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「霞始靆」という言葉は、見慣れない漢字が並んでいて、読み方が難しいですよね。

これは七十二候の一つで、春のはじめに霞がたなびき始める頃を表す季節の言葉です。

この記事では、「霞始靆」の意味や読み方、時期、漢字の意味や使い方をわかりやすく解説します。

「霞始靆」の意味と読み方

「霞始靆」とは、春になり、霞がたなびき始める頃という意味です。

「霞始靆」は、「かすみはじめてたなびく」と読みます。

「霞」は「かすみ」、「始」は「はじめて」、「靆」は「たなびく」と読みます。

春先になると、空気が少しずつ水分を含み、遠くの山や景色が白くぼんやりと見えることがあります。

このような春特有のかすんだ景色を「霞」といいます。

「たなびく」は、雲や霞などが横に長く引くように広がることを表します。

つまり「霞始靆」は、春の空に霞がゆるやかに広がり始める様子を表した言葉です。

表記 霞始靆
読み方 かすみはじめてたなびく
分類 七十二候・雨水の次候
時期 2月24日頃から2月28日頃

「霞」と「霧」「朧」の違い

「霞」は、気象学上の厳密な現象名というより、春の景色を表す季節の言葉として使われます。

似た言葉に「霧」や「朧」がありますが、使われる場面には少し違いがあります。

言葉 読み方 主な意味・使い方
霞 かすみ 春の日中、遠くの景色がぼんやり見える様子
霧 きり 細かな水滴が空気中に浮かび、視界が悪くなる現象
朧 おぼろ 春の夜、月や景色がぼんやりとかすむ様子

一般に、春の昼のかすみは「霞」、春の夜のぼんやりした景色は「朧」と表現されます。

「霞始靆」は、春の空や山の景色がやわらかくにじむような変化を表す言葉なのです。

「霞始靆」はいつの七十二候?

「霞始靆」は、二十四節気の「雨水(うすい)」に含まれる七十二候です。

雨水は、雪が雨に変わり、氷や雪が解け始める頃を表す節気です。

その中で「霞始靆」は次候にあたり、おおむね二月下旬、2月24日頃から2月28日頃にあたります。

雨水の七十二候 読み方 時期の目安
土脈潤起 つちのしょううるおいおこる 2月19日頃から2月23日頃
霞始靆 かすみはじめてたなびく 2月24日頃から2月28日頃
草木萌動 そうもくめばえいずる 2月29日頃から3月4日頃

土がうるおい、空に霞がたなびき、草木が芽吹いていくという流れの中で、「霞始靆」は春の空気の変化を表す候といえます。

「霞始靆」の由来

「霞始靆」は、七十二候に由来する季節の言葉です。

七十二候は、二十四節気をさらに三つに分け、約五日ごとの自然の変化を言葉にした暦です。

もともとは中国から伝わった考え方ですが、日本では日本の気候や風土に合わせた表現として受け継がれてきました。

日本の春は、気温が上がるにつれて空気が湿り、遠くの景色がやわらかくかすんで見えることがあります。

こうした風景は、和歌や俳句でも春らしさを表すものとして親しまれてきました。「霞始靆」は、まさにその春の空の変化をすくい取った言葉です。

「霞始靆」の使い方と例文

「霞始靆」は、日常会話で使うというより、季節の挨拶や文章表現で使うと美しい言葉です。

二月下旬の時候の表現として使うことができます。

場面 例文
季節の挨拶 霞始靆の候、春の気配が少しずつ感じられる頃となりました。
日記・随筆 遠くの山が白くかすみ、霞始靆という言葉がぴったりの朝でした。
季節の説明 霞始靆は、春霞がたなびき始める頃を表す七十二候です。

まとめ

「霞始靆」は、「かすみはじめてたなびく」と読み、春になって霞が空や山にたなびき始める頃を表す七十二候です。

二十四節気「雨水」の次候にあたり、時期は2月24日頃から2月28日頃です。冬の澄んだ空気から、春のやわらかく湿った空気へ変わっていく様子を表しています。

難しい漢字ですが、意味を知ると、春先のぼんやりとした空や遠くの山の景色を、より味わい深く感じられる言葉ですね。

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