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「日の目を見る」の意味と使い方!「日の目を浴びる」は間違い?|例文

「日の目を見る」の意味と使い方!「日の目を浴びる」は間違い?|例文

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「ついに日の目を見る時がきた」

「やっと日の目を見た」

このように使われている「日の目を見る」という言葉があります。

「日の目を見る」とは具体的に何がどうなることを表すのでしょうか。

今回は、「日の目を見る」の意味と使い方!「日の目を浴びる」は間違い?|例文についてご説明いたします!

関連 「脚光を浴びる」の意味と使い方!悪い意味でも使う?「一躍脚光を浴びる」とは|例文

「日の目を見る」の意味

「日の目を見る」は「それまで埋もれていたものが世間に知られる」という意味です。

「ひのめをみる」と読みます。

今まで長い間世に知られていなかったものが世間で注目・評価されるようになる。

これまで不遇だった人が世に認められるようになる。

このようなことを表します。

「日の目を見る」の語源

日の光

「日の目」は「日の光」ということです。

日光がさして、暗かったところが明るく照らされるようになる。

そのような様子を、それまで暗いところにいるように注目されなかったものや人が人目にふれるようになることの例えとして「日の目を見る」というようになりました。

「陽の目を見る」は間違い!

なお、「陽の目を見る」と書く人もいますが、正しくは「日の目」です。

「日」も「陽」も太陽のことを表す点では同じですが、「日」は太陽そのもの、「陽」は太陽そのものよりもその恵みや輝きといった意味を強調します。

どちらでも意味は通じますから、実際には「陽の目を見る」もよく使われてはいます。

ですが、慣用句として「日の目を見る」という言葉があるわけですので、正しく覚えておくと良いでしょう。

「日の目を見る」の使い方

デビューした女性歌手

「日の目を見る」は、それまで世に埋もれていたものや人が広く知られるようになったり評価されるようになったりすることを指して使います。

  • 長い間あまり知られていなかった小説や映画などが何かのきっかけで有名になる
  • 売れない下積み時代が長かった俳優や芸人などがブレイクする
  • 人に知られることなくコツコツ研究開発していたものがいよいよ世に出る

などのときによく使われます。

今まで知られていなかったもの、こと、人が世間一般に知られるようになるということで、日常でもビジネスシーンやニュースでも、いろいろな文脈で用いられています。

  • ようやく日の目を見る
  • 日の目を見るようになる
  • 日の目を見ることがない

などの使い方をします。

「日の目を浴びる」は間違い?

「日の目を浴びる」という言葉も、「日の目を見る」と同じような感じで使われていることがあります。

ところが、この「日の目を浴びる」は間違いです。

「日の目を見る」が正しい言葉で、「日の目を浴びる」はそれを間違ってしまった形なんです。

「日の目」は日の光、日光のことなので、太陽の光を浴びるというイメージから「日の目を浴びる」としてしまうのではないでしょうか。

また、注目の的になるという意味の「脚光を浴びる」と混ざってしまっているということも考えられます。

いずれにせよ、「日の目」は「浴びる」ではなく「見る」が正しいということです。

ただし、「日の目を浴びる」もかなり一般的に使われるようになっていて、ネット記事などでは使われていることもあります。

「日の目を見る」の例文

  1. 何十年もの地道な研究の成果がついに日の目を見る時がやってきた。
  2. 彼はついにメジャーデビューすることになり、日の目を見ることになった。
  3. やっと月刊誌の連載が決まり、漫画家として日の目を見ることができる。
  4. 使い方がわからずずっとしまいこんでいた一眼レフカメラがやっと日の目を見ることになりそうだ。
  5. 彼は日の目を見ないままこの世を去った。
  6. 彼女の初監督作品は日の目を見ないままに終わった。

「日の目を見る」の言い換え表現

「日の目を見る」の言い換え表現には次のようなものがあります。

  • 表舞台に出る(物事が大勢の人々に関心を持たれる)
  • 脚光を浴びる(広く世間から注目される)
  • 芽が出る(幸運が巡ってきて成功の糸口が開ける)
  • 実を結ぶ(成果が現れる)
  • 注目される(大勢の人に関心を持たれている)
  • 耳目を集める(多くの人の注意を引きつける)
  • スポットライトが当たる(多くの人の注目を集める)

「日の目を見る」の対義語

  • 徒労に帰す(骨折ってきたことが無駄に終わる)
  • 骨折り損のくたびれもうけ(苦労したのに全く成果があがらないこと)
  • 芽が出ない(注目され成功する機会がやってこない)
  • 不遇(才能にふさわしい地位や境遇を得ていないこと)

まとめ

「日の目を見る」は「それまで埋もれていたものが世間に知られる」という意味です。

「日の目を浴びる」とされることもありますが、正しくは「日の目を見る」です。

今まで人に知られていなかったものが広く世間の注目を集める、今まで世に出ていなかった人が脚光を浴びる、そういったことを表して使う言葉です。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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