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入社や昇進、異動の際に「抱負」を述べる、ということがありますね。
あるいはお正月に「抱負」を述べるとか、政治家やスポーツ選手、芸能人などが取材に答えて「抱負」を述べるということもあります。
この「抱負」、一体どのようなものなのでしょうか。
「今年の抱負は?」などと聞かれることもあるかもしれません。
ぜひ確認しておきましょう。
今回は、「抱負」の意味とは?語源や「目標」との違いを解説! についてご説明いたします!
「抱負」の意味
「抱負」は「心の中に持っている決意や志望」という意味です。
「ほうふ」と読みます。
心の中で、「○○するぞ!」とか「○○になりたい!」などと計画や決意を持っています。
その決意や志望のことを「抱負」と言うのですね。
心に抱いている強い意志や希望を表す言葉ですから、いい意味の言葉と言えるでしょう。
- ダイエットのため、毎日ジョギングをする
- 営業成績を上げるためセミナーに通う
- マイホームを買うためお金を貯める
- 資格取得のため毎日1時間テキストを読んで勉強する
など、「○○になれるよう、××する」というように、心に抱いている計画のことを「抱負」と言うのです。
>>「抱負」の書き方と例文一覧!(仕事・学生・新入社員・転職・昇進・今年の抱負)
「抱負」の語源
「抱負」は、心の中に抱いている決意や計画などを指しますね。
ですが、漢字は「抱」と「負」です。
「抱」は「抱える」や「抱く」ですから分かりますが、「負ける」というネガティブな意味の文字を使うのが不思議な感じがしますね。
ですが、この「負」は「負け」ではなくて、「負う」、「おう。受ける。たよる」といった意味です。
「抱負」は「負けを抱く」ではないんです。
「抱」は「心にいだく」意、「負」は「頼む。頼りにする」意ということです。
「抱負」は「心に頼みとすることを思う」ということから「心の中に抱く考えや決意」という意味になったのです。
「抱負」の使い方
「抱負」は、心に抱く決意や計画という意味で使います。
多くは新年に「今年の抱負」を述べたり、入社や異動したときに自己紹介とともに「抱負」を述べたりという風に、新たな節目の時に「抱負」を述べることが多いです。
- 抱負を語る
- 抱負を述べる
- 今年の抱負は……
などの使い方をします。
【例文】
- 元旦には家族が集まり、新年の挨拶をし、今年の抱負を述べるのが決まりだ。
- 入社式で新入社員が抱負を述べる。
- 新年会で社長が抱負を語った。
- 忘年会で来年の抱負を語る。
- 知事は2022年の抱負を尋ねられ、次のように答えた。
「目標」との違い
「抱負」は、心に思う決意や意志を指します。
同じように使う言葉が「目標」です。
こちらも、心に決めた「こうしたい!」「こうなりたい!」などのことを言いますよね。
どちらも希望に満ちたいい言葉ですし、とても似ていますが、その違いは
- 「抱負」は心にある計画
- 「目標」は成し遂げたいゴール
という点です。
「抱負」は、心の中で思っている決意ですから、「今年はこうしたい」などの決意・志望のことです。
>>「抱負」の書き方と例文一覧!(仕事・学生・新入社員・転職・昇進・今年の抱負)
「目標」の方は、目指す到達点のことです。
「目標」は具体的に到達を目指すことがらのことですので、「目標達成」とか「月の売り上げ○○円を目標とする」といった使い方をするのです。
- 「抱負」は心の中にある決意や計画
- 「目標」は成し遂げたい到達点
という違いであるということです。
「抱負」の類義語
「抱負」の類義語には次のようなものがあります。
- 目標(行動を進めるにあたっての実現・達成を目指す水準)
- 目的(実現しようとしてめざす事柄)
- 志(こうしようと心に決めたこと)
- 決意(重大な事柄について、自分の考えをはっきり決めること)
- 野望(身の程を知らない大それた野心)
- 願望(願ってその実現を望むこと)
- 野心(密かに抱く大きな望み)
- 大志(遠大な志望。大きなこころざし)
まとめ
「抱負」は心に抱いている決意や志望ということでした。
物事を達成したい、こうなりたいなど、自分の理想に近づくために計画したり決意したりすることですね。
新年や入社時など、気持ちを引き締めて頑張るぞというときにぜひ「抱負」について考えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございました!