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「批判」という言葉は、日常やニュース、ビジネスシーンなど様々な場面でよく使われる言葉です。
「批判」とか「批判する」という言葉は、どのような意味で使われているのでしょうか。
「批評」や「非難」など、似た言葉との違いもあわせて調べてみました。
今回は、「批判」の意味と使い方!「批評」「非難」との違いは?|類義語・対義語についてご説明いたします!
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「批判」の意味
「批判」は「物事を検討して判定・評価すること」「良し悪し、可否について論ずること」という意味です。
「ひはん」と読みます。
「批」は「ただす、是非を決める」という意味がある漢字です。
「判」は「見分ける」「はっきりさせる」などの意味があります。
「批判」は物事の良いところ、悪いところを見極めて、そのことについて筋道を立てて述べることです。
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「批判」の使い方
「批判」は「物事を検討して判定・評価すること」「人の言動や仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきだと論じること」という意味で使います。
「批判する」というのは、物事の良し悪しを見極めて論ずるということなのですが、現在では一般的には否定的な意味で用いられます。
人の欠点やある物事の誤りやよくないところを指摘して、それを正すべきだという論を述べることを「批判」と言います。
- 批判する
- 批判的(否定的に批判する態度)
- 批判を受ける
などの使い方をします。
「批判」する対象は、人の言動や企業、政府、いろいろな物事全般ですので、幅広く様々な場面で使われる言葉です。
「批評」「非難」との違いは?
「批判」に似た言葉の「批評」や「非難」との違いは次のようになります。
「批評」との違い
「批判」と「批評」はとてもよく似ています。
「批判」は物事に対し、良し悪しなどの判定をします。
「批評」の方は判定という意味はなく、物事に対して考えて評価を述べるということです。
また、「批判」の方が「誤りや欠点を正すべきだとして論じる」という否定的な意味で使われることが多い点も違いです。
>>「批評」の意味と使い方!「批判」「評論」との違いは?|類義語・対義語・例文
「非難」との違い
「批判」と「批難」も、どちらもネガティブな文脈で使われることが多く似ていますね。
「批判」は「物事に検討を加えて、判定や評価を下す」ということです。
「非難」は「他人の欠点や過ちを指摘して責めること」です。
おなじように人の欠点などを述べるときでも、「批判」の方がアドバイスをする意、「非難」は責める意があります。
「批判」と、先ほどの「批評」には人を責めるという意味はありませんが、「非難」には「人を責める」という意味がある点が大きく違っているのです。
>>「非難」の意味と使い方!「批難」「批判」との違いは?|類義語・例文
「批判」の例文
- 今回の事件について、警察の対応を批判する。
- 政府の方針に野党から批判の声が上がる。
- よくできたと思った仕事だが、上司から批判されて誤りに気づいた。
- 日常の些細な事柄についても深く考えることで、批判的思考力が身に付く。
- 批判的な声にも耳を傾けることで人は成長できる。
- 彼はいつも批判的な態度で物事に接している。
「批判」の類義語
「批判」の類義語には次のようなものがあります。
- 批評(物事の是非や善悪などを指摘して自分の評価を述べること)
- 批難(他人の過ちなどを責め咎めること)
- 指摘(大切なことや注意しなければならないことを具体的に取り上げて指し示すこと)
- 判断(ある事柄について考えをまとめて定めること)
- 判定(見分けて決定すること)
- 反論(相手の論に反対の意見を述べること)
「批判」の対義語
「批判」の対義語には次のようなものがあります。
- 賛同(他人の意見に賛成し同意すること)
- 擁護(庇い守ること)
- 同情(人の気持ちや境遇を親身になって思いやること)
- 迎合(自分の考えを曲げて他人の木にいるように調子を合わせること)
- 弁護(その人の利益になるよう主張して助けること)
まとめ
「批判」は「物事を検討して判定・評価すること」「良し悪し、可否について論ずること」という意味です。
「批評」や「批難」と似ていますが、物事に判定や判断を下すのが「批判」、評価を述べるのが「批評」、他人の欠点や過ちを責めるのが「非難」という違いがあります。
また、「批判」は現代では主に「欠点や過ちを指摘して論ずる」という否定的な意味で使われることが多いので、使い方には注意が必要です。
日常やビジネス、ニュースなどあらゆる場面で頻繁に使われる言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!