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北海道の根室地方の郷土料理「エスカロップ」をご存じでしょうか。
今回はエスカロップについて、どんな料理なのかという事はもちろんその由来じゃフランス料理?トルコライスとの違いについてもご説明していきます。
エスカロップ発祥のお店についてもご紹介!
「エスカロップ」とは
「エスカロップ」とはバターライスの上にデミグラスソースがかかったとんかつをのせた料理です。
バターライスの上には小さく切られたタケノコが入っており、ご飯だけではない独特な食感を楽しむことが出来るんですよ。
バターライスを使っているものを「白エスカ」、ご飯がケチャップライスのものを「赤エスカ」と呼び、そのどちらも人気となっていますが主流となっているのは「白エスカ」なんです。
「エスカロップ」の名前の由来はフランス料理?
あまり聞きなじみのない「エスカロップ」という言葉ですが、由来はフランス料理なんですよ。
フランス料理の1つで豚や子牛などの薄切り肉に衣をつけて炒め焼きした料理を「escalope(エスカロープ)」といいます。
エスカロップも薄切り肉を使用しているため、この名前が付けられたんですよ。
「エスカロップ」とトルコライスの違い
似たような料理として長崎の郷土料理である「トルコライス」がよく挙げられますが実は全く違うものだという事をご存じでしょうか。
トルコライスはご飯が「カレー味のピラフ」であり、ナポリタンやとんかつといった料理が組み合わされて出来ています。
対してエスカロップはご飯はバターライスかケチャップライスのどちらかでり、ナポリタンやサラダといった副菜の盛り付けはありません。
1皿の満足感で言えば、たくさんのメニューを楽しめるトルコライトの方が上かもしれませんね。
「エスカロップ」発祥のお店はどこ?
根室市にある洋食店「モンブラン」がエスカロップ発祥のお店なんです。
昭和35年とかなり昔、日々漁に出る漁師さんの疲労回復・体力回復のために考案されたのがエスカロップなんですよ。
エスカロップを考案したコックさんは東京の新橋で料理の腕を磨いた方で、エスカロップはたちまち根室市内で大評判となり漁師さん達だけではなく市民からの人気も獲得しました。
現在本家である「モンブラン」は閉店しておりますが、その意志と味、技術を受け継ぎ「ニューモンブラン」というお店が開店しています。
元祖エスカロップの味をしっかりと受け継いでいるので、根室観光の際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
エスカロップの要といえばデミグラスソース。
濃厚かつ深い味わいと、タケノコ入りのライスの食感に箸を止めることが出来なくなってしまいますよ。
ご当地グルメの祭典などでも出会う機会があるかと思いますので、見かけた際はぜひその美味しさを楽しんでみてくださいね。