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日本人にとって「インドでのビジネスマナーは?」と聞かれても、あまり馴染み深くないので分からないことの方が多いですよね。
インドに出張の予定がある、インドへ赴任する予定のある方は是非インドでのビジネスマナーはチェックしておきたいところです。
今回は、インドのニューデリー本社で半年ほど開発エンジニアの仕事を担当していたというTさんにインドでのビジネスマナーについてお話を伺いました。
インドと日本のビジネスマナーの違い、日本人がやりがちなNGマナーについて
インドで仕事をしていた際のビジネスでとても特徴的なのは、人間関係を重視するウェットな社会であることです。
打ち合わせも日本では電話やメールで必ずアポイントを取ってから商談などに行きますが、電話やメールだけではなく顔を合わせて話すことがビジネスとしてのマナーとなっています。
特に午前中の打ち合わせが13時くらいの昼食の時間に食い込むと、打ち合わせ相手から「是非一緒に食べてください」とオファーがあることが多いです。
打ち合わせ時には日本ではお茶が出てきますが、インドでは砂糖とミルクがたっぷり入ったチャイとお茶菓子が出てくることが一般的となっているため、
甘いものが苦手な人からするとインドでの商談は難しいと考えられます。
日本でもこの点に関してはあり得るかもしれませんが、お昼ご飯時に商談先で一緒にご飯を頂くことは私の会社では珍しいものだったので、これはインドならではのおもてなしなのではないかと思います。
初対面での手土産はNG!
NGマナーとしては初対面の人に(ビジネスでの接待も含め)手土産を用意するのが日本では一般的なビジネスマナーとされますが、
インドでは行為の表現とされているため初回でのあいさつで持っていくのはタブーとされています。
スケジュールはあくまで目安
インドの人からしてはスケジュールはあくまでも目安でしかないので期日通りに計画が進むことはまずありえません。
○月○日の何時に打ち合わせをしようとして取引先と約束しているとしても、一応来ることは来ますが日本のように5分前集合などということはまずないです。
これをみて日本は時間にきっちりしている国だと思い改めて日本人であることに誇りを持ちました。
普段の生活でも電車なら数時間、飛行機なら30分以内遅れであればお客様からみても問題ない状態で、家のエアコンの工事であれば「明日行く」と言われたら「明日以降行く」と解釈するするくらい時間にルーズなところもインドならではです。
ルーズなところも多い
また経理関連の件では、取引先の代金支払いが遅れている時、当方から何かあったか確認のため電話を入れてみると
「請求書が届いてないため振り込みができない」と言われたので再送すると
「請求書は届いたが紙にお茶をこぼしてしまったためもう一度送ってほしい」と言われ再度送ると、
またふざけているのかと思うような電話のやり取りが延々と続く電話を何度か社内で聞き、私と同じく日本支社からインドの方にきた日本人はもううんざりしている様子をよく見せてました。
日本ではいくらお客様であっても相手に失礼のないようにと振込は一度きりで済ませる方が多かったですが(あくまで私の勤めている日本支社でのお客様の対応がよかっただけかもしれませんが)
インドは本当にルーズなところが多いので、これもインド式のビジネスマナーなんだろうと割り切っていました。
インドではせっかちな人が多い!
その一方でインドの人はせっかちな人が多いので自分が仕事をする側なら別に何ともないようですが、顧客側に立つとスピーディーな対応を求められます。
またインドでの生活をしていると事前の連絡なく自宅を訪問することもありました。
日本では相手が自分が相手に会いたい日に予定が入っているかもしてないので事前連絡をするのは当たり前な話ですが、ここもインドならではでルーズな考えがあるのではと思いました。