ハンカチをプレゼントするのは非常識でタブー？色は？海外でもＮＧ？

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

「ハンカチ」は贈り物として値段も手頃で扱いやすいですよね。

しかし、ハンカチをプレゼントするのは非常識でタブーであるというお話を聞いたことはありませんか？

今回は、ハンカチのプレゼントは非常識なのか？について詳しく解説いたします。

贈るハンカチの色や、海外でもNGなのか等多方面に視点を当てて見てみましょう。

合わせて読みたい▽
>>箸の贈り物はタブーな地域がある？縁起の悪いプレゼントはなにがある？

ハンカチをプレゼントするのは非常識でタブー？

ハンカチをプレゼントするのは、確かに非常識でタブーといういわれが存在します。

昔から伝えられている逸話の他、現代だからこそのものもありましたので、嫌がられる理由をまとめてご紹介します。

1,手切れという意味で縁起が悪いから

日本で一般的に使われる「ハンカチ」とは、本来英語の「handkerchief（ハンカチーフ）」が語源です。

では日本語でハンカチはなんというかと言いますと「手巾（しゅきん）」と言います。

これが昔からの、ハンカチを贈ることが非常識でタブーだと言われれているポイントで、手巾を訓読みすると「手巾（てぎれ）」となるのです。

ですから「手巾＝手切れ」と繋がり、ハンカチを贈るということは、「その人との関係を断つ」という意味になってしまうという訳です。

2,親密な関係性を感じるプレゼントだと思う人もいるから

ハンカチは日常生活でよく使うもの。

ゆえにハンカチを贈るという状況に対し、まるで親密な関係性を示すものだとそれとなく感じてしまい、要らぬ誤解が生まれることを恐れたり、抵抗感を持つ方もいらっしゃるようです。

例えて言うのであれば、恋人にネクタイやピアスなどを贈るような意味と同様と捉えられるという訳です。

ドラマなどで使われる言葉で表現するしたら「恋人だと匂わせている」「自分の想い人だと目印をつける」と言うような意味に感じる方もいらっしゃるということですね。

3,既にたくさん持っていると困る、無難なプレゼントすぎる

ハンカチは、意外と家庭に多くあるものです。

一人暮らしの方ならあまり持っていないかもしれませんが、ご家族がいらっしゃったり
実家暮らしの方の場合は、家にたくさんハンカチがある可能性は高いもの。

しかもハンカチは洗濯して使えるものですから、新品と古いものの入れ替えの機会も少ない方でしょう。

ハンカチはかさ張らないので1枚くらいと思いがちですが、チリも積もればと言う言葉があるように、貰って困る人は案外多いのかもしれませんね。

さらに、ハンカチを贈られた側の人は「あまり考えて選んでくれなかったのかな」と感じる方も一部いらっしゃるようです。

現代では昔と違い、ハンカチはちょっとした贈り物の定番にもなりつつありますから、そう感じる方が一定数いてもおかしくないのかもしれませんね。

贈ってダメなハンカチの色は？

白色のハンカチはNG

日本ではお葬式でご遺体の顔に白い布をかける習慣があります。

ですから白いハンカチは縁起が悪いと感じる方もいらっしゃいますので、プレゼントに贈るのだとしても「白色」だけは避けておいた方が無難でしょう。

しかし、縁にレースをあしらったものや刺繍が施されているものなど、明らかに葬儀を連想させないものは問題はありません。

海外でハンカチの贈り物はＮＧ？

中国

中国でハンカチのプレゼントは日本同様で「関係を断つ」という意味を持ちます。

中国は礼儀や伝統を重んじるべきところには厳粛で敏感な方も多いため、特に年配者へのハンカチの贈り物は避けた方が無難でしょう。

台湾

台湾では葬式などの香典返しにハンカチやタオルが扱われることが多いことから縁起も悪く、ハンカチはプレゼントに適していないと言えるでしょう。

「別れ」を連想させるため、悲しいイメージのある贈り物になってしまうのです。

韓国

韓国においてもハンカチは「別れ」を連想させ、「涙を拭くためのもの」というイメージが強いようです。

ですのでハンカチは避けた方が無難でしょう。

フランス

他国と同様に、「涙を拭くもの」「涙を流す前触れとなるもの」「別れ」を連想させるため、縁起が悪いとされています。

イタリア

イタリアもハンカチのプレゼントは好ましくない印象があるようです。

「涙を拭くもの」などの理由から他国と同様に良くないと考えられています。

アメリカ

なんと現代のアメリカでは、ハンカチを売っていないところが多くあります。

アメリカは洗面所にもペーパータオルが設置されていたり、エアードライヤーがあるので使う場面がないとのこと。

アメリカ人にハンカチをプレゼントする場合は、用途を知らない人もいるので説明が必要かもしれません。

ただ、注意したいところは「ロゴ」や「会社の名前」が入っているものは避けることです。

営業のためだと勘違いされる可能性があるからです。

どんな時、どんなハンカチならプレゼントに適しているの？

信頼関係のある相手に贈る時

友人など関係性が深く、気遣いのいらない相手であればハンカチは贈っても問題のない相手です。

誕生日のサブプレゼントやちょっとしたお礼、プチギフトとしてハンカチは便利な贈り物です。

もらった相手が気を遣うことのないようなハンカチを選ぶように心がけましょう。

先輩・同僚の異動や退職の時

フォーマルな場でハンカチをプレゼントに選ぶのであれば、やはり昔からのいわれである「別れの場」に贈るように心がけましょう。

シンプルで上品なデザイン、ブランドものなどのハンカチが適しています。

さらにタオルには「糸と糸が縁を繋ぐ」という意味もあることから、別れと縁起を担ぐという２つの意味で、タオルハンカチも良いかもしれませんね。

ホワイトデーやバレンタインデー

中世ヨーロッパでは恋人同士がハンカチを贈りあったというお話があります。

ですから、もし恋人に贈るのであればその人に似合いそうで好みそうな特別感あるハンカチを選ぶようにしましょう。

まとめ

ハンカチを贈るのは、「別れ」や「関係を断つ」という意味と掛けられて、昔から好ましくないと言われる歴史があります。

海外でも同じように、ハンカチは贈り物として適していないとしている国は多いようでした。

しかし現代の日本では、ハンカチのプレゼントは手頃で便利な贈り物として定番のものへと変化しています。

だからこそ一方で日常使いをするものであるが故、ハンカチのプレゼントはセンシティブな意味として、マイナスに捉えられることもあるということがわかりました。

ハンカチのプレゼントは、機会や相手との関係性によって上手に活用したいものですね。