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「インベントリー」という言葉を聞いたことはありますか?
製造業や物流業、あらゆるビジネスにおいてサプライチェーンが多様化し「インベントリー」について言及する場面が増えてきていることと思います。
また、環境問題の分野などでも耳にする機会が増えてきましたね。
ここでは、その「インベントリー」という言葉について解説します。
目次
「インベントリー」の意味とは?
「インベントリー」とは英語の「inventory」で、日本語では「(商品や財産などの)リスト」、「目録」または「在庫」や「棚卸」を意味する言葉です。
在庫の管理はサプライチェーンの中でも重要な役割を担い、その企業への影響力はとても大きいものです。
在庫管理を最適化するということは複雑化するサプライチェーンの中で重要な要素と言えます。
>>「サプライチェーン」の意味とは?バリューチェーンとの違いやサプライチェーンマネージメントについて|英語例文
「ストック」との違いとは?
「ストック」とは、英語の「stock」で日本語では「在庫」という意味の言葉です。
「インベントリー」と同じような意味ですが、一般的に、「インベントリー」は資材、材料、仕掛品なども全て含めた在庫で「ストック」は、完成品などに限った製品の在庫を意味します。
また「インベントリー」は漠然とした「在庫」というニュアンスがあります。
例えば「こちらの在庫はいくつありますか?」と言いたいときには、一般的に「こちらのストックはいくつですか?」と言います。
この時に「インベントリー」は使いません。
逆に「在庫を確認してください」と言うときは「インベントリーを確認してください」と言い換えることが出来ます。
「インベストリー」の使い方
「インベントリー」とは、日本語で「目録」や「在庫」を意味する言葉でしたね。
ここでは、「インベントリー」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。
- インベントリーコントロール
- インベントリーチェック
- インベントリーリスト
などがあります。一つずつ、詳細を見てみましょう。
「インベントリーコントロール」とは
「インベントリーコントロール(inventory control)」とは日本語で「在庫管理」を意味します。
生産管理の目的で常に適切な在庫を持つということが企業の利益に大きく関わってきます。
足りなければ納期に影響し、多ければ倉庫の費用や維持費、売れ残りなど様々なリスクが増えるからです。
「インベントリーマネジメント」と呼ばれることもあります。
「インベントリーチェック」とは
「インベントリーチェック(inventory check)」で日本語では「在庫確認」という意味です。
社会のIT化が進んだことにより在庫確認をシステムで行える状況が増えてきたことは物流業や製造業の世界に大きな影響を与えていますね。
「インベントリーリスト」とは
「インベントリーリスト」とは、日本語で「在庫表」という意味です。
上記の通りもともと「インベントリー」だけでも「在庫リスト」や「目録」のような意味はありますが、複数の意味を持つ言葉であるため、「表」や「リスト」と明確に伝えるために「インベントリーリスト」と言います。
英語でネイティブはどのように使う?
「インベントリー」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。英語圏でも「inventory」として、そのままの意味で使うことが出来ます。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「inventory」の英語例文
Ex 1) The supplier told us that the part has been delivered last week. Please check the inventory.
(業者が言うには、製品は先週届いているようです。在庫を確認してください。)
Ex 2) Our warehouse does not have such capability to store 100 of the inventories.
(うちの倉庫は100個の在庫を持つようなキャパシティーはありません。)
Ex 3) I have double checked the actual inventory is aligned with the system.
(実際の在庫がシステム上と一致しているか再確認しました。)
まとめ
いかがでしょうか?
「インベントリー」と言う言葉は、上記で触れたような様々なビジネスシーンで頻繁に使われている言葉です。
最近では注目を集める環境問題も中でも「温室効果ガスインベントリー」などとして取り上げられたりと、ますます一般的な用語になってきました。
これらを通じて「インベントリー」という言葉の意味と、その使い方についての理解が深まれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。