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「県内では観光を中心にサービス業界が活況を呈している」
「本日の活況銘柄」
このような使い方で見聞きする「活況」という言葉があります。
子供のうちはまず使わない言葉ですね。
でも、大人になり社会人となると、仕事の上で、また新聞やニュースでも見聞きするようになると思います。
なんとなく「活」「況」という字面から意味は想像できそうですが、改めて正しい意味や使い方を確認しておきましょう。
今回は、「活況」の意味と使い方!「活況を呈する」とは?【類語・例文】についてご説明いたします!
「活況(かっきょう)」の意味
「活況」は「活気があり勢いづいた状況」という意味です。
「かっきょう」と読みます。
「活」は「生活」や「活発」の「活」で、「生きる」「生き生きしている、活発」という意味のある漢字です。
「況」は「状況」や「不況」などの「況」で、「様子、ありさま」という意味の漢字です。
「活」と「況」で「活発な様子」「生き生きしているありさま」という意味になりますから、文字通りの意味ですよね。
「活況」の使い方
「活況」は活気がある状況を表します。
主に、商売や株式市場など、経済活動が盛んになって活気があるという時に使われます。
「活況を呈する」「活況に沸く」「活況を見せる」などの使い方があります。
例文で確認しておきましょう。
「活況」の例文
- 駅前地区の開発で商業施設が増え、この街は活況を呈するようになった。
- 活況に沸く自動車市場に新たな新ブランドが加わった。
- 転職市場が過去最高の活況を見せている。
「活況を呈する」とは?
さて、上の例文でもあげましたが、「活況」は「活況を呈する」という形で使われることがよくあります。
「活況」を「呈する」とはどういうことなのでしょうか。
「呈する」は、「差し出す」「あらわす、示す」という意味です。
「活況を呈する」とは「活況をあらわす」「活況を示す」ということになります。
たいそう賑わって、活気があるさまを表します。
ビジネスシーンで使われる場合は、特に商売や株の取引などの経済活動が盛んで景気が良いさまという意味のことが多いです。
店が繁盛する、株価が跳ね上がる、大賑わいを見せる、売れ行きが良いといったさまを表します。
【例文】
- 米国の株式市場が活況を呈する。
- 半導体製造装置の分野が近年活況を呈している。
- 当面国内の輸入車市場は活況を呈することが間違い無いと思われる。
「活況」の類語
「活況」の類語には次のようなものがあります。
- 好況(社会の経済活動が活気を帯びている様子)
- 好景気(社会全体の経済活動が良好で金回りが良い。景気が良いこと)
- 景気の良い(経済活動が活気を帯びていること。活気があり威勢が良いこと)
- 活気に満ちた(多くの人で賑わいを感じるさま。意欲や意志が非常にさかんであるさま)
- 盛況(賑やかで盛んなありさま)
- 大盛り上がり(たくさんの人で賑わい大盛況であるさま)
商売や株式市場などの経済活動について「活況」であると言う場合は、「好況」「景気が良い」などと言い換えることができるでしょう。
「活況」の対義語
では「活況」の対義語はどうでしょうか。
- 不況
「活況」に対応する対義語は「不況」ということになります。
「不況」とは「経済が停滞している状態」のことです。
雇用や生産量が縮小する、賃金や利子率などが低い水準を続けるなど、いわゆる「景気が悪い」状態のことです。
これもビジネスシーンで、また普段からテレビや新聞でとてもよく見聞きする言葉ですよね。
「不況」と「活況」「好況」を対にして覚えておくと良いですね。
まとめ
「活況」は勢いがあり盛んなことでした。
景気がいい、売れ行きがいい、人気がある、などなど、経済活動において非常に活気のある様子を表します。
どんな業界であっても、「不況」よりも「活況」のほうがいいものですね。
とてもポジティブなイメージの言葉だと思います。
ぜひ仕事をしていく上で、「活況」という言葉も使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!