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百人一首をテーマとした映画も大ヒットし、百人一首自体は知っている方も多いと思います。
ですが百人一首の日という記念日がある事を知っているという方は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は百人一首の日について由来といった基本的な事から詳しくご説明いたします。
目次
百人一首の日はいつ?
毎年5月27日が百人一首の日として制定されています。
2024年は5月27日(月)となっています。
百人一首の日の由来
1235年の5月27日、有名な歌人である藤原定家によって小倉百人一首が作られた事にちなみ、この日が百人一首の日として制定されました。
百人一首と小倉百人一首の違い
百人一首とは歌人100人が作った和歌を1人の歌人につき1首選び、100首集めた物を指します。
「後撰百人一首」「源氏百人一首」といった種類がありますが、一般的に百人一首として広まり競技としても使われているのは「小倉百人一首」です。
公家であり歌人でもあった藤原定家が小倉山に構えた山荘で100首を選んだことから「小倉百人一種」という名前が定着したと言われているんですよ。
百人一首雑学豆知識
百人一首はベストアルバム?
当時の世界観や時勢、恋愛観などを見ることが出来る和歌。
そんな和歌を100首集めた歌集はまさに現代のベストアルバムに似ていると言えるのではないでしょうか。
百人一首の並び順は「時代順」となっており、時代の移り変わりとともに変わっていく人の心の変貌も楽しむことが出来ます。
また選び手である定家はなぜ数ある和歌の中からこの和歌を選んだのだろう、と定家の目線で和歌を楽しむのも一つの楽しみ方ですね。
小野小町が後ろ姿で描かれている理由
百人一首の中で後ろ姿を描かれることが多い小野小町。
当時絶世の美女と称されたにも関わらずその美貌はなぜ描かれていないのでしょうか?
実は昔の百人一首にはしっかりとその顔が描かれていたそうですが、庶民へと百人一首が広まるにつれて、「女性の嫉妬心」により後ろ向きに描かれるようになったんだとか。
百人一首で一番有名な和歌
それは和歌番号17番である「ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは」という和歌です。
あの「ちはやふる」という漫画タイトルの元にもなったのでどこか聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか。
この和歌は「神々の時代、不思議な事は数多くあるが、落葉した紅葉の色に染まった墨田川の美しさほど不思議で美しいものはなかったに違いない」という意味が込められています。
小倉百人一首の中で一番多いのは「恋の歌」
四季折々の和歌が集められた小倉百人一首。
その中で一番多いのが43人もの歌人が詠んだ「恋の歌」です。
いつの時代も恋愛は絶好のテーマとなる事がこの事からもわかりますね。