※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
せっかく就活をして新卒で入った会社だけど辞めたい!そんな風に思っている人は意外と多いものです。
とくに実はブラック企業だった場合はなおさら。
でも新卒ですぐ辞めるのってどうなの?と悩みますよね。
今回は新卒4ヶ月で退職をされたYさん(33歳/金融業)の体験談をご紹介します。
新卒3ヶ月目で退職を決意
新卒で就職した教育業界の企業(小中高生対象の学習塾です)を、4ヶ月で辞めました。
理由は、すべてが絵に描いたようなブラック企業だったこと。
まず、説明会の時に聞いていた就業時間は13:00〜22:00でしたが、実際は9:00〜0:00が当たり前な超時間労働でした。
早い時は朝6時ごろから出社することも。
そして何と、早出代も残業代もゼロ。
「先輩たちは皆そうしているからね」と予定就業時間どおりで勤怠記録をつけるよう言われ、早出残業を1分でも記録することは許されませんでした。
そんな労働環境でも仕事が楽しかったり人間関係が良ければまだもう少し続けられたかもしれません。
ですが、仕事はとてもつらく(入社数日で責任あるポジションに置かれ、何か失態があれば全社員の前で糾弾されるなど)、人間関係も非常にブラックで先輩は皆冷たく上司は何かあるとネチネチと責めてくる人ばかりでした。
あっという間に心を病んでしまい、入社3ヶ月で直属の上司に退職を申し出ましたが、数人がかりで引き止めにあい受け入れてもらえず、そのままずるずると日が経過してゆきました。
引き止めにあうも父親が会社に電話
心も体も限界で欠勤が続き、引きこもっていた時、実家の両親が駆けつけてくれました。
仕事がつらいことを告げると二つ返事で受け入れ労ってくれて、恥ずかしいことですが、私の憔悴ぶりを見て会社に対して怒り心頭した父がその場で会社に電話し、退職させる旨を伝えてくれました。
就活を頑張って新卒で入社した企業をすぐに退職することになってしまったことは人生の汚点ですが、退職したこと自体を後悔した事はありません。
むしろあのまま頑張った続けていたら、精神的に再起不能なほどダメージを受け、今の私はないと思います。
早く辞めたことが功を奏してか、メンタルはすぐに回復し、退職後一週間で再就職活動をできる程度には元気になりました。
再就職面接では辞めた理由を聞かれたが・・
再就職面接の時は、前職を短期間で退職したことが気になるようで理由を聞かれることは何度かありましたが、
事実(就業環境がブラックだったこと)をありのままに伝えると理解していただけることがほとんどでした。
就職してから退職までがあまりに短期間だったため、貯金もできておらず失業保険の給付対象にも入っていなくて経済的にはとても苦労しました。
親からの経済支援はなかったので、いくつかの仕事やバイトを掛け持ちして何とか厳しい期間を切り抜けました。
大変でしたが、ブラック企業で仕事をしている時ほど心が苦しいことは一度もありませんでした。
退職を検討している人へ
自分には合わない、このままでは取り返しのつかないぐらい壊れてしまう、と早々に判断して自分のために見切りをつける判断をできたことを、本当によかったと今でも思っています。
人生は、自分次第で何とでもなります。挫折しても、再起できる道はいくらでも存在します。
何よりも大切なのは自分の心と体を健康に保つことだと思います。
仕事がどうしてもつらいのに入社後間もないことを理由に退職を躊躇している人がいたら、未来の自分が健康でいられると思う選択をしてください。