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言葉の意味と使い方

「非公式」の意味と使い方!「非公認」「公式」との違いは?|例文

「非公式」の意味と使い方!「非公認」「公式」との違いは?|例文v

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「外相が○○国を非公式に訪問した」

「アイドルの非公式グッズ」

このようないろいろな場面で使われる「非公式」という言葉があります。

「非公式」とはどのような場合について使うのでしょうか。

また、「非公認」も似たような使い方をしますよね。

ぜひ確認しておきましょう。

今回は、「非公式」の意味と使い方!「非公認」「公式」との違いは?|例文についてご説明いたします!

「非公式」の意味

「非公式」は「公式ではないこと。表向きでないこと」という意味です。

「ひこうしき」と読みます。

「公式」を「非」で打ち消していますので、「公式ではない」という意味になります。

「公式」は「私的ではなくおおやけに行うこと」「企業や団体などが正式に認めること」という意味です。

「非公式」は公式に発表されたものではない、公の場で認められた形式ではないということを表します。

「非公式」の使い方

「非公式」は「公式ではない」「表向きでない」という意味で使います。

  • 非公式の
  • 非公式な
  • 非公式に○○する
  • 非公式○○

といった使い方をします。

「非公式に訪問する」なら、国や企業、団体などに所属する立場として訪問するのではなく、個人的に訪問するということです。

芸能人の「非公式グッズ」であれば、事務所が認めていないグッズということになります。

事務所がOKしてCD店やグッズ専門店、コンサート会場内などで売られているのが「公式グッズ」ですが、そうではない露店で売られているような事務所を通していないグッズが「非公式グッズ」です。

「非公式」は「公的な立場ではなく個人的にする」「公的に認められたものではなく私的なもの」といったものごとについて使います。

「非公認」「公式」との違いは?

「非公認」との違い

  • 「非公式」は「公に発表されていない」
  • 「非公認」は「公に認められていない」

「非公式」と「非公認」は非常に似ていますが、このような違いになります。

「非公式」は「表向きのやり方ではない」「おおやけに発表されたものではない」ということです。

「非公式に参加する」とか「非公式の話し合い」といったように、行事や場所への参加や訪問などに使うことも多いです。

また、「公式のやり方で作られたものではない」という意味でいわゆるニセモノのようなものについても使います。

一方「非公認」は字の通り「認められていない」ということを表します。

許可を得ていない商品や許可を得ていないキャラクターなどに使います。

具体例としては、「ふなっしー」は船橋市の「非公認キャラクター」であるというのが有名です(笑)。

船橋市が「わが市のキャラクターとして認めていない」ということで「非公認キャラクター」となっています。

ちなみに「くまモン」は熊本県「公認」のキャラクターです。

「公式」との違い

「非公式」と「公式」は逆の意味の言葉です。

「公式」は「おおやけに決められた形式にのっとって行う」「個人的でなく公的に行う」といった意味です。

「公式な文書」ならばおおやけに決められた形式で作成する文書ですし、団体公認で設置される「公式ファンクラブ」などの使い方もします。

公的でなく私的なのが「非公式」、私的ではなくおおやけなのが「公式」ですので混同しないように気をつけましょう。

「非公式」の例文

  1. 首相同士の非公式な会談の内容がメディアに流出した。
  2. 大臣がロシアを非公式に訪問した。
  3. 芸能人の非公式グッズを購入するのはやめよう。
  4. アニメの非公式グッズを自分で使うために作るだけなら罪には問われない。
  5. 業務連絡以外の非公式なコミュニケーションによって人間関係が円滑になり、その結果仕事も進めやすくなるものだ。

「非公式」の類義語

「非公式」の類義語には次のようなものがあります。

  • 私的(個人に関すること。おおやけでないさま)
  • 個人的(その人だけの立場によるさま)
  • 内輪(他人や部外者を交えない範囲)
  • 略式(正式の手続きを一部省略して簡単にしたやり方)
  • プライベート(個人的。私的)
  • インフォーマル(公式でないさま。形式ばらないさま)

「非公式」の対義語

「非公式」の対義語には次のようなものがあります。

  • 公式(おおやけに決められた形式。企業や団体などが正式に認めること)
  • オフィシャル(公的。公認。公式)

まとめ

「非公式」は「公式ではないこと。表向きでないこと」という意味です。

「公式」はおおやけに決められた形式で行うことや、企業や団代に認められたものについて使います。

その反対が「非公式」なので、私的な立場で行うことや公的に認められていないやり方で行うことを指して使います。

「非公認」はおおやけに「認められていない」ことですが、「非公式」はおおやけの「形式ではない」ということを表す言葉になります。

いずれも知っておくとニュースがわかりやすくなったり、著作権や肖像権について理解したりと役に立つ言葉です。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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