言葉を聞いて、すぐに説明ができますか?
分かるようで分からない、しかも次々と登場していくIT用語。
新入社員や文系出身者、勉強し始めたばかり!という方にも分かりやすいようにまとめました。
これで「エンドユーザー?聞いたことはあるけど説明できない」から卒業しましょう!
今回は、エンドユーザーについて解説したいと思います。
目次
エンドユーザーとは
エンドユーザー(end user)とは、システムやサービスを実際に使う人の事を言います。
つまり、システムが動かなくなったり、サービスが停止したりした場合、直接的な被害を受ける人がエンドユーザーです。
システムでのエンドユーザー
システム開発におけるエンドユーザーは、中心的な概念の一つで、
システムを最終的に使うと想定される人たちを抽象して、エンドユーザー(想定ユーザーや対象ユーザーとも言う)と言います。
このエンドユーザーは、ユーザーインターフェース(利用する画面の構成など)を設計するにあたり重要で、
エンドユーザーが今までどんな画面を利用していたか、技術的な経験の程度や対象機能の分野やプロジェクトに関する知識レベルなどを含めて、ユーザーの特徴を考慮して設計を行います。
エンドユーザーを意識して設計することで、ユーザビリティの高いシステムを作ることができます。
エンドユーザー・カスタマー・クライアントの違い
お客様を表現する言葉としてエンドユーザーのほかに、カスタマー・クライアントがありますが、それぞれ少しニュアンスが違います。
エンドユーザー
先にも書いた通り、システムやサービスを実際に使う人のことを言います。
システムでいうと実際に出来上がったものを利用して業務を行う人です。
クライアント
基本的には、法人などの「取引先」を表す言葉として使用されます。
また、個人でいうと「依頼者」となります。
システム開発でいうと、「こんな機能が欲しい」や「この画面には、こういう内容を表示してほしい」などの要望を伝えてシステム開発を依頼しお金を支払う人がクライアントになります。
カスタマー
カスタマーは、「消費者」という意味があります。
商品やサービスを購入して実際に利用し、消費する人です。
実際にお金を支払い購入する側面と実際に利用して消費する側面がありますので、エンドユーザーでありクライアントでもあると言えます。
エンドユーザーのつく言葉
エンドユーザーコンピューティング
規模の大きな企業では、コンピューティング(システムなどを作ること)を情報システムの専用部門や外部委託した専門会社が行います。
エンドユーザーコンピューティングとは、直接システムを利用する人たちが自分たちで使いやすいように自ら開発します。
最終的な利用者(エンドユーザー)がシステムを構築する(コンピューティング)です。
エンドユーザーライセンス契約(EULA)
エンドユーザーライセンス契約は、ソフトウェアをコンピュータ上で使用することを許諾するための契約です。
知的所有権は製品を提供する企業側にあり、複製を行わないことを同意することや利用したことで発生した損失の責任は負わないことなどが記載されています。
一般的に、インストールする際に画面に表示され、同意しますなどのチェックを入れてインストールを行います。
アプリをインストールする際にEULAが表示されないような場合は、注意が必要です。