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「異例の暑さが続きます」
「インフルエンザ異例の大流行」
「これは異例の事態です」
会話やニュースでよく見聞きするこの「異例」という言葉。
普通でない状態のことを表す言葉ですが、どのように使うのが適切なのでしょうか。
似た言葉「特例」との違いもあわせて調べてみました。
今回は、「異例」の意味と使い方!「異例の事態」とは?「特例」との違いも解説についてご説明いたします!
「異例」の意味
「異例」は「いつもの例と異なること。今までに例がないこと」という意味です。
「いれい」と読みます。
「異なる」「例」と書きますので漢字の意味そのままですね。
普通とは異なる例、いつもと違ったことになっている、という意味です。
または、これまでにこんなふうになったことがない、今までに例がないという意味でも使います。
「異例」の使い方
「異例」は、普通ではないこと、今までにないことについて使います。
- 異例だ
- 異例の○○
といった使い方をします。
例えば、天気予報でよく「異例の暑さが続く」などと表現されますが、これは「例年とは違ってこれまでにないような暑さが続いている」ということを表します。
ニュースでもよく使われる言葉です。
- 気候
- 企業の業績
- 感染症の流行
- 裁判の判決
などなど、数えきれませんがさまざまな文脈において「これまでにない」「いつもと違う」ということを表すのに広く使われる言葉です。
「異例」の例文
- 今年は11月にしては異例の暖かさで、各地で桜の返り咲きが見られた。
- この前の三連休には、九州から東北南部にかけて異例の夏日が続出した。
- 彼は異例の大抜擢で社長に就任した。
- 彼女は入社2年目にして異例の昇進を遂げた。
- インフルエンザがこの時期としては異例の大流行となっている。
- このアニメは大人に人気が高く、深夜の放送としては異例の高視聴率だ。
- 国王このような声明を出すことは極めて異例である。
「異例の事態」とは?
「異例の事態」は「ことの有り様や成り行きが普通と異なっている」「今までにない事態」という意味です。
「いれいのじたい」と読みます。
異常事態、特殊な事態、尋常でない事態、普通ではない事態……などと言い換えることもできます。
ニュースなどで非常によく使われる表現です。
国際情勢や経済などの原因で「異例の事態」が起こっている、などの文脈で用いられることが多いです。
「特例」との違い
「異例」と「特例」の違いは次のような点です。
- 「異例」は「前例のないこと」
- 「特例」は「特別扱いすること」
「異例」はいつもと違うことで、前例がなく初めてのことである、という意味です。
「特例」の方は前例があったかどうかには関係なく、それが特別扱いの例であるという意味です。
通例ではないこと、特別に例外として認めることを表します。
「特例」でもあり「異例」でもある、ということも往々にしてあるものです。
しかし、言葉の意味としてはこのように違っています。
- 「異例」は「普通ではない」「今までにない」
- 「特例」は「特別な例として認める」
「異例」の類義語
「異例」の類義語には次のようなものがあります。
- 例外(通例の原則に当てはまらないこと)
- 異常(普通またはいつもと違っていること)
- 特別(他との間にはっきりした区別があること)
- 不規則(規則的でないこと)
- 変則(普通の規則や方法にはずれていること)
- 途轍もない(途方もない、並はずれている)
- イレギュラー(不規則。変則)
「異例」の対義語
「異例」の対義語には次のようなものがあります。
- 通例(一般のならわし)
- 定例(いつもどおりのしきたり)
- 常例(いつものならわし)
まとめ
「異例」は「いつもの例と異なること。今までに例がないこと」という意味です。
いつもと違うことが起こった時、これまでにないような事態になった時に「異例の○○」などと使います。
ビジネスで、また世間のいろいろなことや国際情勢など、さまざまな話題でよく用いられる言葉なのでぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!