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七福神の中で「頭の長い神様」をあなたはご存知ですか?
とても特徴のある神様で気になる存在ですよね(笑)
今回は、この「頭の長い神様」についてなんの神様なのか、またご利益や頭が長い理由についても一緒に学んでいきましょう。
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七福神の頭の長い神様は誰?
七福神の頭の長い神様の名前は「福禄寿(ふくろくじゅ)」と言います。
長い頭・大きな耳たぶ・長いあごひげが特徴で、背は低めとされています。
杖には経巻を結び、左手には宝珠を持っていることも特徴です。
また絵などでは長寿を示す「鶴」や、また時には「亀」を連れている姿が多く描かれています。
福禄寿の由来は、中国が発祥の神様で道教の神とされていました。
中国では「南極星の化身(けしん)」や「千歳を超えている仙人」とも言われているそうですね。
さらに中国の道教において福禄寿は、三星(福星・禄星・寿星)の神格化されたものと言い伝えられています。
ですから福禄寿は中国で大変人気があり信仰も厚く、今でも春節には「三星図」を飾ってお供物をして一年間の幸福祈願をする習慣が残っているほどです。
福禄寿は日本に禅宗と一緒に伝わったと言われており、やがて「七福神」の固定メンバーとして人々に愛されるようになりました。
一説では、「福禄寿=寿老人」いう風に同一神とされていると言うお話もあります。
寿老人は七福神のメンバーの1人ですが、福禄寿との見分け方は、桃や牝鹿を引き連れていること、頭巾をかぶっていることが特徴とされています。
どちらも長いひげを蓄えた、見た目がおじいちゃんの神様なので似ているのですね。
「福禄寿」のご利益
「福禄寿」のご利益はその名前から
「福」・・・・・子孫繁栄、家族安泰、安産、子宝
「禄」・・・・・財産、地位、身分
「寿」・・・・・長寿、健康
とされており、良縁に恵まれるという「招徳人望(しょうとくじんぼう)」のご利益も有名です。
頭の長い理由は?
七福神でも目立って特徴的なあの長い頭・・・・理由が気になりますよね。
どうして福禄寿の頭が長いのかというと、それは「知恵が詰まっているから」です。
またさらには「謙虚であるべき様をあらわしている」とも言われています。
つまり長く大きな頭は重く、頭を垂れる=謙虚と言うことを意味しているのです。
こう言われている由来には、福禄寿が道教の神様であることが関係しています。
道教には「謙虚さは賢さの証」という教えがあります。
「どんな小さな川でも低い位置を流れていき、いずれは大きな海へとなる」
道教には、そんな謙虚さを大切にする教えがあるのです。
確かに、知恵があるからと言って、おごりたかぶっていてはいけませんよね。
傲慢さは人からの信頼をなくし、いずれは過剰な自信に足元をすくわれてしまいます。
福禄寿は、「賢さ」そして「賢いが故の謙虚さ」をその体であらわしている神様だと言えるのです。
七福神一覧
恵比寿天
七福神のうち唯一の日本の神様。元々は漁業の神様で右手に釣竿、左手に鯛を持っている。
現代では商売繁盛の神様として親しまれている。
大黒天
ヒンドゥー教由来の神様で、シヴァ神の化身と言われる。
打出の小槌と大きな袋を背負って頭巾をかぶっている。
元々は農業の神様と言われており、福徳開運、財運を司っている。
毘沙門天
ヒンドゥー教由来の神様。
槍と宝塔を持ち、戦いの神であった名残から甲冑を着て武将の格好をしている。
財福や無病息災のご利益があるとされている。
弁財天
インド由来の神様で、七福神の中で唯一女性の姿をしているとされる。
琵琶を持っている姿で描かれることが多い。
元々は農業の神様であったが、現代では音楽・芸能・学問の神様として人気がある。
布袋尊
実際にいた人がモデルとされている、珍しい神様。
にっこりとした笑顔とまるいお腹、宝物が入った大きな袋とうちわを持っている。
財運と夫婦円満、子宝の神様とされている。
福禄寿
長い頭と大きな耳、長い顎髭が特徴の中国の道教由来の神様。
杖を持ち、長寿の印である鶴や亀を引き連れており、知恵と長寿、招徳人望のご利益があるとされている。
寿老人
福禄寿と同じく、中国の道教由来の神様。
長いひげと杖を持ち、長寿と平和のシンボルである牝鹿や、不老長寿の桃と一緒に描かれることが多い。
福禄寿と同一の神とされている場合もある。
延命長寿、諸病平癒、家庭円満の神様である。
まとめ
七福神の頭の長い神様は「福禄寿(ふくろくじゅ)」と言います。
長い頭のその理由は、知恵がたくさん詰まっており、賢さの故の大きな頭が重く垂れる=謙虚さをあらわしていると言われています。
福禄寿は七福神の中の神様でも、ご利益の種類が多い神様と言われています。
もしどこにお参りしようか悩んだら、ぜひ福禄寿をお参りされると良いと思います。