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「ご愛顧」という言葉、ビジネスシーンでよく耳にしますよね。
「ご愛顧いただきありがとうございます」などと、挨拶やメールで見聞きすると思います。
日常生活の中でもよく「ご愛顧」は目にします。
ダイレクトメールやチラシにもよく書かれていますよね。
身近な言葉ですから、なんとなく意味はわかると思います。
ですが、仕事をする上で自信を持って使えるよう、きちんと意味を確認しておきましょう。
今回は、「ご愛顧」の意味や使い方!メールやお客様に使う時は?【類語・例文つき】についてご説明いたします!
「ご愛顧」の意味
「愛顧」は「(商人や芸人などを)ひいきにすること。目をかけること」という意味です。
「ご愛顧」はそれに丁寧の「ご」がついた形です。
ただし、「ご愛顧」は引き立てられる側から言う言葉です。
自分が相手を贔屓にしている、という時には使いませんので気をつけましょう。
「ご愛顧」は、もともとは芸人や役者が贔屓してくれるお客さんに対して使う言葉でした。
それが変化して、ビジネスの場などでも顧客や取引先に対して使われるようになりました。
「ご愛顧」の使い方
「ご愛顧」は引き立てられる側が使う言葉です。
ですので、「ご愛顧いただき」「ご愛顧のほど」などの形で、相手の引き立てに感謝する意味で使うのが一般的です。
自分が主体となって「ご愛顧する」「ご愛顧いたします」などとは使いませんので注意しましょう。
【例文】
- ご愛顧いただきありがとうございます。
- ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
メールやお客様に使う時は?
「ご愛顧」は相手が贔屓にしてくれたり、愛用してくれたり、といった時に使う言葉ですので、ビジネスの場では非常によく使われます。
取引先へのメールや、お客様に対しての文章などで「ご愛顧いただきまことにありがとうございます」などというのは定型文として覚えておいても良いでしょう。
日頃の感謝の気持ちを述べる時や、イベントやセールの時の挨拶の言葉として、閉店などの挨拶の言葉として、などなど、様々なシーンで使うことができます。
「ご愛顧」の例文
日頃の感謝を述べる挨拶文として
- 今後ともなにとぞ変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
- おかげさまで当店も開店5周年を迎えることができました。これもひとえに皆様のご愛顧、ご支援の賜物でございます。
イベントなどの挨拶として
- 平素はご愛顧いただき、まことにありがとうございます。感謝の気持ちを込めまして、本日より三日間、『お客様感謝祭』を行います。
- お客様のご愛顧への感謝を込めて、抽選で10,000名様に豪華賞品が当たるキャンペーンを実施中です。
閉店など終了の挨拶として
- 本日の営業をもちまして完全閉店とさせていただきます。大変長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
- 勝手ながら、こちらの賞品は今月末をもちまして販売を終了させていただきます。長らくのご愛顧ありがとうございました。
「ご愛顧」の類語
「ご愛顧」に類似した言葉をいくつか挙げてみましょう。
- お引き立て
- ご贔屓
- ご支援
- ご高配(目上の人に対して配慮してくれた感謝を表す)
- 厚遇(手厚くもてなすこと)
- お力添え(目上の人から力を貸してもらうこと)
- お目をかけていただく(注目して贔屓にする)
などがあります。
「お引き立て」「ご贔屓」「ご支援」などは「ご愛顧」の同義語と考えて良いでしょう。
口頭で述べる際には「ご愛顧」よりも「お引き立て」の方が訓読みの和語であり、柔らかく聞こえるかもしれません。
何かの支援活動をしてもらったお礼を述べるなら「ご支援」とするのがぴったりくるかもしれません。
いずれもその時の状況や好みで使い分けるとよいでしょう。
【例文】
- 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
- 本年も倍旧のご贔屓のほどよろしくお願いいたします。
- 日頃はひとかたならぬご支援を賜り、誠にありがとうございます。
- 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
- いつも何かとお目にかけていただき感謝しております。
まとめ
「ご愛顧」はよく目にする言葉ですが、こうして改めて意味を考えてみると、相手に対する感謝の気持ちがこもった言葉であることがお分かりいただけたかと思います。
お客様などに面と向かってはもちろん、ビジネスメールでのやりとりにも、こうした感謝の気持ちを忘れずにきちんと表していきたいですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!