言葉の意味と使い方

「ご快諾」と「ご承諾」の違いは?意味とシーン別での使い方!【例文】

「ご快諾」と「ご承諾」の違いは?意味とシーン別での使い方!【例文】

「ご快諾」や「ご承諾」は、相手に依頼などをした時によく使う言葉です。

「ご」がついた敬語表現で、ビジネスシーンでもよく使われますね。

それぞれの詳しい意味や適切な使い方をこの機会にきちんと確認しておきましょう。

今回は、「ご快諾」と「ご承諾」の違いは?意味とシーン別での使い方!【例文】についてご説明いたします!

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「ご快諾」と「ご承諾」の違いは?


「ご快諾」と「ご承諾」のそれぞれの意味は、

  • 「ご快諾」は「依頼や要求を快く引き受けること」
  • 「ご承諾」は「依頼や要求を引き受けること」

となります。

「ご快諾」と「ご承諾」の違いは、「快く」という意味があるかないかです。

快く「承諾」することが「快諾」であるという関係になります。

ただし、快く引き受けていても「承諾」と表すことが多く、「承諾」の方が広く一般的に使われています。

「快諾」と「承諾」はほとんど同じ意味と考えて、どちらを使っても問題ありません。

「ご快諾」「ご承諾」と、どちらにも「ご」が付いていますので、目上の人に向けてやビジネスシーンでも使うことができる丁寧な言葉です。

まとめると、

  • 「ご快諾」も「ご承諾」も同じように使える丁寧な言葉
  • 「ご快諾」には特に「快く」という意味が含まれている

ということです。

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「ご快諾」の意味

「ご快諾」は「依頼を快く引き受ける、提案を快く承諾することなどを表す言葉」です。

「ごかいだく」と読みます。

「ご」は敬語を作る接頭語ですね。

「快諾」の「諾」は「引き受ける。うけあう」といった意味です。

「快」は「快い」ですので、「快諾」は相手の申し出や頼みなどを快く引き受けるということを表します。

「ご承諾」の意味

「ご承諾」は「依頼や要求を引き受けることを表す言葉」です。

「ごしょうだく」と読みます。

こちらも「ご」が付いていますので敬語として使います。

「承諾」は「承る」と、先ほどの「諾」です。

願いや要求を、引き受けること、聞き入れることを表す言葉です。

「ご快諾」と「ご承諾」のシーン別の使い方

「ご快諾」と「ご承諾」は、どちらも「ご」が付いていて丁寧な印象の言葉ですので、ビジネスシーンなどでもよく使われます。

色々な使い方を例文で確認しておきましょう。

相手にこちらの要望などを受け入れてもらった時(感謝)

「ご快諾」「ご承諾」は、相手がこちらの要望などを受け入れてくれた時に、感謝の意味で使うことができます。

尊敬語の「ご」がついており、さらに「ご快諾いただきありがとうございます」「ご承諾いただき感謝申し上げます」という風に、感謝の言葉とともに使います。

【例文】

  1. このたびは、新規のお取引をご快諾いただきありがとうございました。
  2. 後援会会長をご快諾くださり、感謝申し上げます。
  3. 急な日程変更のお願いでしたのに、ご快諾くださり誠にありがとうございました。
  4. 今回は、無理なお願いにも関わらずご承諾いただきありがとうございます。
  5. この度は記念式典でのスピーチをご承諾くださり、感謝申し上げます。
  6. 先ほどお電話いたしました件で、早速にもご承諾を賜り、厚く御礼申し上げます。

相手にこちらの要望などを受け入れてもらいたい時(依頼)

「ご快諾」「ご承諾」は、相手にお願いをする時にもよく使われる言葉です。

「ご快諾いただきますよう」「ご承諾くださいますよう」お願いいたします、などの形で、丁寧に相手への依頼を表すことができます。

「快諾」は相手に「快く引き受けてください」と言っていることになりますので、不自然に感じる人もいるようです。

「承諾」の方がこの形では多く使われます。

【例文】

  1. どうかご快諾いただきますよう、何卒よろしくおねがい申し上げます。
  2. 厚かましいお願いで恐縮ですが、ご承諾くださいますよう何卒お願いいたします。
  3. 別紙の規約をお読みの上、ご承諾いただきますようお願い申し上げます。

自分が相手の要望などを受け入れる時(謙譲)

「ご快諾」「ご承諾」を、謙譲語として使い、自分が相手の要求を受け入れる時に使うことがあります。

接頭語の「ご」は、尊敬語としてだけではなく、自分の動作につけて謙譲の意を表すこともできます。

ですが、尊敬語の「ご」と誤解されて違和感を持たれてしまうこともありますので、一般的には自分のことには「ご」をつけず、「快諾いたします」「承諾いたします」のような形にすることが多いです。

【例文】

  1. ご提案を快諾させていただきます。
  2. 弊社への取材依頼について、承諾いたします。
  3. セミナー講師の件、ご承諾いたします。

「快諾」と「承諾」の類義語

「快諾」と「承諾」の類義語には次のようなものがあります。

  • 了承(相手の申し出を納得して承知すること)
  • 承知(聞いて引き受けること)
  • 承認(よしとして聞き入れること)
  • 許可(願いを聞き届けること)
  • 認可(認めて許可すること)
  • 是認(よいと、またはそうだとして認めること)
  • 受諾(引き受けること)
  • 承服(承知してそれに従うこと)
  • OK(同意、承諾)
  • 聞き入れる(人の要求や願いなどを聞いて承知すること)
  • 受け入れる(人の主張や要求を聞き、承知すること)

「快諾」と「承諾」の対義語

「快諾」と「承諾」の対義語には次のようなものがあります。

【「快諾」の対義語】

  • 固辞(かたく辞退すすること)
  • 峻拒(きびしく拒絶すること)
  • 不承不承(いやいやながら。しぶしぶ)

「快諾」は「快く」受けるということなので、対義語はかたく断る、いやいや引き受けると言った気が進まないことを表す言葉になります。

【「承諾」の対義語】

  • 拒否(こばむこと)
  • 拒絶(ことわること)
  • 辞退(他の人のすすめを遠慮して断ること)

まとめ

「ご快諾」や「ご承諾」は、主に相手がこちらの要求などを聞き入れてくれた時に使う言葉でしたね。

自分が「承諾」したときに使うこともあります。

敬語を使うことはビジネスシーンなどでは必須ですから、ぜひ正しく覚えておきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。