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言葉の意味と使い方

「ご一報」の意味と使い方!返信は電話とメールどっち?目上の人に使ってOK?|例文

「ご一報」の意味と使い方!返信は電話とメールどっち?目上の人に使ってOK?|例文

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「ご一報ください」

「ご一報差し上げます」

このように使う「ご一報」という言葉。

あまりプライベートの会話では使わないかもしれませんが、ビジネスシーンではよく見聞きするのではないでしょうか。

今回は、「ご一報」の意味と使い方!返信は電話とメールどっち?目上の人に使ってOK?|例文についてご説明いたします!

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「ご一報」の意味

「ご一報」は「一報」に丁寧の「ご」をつけた形で、「簡単な知らせ、通知」という意味です。

「ごいっぽう」と読みます。

「一」にはわずかな、ちょっとしたという意味がありますので、長々とした詳細な報告などではなくて、簡単な知らせとか取り急ぎの知らせといったことを意味します。

「ご」がついているので敬語表現であり、相手からの連絡や、相手に連絡することを表してビジネスシーンなどで使いやすい言葉です。

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「ご一報」の使い方

「ご一報」は、ビジネスシーンなどで連絡をする時によく使います。

  • 自分から連絡する時
  • 相手からの連絡が欲しい時

どちらにも使えます。

1、「ご一報」する時

自分が相手に連絡をするときに「ご一報させていただきます」「ご一報差し上げます」といった形で「ご一報」を使えます。

この場合は「ご」は謙譲の意味で、自分が「一報」することを表すのです。

【例文】

  1. 書類が弊社に届きましたらご一報差し上げます。
  2. 原因が分かり次第ご一報させていただきます。
  3. 詳細が決まりましたら取り急ぎ○○様にご一報させていただきます。

2、「ご一報」して欲しい時

「ご一報」は相手に連絡をして欲しいときにも使えます。

この場合、「ご」は相手が「一報」してくれることへの敬意を表す尊敬語となります。

「ご一報ください」「ご一報いただけますと……」といった形で、連絡を催促する意の丁寧な言い方になります。

【例文】

  1. このメールをご覧になりましたら、ご一報いただきますようお願いいたします。
  2. 荷物を受け取られましたらご一報ください。
  3. ○○の件ですが、金曜日までにご一報いただけませんでしょうか。

「ご一報ください」「ご一報まで」への返信

相手からのメールに、「ご一報ください」「ご一報まで」などと書かれている場合があります。

前者は「連絡して欲しい」、後者は「取り急ぎ連絡しました」というような意味になりますね。

どのように返信すればいいのか、確認しておきましょう。

「ご一報ください」と書いてあった場合の返信例文

相手から「ご一報ください」と書かれていた時は、もちろん連絡して欲しいと言われているので、返信をしましょう。

「簡単に知らせてください」ということなので、詳細な資料などを作る必要はありません。

結果が分かった時点で、なるべく早く報告しましょう。

メールの返事が遅くなって、相手が催促の意味で「ご一報ください」と言ってきた場合は、「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」といったお詫びがあるとよいでしょう。

【例文】

  1. ご連絡が遅くなり、ご迷惑をおかけいたしました。
  2. ○○の件について、確認が取れましたのでご報告いたします。

「ご一報まで」の返信は必要か?

「ご一報まで」と相手が報告などをしてきた時には、そもそも返事は必要なのでしょうか。

結論から言うと、場合によります(笑)。

基本的には「ご一報まで」や「ご連絡まで」「ご報告まで」で結ばれたメールは返信不要です。

「今は現状の報告だけで、また改めて詳しくメールします!」という意味であることも多いので、報告を受けておけばよいということになります。

ですが、その報告に対して連絡したいことがあればもちろん返信が必要ですよね。

また、相手が「ご一報まで」と言いつつ「ちゃんと読んでくれたかな」と気になるかもしれませんので簡単に返信をしたほうが無難という考え方もあります。

了解したというだけの場合でも、簡単な一言を返信しておくとよいでしょう。

【例文】

  1. ご連絡ありがとうございました。確認させていただきました。
  2. ○○の件、承知いたしました。お忙しい中ご連絡ありがとうございました。

「ご一報」入れる時は電話?メール?

「ご一報ください」と書いてあった時には連絡を入れますが、電話かメールかどちらがよいのか迷ってしまうこともありますよね。

メールに「ご一報ください」と書かれていた時は、

基本的には返信はメールで問題ありません。

お互いに忙しい中、都合の良いときに読むことができますのでビジネスシーンではメールの連絡も失礼なことではありません。

ただし、急ぎの時、内容が込み入っていて電話で話したほうがわかりやすい時、記録に残したくない時などは電話の方がよいでしょう。

「ご一報ください」の返信は、メールでもよいが急ぎの時は電話、などと使い分けましょう。

目上の人に「ご一報ください」は使ってOK?

「ご一報ください」を目上の人に使う時は、より丁寧な表現を心がけましょう。

「ご一報ください」は敬語表現ですから、失礼な言葉というわけではありません。

ですが、「ください」は「くれ」という命令形の丁寧語ですので命令のニュアンスを含む言葉です。

そのため、目上の人には「ご一報いただければ幸いです」「ご一報いただければと存じます」など、他の言い方に変えたほうがより丁寧です。

身近な上司などに対して「ご一報ください」を使う場合も、「お手数ですが」「ご面倒おかけいたしますが」などのクッション言葉を使って、命令の印象がなくなるように工夫するとよいでしょう。

【例文】

  • 「ご一報いただければと存じます。」
  • 「お手数おかけしますが、ご一報いただければ幸いです。」
  • 「ご面倒をおかけいたしますが、ご一報いただければと存じます。」

まとめ

「ご一報」は「簡単な知らせ、通知」という意味で、「ご一報ください」「ご一報いたします」などとビジネスシーンで非常によく使われる言葉です。

連絡をして欲しい時や取り急ぎ報告をしたい時など、メールでも使いやすい言葉です。

命令のニュアンスがありますので、そのままでは目上の人に使いにくいと言えますが、クッション言葉を使うなど、より丁寧になる工夫をして使うことができます。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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