「惹起」の読み方と意味!類義語や言い換え表現は?【例文つき】

「反対運動を惹起した」

「批判を惹起する」

このような使い方をする、「惹起」という言葉があります。

自分では使ったことがない、あまり見聞きしたことがないという人もいるかもしれません。

「惹」という漢字も、あまり普段から使う字ではないですし、「惹起」と言われても読み方や意味がわからないということも多そうですね。

ですが、この「惹起」はニュースや新聞などではしばしば使われる言葉なんです。

ビジネスシーンでも使う機会もあるかもしれませんよ。

ぜひこの機会に「惹起」の意味、読み方、使い方など確認しておきましょう。

今回は、「惹起」の読み方と意味!類義語や言い換え表現は?【例文つき】についてご説明いたします!

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「惹起」の読み方と意味

「惹起」は「事件や問題などをひきおこすこと」という意味です。

「じゃっき」と読みます。

音が同じなので、車のタイヤ交換の時なんかに使う「ジャッキ」と、何か関係があるのではと思う人もいるようですが、特に関係ありません(笑)。

「惹」という字はあまり普段使わない漢字ですね。

「惹」は「ひく」とも読み、「ひく。まねく。ひきおこす。ひきつける」などの意味があります。

例えば異性などの魅力にひきつけられるという時も、「魅かれる」とも書きますが、「惹かれる」という字も使います。

他に「惹」を使った熟語には、例えば「惹句」があります。

これはいわゆるキャッチフレーズのことで、人の興味を引くような文句ということです。

このように、「ひきつける」「ひきおこす」という意味の「惹」と、「起こす」という字が合わさった「惹起」は、そのまま「ひきおこす」という意味になります。

「惹起」の使い方

「惹起」はその漢字からも、ひきおこすという意味であることはわかりますね。

ただし、「惹起」は原則として、「問題や事件をひきおこす」という意味で使います。

政治関係や、その他時事問題に関する話題の中で使われることが多い言葉です。

また、「事件を惹起」とか「戦争を惹起」、「犯罪を惹起」など、悪い意味で使うことがほとんどであるという点が特徴的です。

いいことが起こった時にはほぼ使わない言葉なので注意しましょう。

「惹起する」「惹起して」などの形で使われることがほとんどです。

【例文】

  1. 政治観の違いが今回の事件を惹起した。
  2. 抑圧的な支配が暴動を惹起した。
  3. 自分の発言がこのような諍いを惹起するとは思ってもみなかった。
  4. 腸内の悪玉菌により炎症が惹起される。

「惹起」の類義語や言い換え表現

「惹起」の類義語には次のようなものがあります。

  • 生じる
  • 産む
  • 生み出す
  • 誘発(あることが原因となって他のことを引き起こすこと)
  • 来す(結果としてある事柄、状態を生じさせる)
  • 招く(好ましくない事態を引き起こす)
  • 引き起こす
  • 誘起(誘って起こさせること)
  • 激発(激しい勢いで起こること。事件などが勃発すること)
  • 勃発(突然に発生すること)

いずれも何かを引き起こす、何かが生じるという意味の言葉ですね。

試しに前述の「惹起」の例文を言い換えてみましょう。

【言い換え表現の例文】

  1. 政治観の違いが今回の事件を引き起こした。
  2. 抑圧的な支配が暴動を誘発した。
  3. 自分の発言がこのような諍いを招くとは思ってもみなかった。
  4. 腸内の悪玉菌により炎症が生じる。

「惹起」の対義語

「惹起」のはっきりとした対義語というのは特にありません。

参考までに、概ね反対の意味を表す言葉をいくつか挙げてみましょう。

  • 終焉(命の終わり。比喩的にも用いる)
  • 終息(やむこと。終わること)
  • 頓挫(勢いが急に弱まること)
  • 退ける(後ろへ下がらせる。相手の要求などを受け入れない)
  • おさまる

何かが終わる、何かを受け入れないといった意味合いの言葉です。

まとめ

「惹起」は事件や問題など、あまりよくないことを引き起こすという意味の言葉でしたね。

仕事をしていく上で、実際に何かを「惹起」することは少ないかもしれません。

ですが、仕事の場でもその時々のニュースを話題にしたり、政治問題について話したりする機会はありそうですよね。

ぜひ「惹起」という言葉の使い方を身につけて、いろいろな話題に対する理解を深めて行きたいものですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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