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日本語には似ているようで、異なった意味を持つ言葉が沢山ありますよね。
正しい意味や使い方を知らないまま、なんとなく使っている事も多いかもしれません。
今回、注目するのは「感服・脱帽・敬服」についてです。
どれも似たような意味を持っていますよね!
ですが、やはりそれぞれ異なった意味や、使い方があるんです。
また、この中には、目上の人には使わない方が良い言葉もあるんですよ!
誤って使ってしまわないようにしたいですよね!
今回は、「感服・脱帽・敬服」の意味や違いと使い方!目上の人に使ったらNG?についてご説明致します!
目次
「感服・脱帽・敬服」の意味
「感服・脱帽・敬服」の意味を見ていきます。
- 「感服(かんぷく)」は「 深く感心して、尊敬・尊重の気持ちを抱くこと 」などの意味があります。
- 「脱帽(だつぼう)」は、「(帽子をぬいで)敬意を表すこと。また、降参の意を表すこと」を意味します。
- 「敬服(けいふく)」は、「尊敬の念を抱いて従うこと。感心すること」を意味します。
「感服・脱帽・敬服」の違いと使い方
「感服・脱帽・敬服」の意味だけでは、違いがはっきりしませんね。
それぞれの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
「感服」は、その人の技術や行動に深く敬意を払うという意味があります。
対して「敬服」は、その人の性質や、振る舞いなどに感心して尊敬するという意味があります。
「脱帽」は、敬意を表するために帽子を脱ぐ事から、相手に対して「参りました」という気持ちを比喩しています。
「感服・脱帽・敬服」に共通する点は、すべて、相手に対して感心する気持ちを表現している点です。
しかし、「感服」「敬服」は、純粋に相手に対して感動を伝えているのに対し、「脱帽」は、相手が素晴らしいため、良い意味での「降参」「負けた」というニュアンスが含まれている事が分かります。
例文
- 若いのに活躍している野球選手のインタビューを聞き、感服した。
- 必ず成果につなげる営業マンの実力に感服した。
- 教授のご熱心な研究態度に、敬服いたしております。
- 先生の様々なご活躍に対し、敬服いたしております。
- 君の熱心さには、脱帽した。
- 彼の腕前に脱帽した。
「感服・脱帽・敬服」は目上の人に使ったらNG?
「感服・脱帽・敬服」は目上の人にも使って良い言葉なのでしょうか?
◯「敬服」は目上の人に使ってもOK
まず、「敬服」は目上の人に使っても、全く問題ありません。
「敬服」は、「敬」の字にも表れているように、分かりやすく相手を敬う意味が含まれています。
△「感服」は目上の人への使用に対して賛否両論
「感服」は、目上の人への使用に対し、賛否両論があります。
「敬服」と同じように、目上の人に使っても良いと言う意見と、目下に向けて使う言葉だから、目上に使うと失礼だという二つの意見です。
賛否が分かれているので、状況に応じて使う事も可能ですが、一応、目上の人に言う際には、「敬服」を使った方が無難だと言えるでしょう。
X「脱帽」は目上の人に使わないほうがよい
「脱帽」も、目上の人には使わない方が良いとされています。
「脱帽」は、降参して、自分より上であると認めた相手に対して、敬意を表わすという意味が含まれています。
目上の人に対して、「降参して、自分より上であると認める」と言うのは失礼ですし、違和感がありますよね。
たしかに、「脱帽した」と言うと、対等な関係か、目下の人に向けて使うというイメージがあります。
ですから、目上の人には使わないようにしましょう。
「感服・脱帽・敬服」と似た言葉で「感心」があります。
しかし、目上の人に対して「感心しました」は使ってはいけません。
これは、明らかに同等か、目下の人に使う言葉なので、目上の人に使うと失礼になってしまいます。
注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
日ごろ、何となく使っている言葉も、詳しく意味を調べてみると違いが分かってきますね。
特に、大人になって敬語を使う場面が増えると、知らないうちに失礼な言葉を話してしまう事もあるかも知れません。
相手に誤解されないように、 正しい日本語の意味を知って、適切な使い方が出来るようになりたいですね。
宜しければ参考にしてみてください。