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私は、10年間国内の大手航空会社に勤め、客室乗務員として働いてきました。
最初2年間は国内線、その後退職するまでは約8年間、国際線のフライトを主に担当していました。
この長い期間で世界中の様々な国に訪れました。その中でも2〜3ヶ月に1度はインドのデリーにフライトで行っていました。
インドは特別様々な決まりや宗教があり、フライトに行く前はいつも勉強をしていました。
そんな特別な国だからこそ、退職した今でも鮮明に記憶に残っています。
インドでのマナーや常識についてお話したいと思います。
これからインドで仕事をする人、インド人と仕事で関わることがある方は参考にしてみてください。
インドのビジネスマナーと常識4選
長くインド線のフライトをしてきた中で学んだマナー、常識についてお話ししていこうと思います。
日本人には信じられない、インド人にとっての当たり前が多くあると思います。
1、物を拾わない
例えば、日本人は誰かが落としてしまったものでも、自分の近くに落ちてきたり、相手が取りづらそうにしていると代わりに拾ってあげる事が良くあると思います。
それは知り合いだけでなく、他人にも当たり前に行ったりします。
しかしインドではこれを行なってはいけません。
物を拾う=目下の存在になってしまうからです。
代わりに拾ってあげると、奴隷のように扱われるので、あくまでも自分で拾わせます。
2、はい、いいえの首の振り方
日本人は、はいのときは首を縦に振ります。
いいえの時は首を横に振ります。
インドではこれが逆なのです。
何か質問をした時にYES!NO!の声を出さずに首だけを振ることがありますが、この時日本人の感覚だと勘違いしてしまいますので、注意が必要です。
例えば、飲み物はいりますか?→首を横にふる(欲しいということ)→提供する。という感じです。
3、左手で物を渡さない
「左手は不浄の手」と今でも言われています。
今でもティッシュが無いトイレでは左手を使うようです。
インド人の全員がそうではありませんが、やはり左手は汚い手という印象があるようです。
そのため、食事の提供や、物を渡す時には右手を主に使って行います。
日本人は丁寧な対応をするためには両手が必要です。
手添えしながら、食事や物を提供するほどです。
しかしこれらはインド人にとって、受け入れられないことの1つなのです。
失礼のない行動を取るためには覚えておく必要があると思います。
4、子供の頭を撫でない
「頭には神が宿る」とされているようです。
簡単に子供をいい子いい子と撫でると、失礼に当たってしまうのです。
日本だと可愛いねと撫でたり、触れたりしますが、この常識は当たり前ではないのです。
ターバンを染める?
最後は私自身驚き、未だに信じられない出来事の1つなのですが、フライト中に何度か起きたことです。
インド人のお客様がトイレを使用し、長時間なかなか出てこず、外から声をかけドアを開けたことがあります。
そうすると、トイレのシンクで頭につけるターバンを染めていたのです。
なぜこのタイミングで?と不思議に思ったのですが、この1回だけではなく良く起きることだったのです。
1人終われば、また違う方が染めにトイレに行く…宗教や習慣など色々と調べたのですが、これは何故だかいまだに分かりません。
先輩、上司にも伝えましたが、「昔からよくあること」と言われました。
まとめ
このように、日本人の感覚とはかけ離れてる事が多くある国です。
現在は裕福な家庭も増えてきているようですが、インドではまだ貧困の差も激しく、空港には物乞いの家族や子供であふれています。
日本人がビジネスで訪れると、お金を持っていると思われるので、お金や食べ物を要求されます。
行かれる際には注意が必要です。
よかったら参考にしてみてください。
産後までお読みいただきありがとうございました。