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「結実」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
「結実さん」という人の名前ではなく(笑)、「努力が結実する」などの使い方をする言葉の方です。
「結実」は植物に関する言葉なのですが、「努力」などに関しても使われる言葉で、ビジネスシーンなどではこちらの方が主な意味となっています。
今まで「結実」を使ったことがないという人も、ぜひこの機会に「結実」の意味や使い方を理解しておきましょう。
今回は、「結実」の意味と使い方!「努力が結実する」とは?【類義語・例文つき】についてご説明いたします!
「結実」の意味
「結実」は「植物が実を結ぶこと」「努力した結果として、成果が得られること」という意味です。
「けつじつ」と読みます。
「結」は糸を固く結び合わせることを表す漢字で、「むすぶ」「実を結ぶ、まっとうする」「かまえる」などの意味があります。
「実」は「実」「みのる」「まこと」などの意味がありますね。
「結実」は「実を結ぶ」という文字の意味そのままに、元々の意味は「植物に実がなること」で、「りんごが結実する」などのように使います。
ですが、植物学や農業、家庭菜園などに関する話題以外であれば、普段使うのは二番目の方の意味です。
植物が実を結ぶことから転じてできた意味で、「結果として出来上がること。出来上がったもの」という意味になります。
「結実」の使い方
「結実」は植物が実を結ぶこと、あるいは努力した結果として成果が得られることという意味です。
果物の実がなることを言いたい場合は最初の意味で使いますが、一般的には努力して良い結果を出すという意味で使うことが多いです。
努力してよい成果が得られたということですから、当然いい意味の言葉ですね。
「○○が結実する」といった使い方をします。
例文で使い方を確認しましょう。
【例文】
- りんごが例年にないほどたわわに結実した。
- 彼女は地道な調査を重ね、論文に結実させた。
- 今までの鍛錬を結実させる時が来た。
- 彼は今、人生を無為に過ごすか結実させるかの分岐点に立っている。
「努力が結実する」とは?
「結実」はよく「努力が結実する」という形で使われます。
「努力が結実する」とは、それまでに行ってきた努力が結果につながり成果が得られるという意味になります。
いい意味で使う言葉ですね。
【例文】
- 彼女の長年の努力が結実した。
- この作品は彼の十年間の努力の結実だ。
- 努力が結実し、憧れのステージに立つことができた。
- 震災後の復興の努力が結実し、住まいの再建はおおむね終了した。
「結実」の類義語
「結実」の類義語には次のようなものがあります。
- 成果(成し遂げた結果)
- たまもの(よいことや試練などの結果与えられた成果)
- 効果(ある行為の、目的にかなった結果)
- 結晶(積み重ねられた努力などが一つの形をとってあらわれること)
- 産物(あることの結果として得られるもの)
- 収穫(あることから得た有益な結果)
- 所産(作り出されるもの。生み出されるもの)
- 履行(決めたこと、言ったことなどを実際に行うこと。実行)
- 実現(計画・期待などが現実のものになること。また、現実のものとすること)
- 実行(実際に行うこと)
- 体得(体験を通して知ること。理解して自分のものにすること)
また、「努力が結実する」の言い換え表現には次のようなものがあります。
- 努力が実る
- 努力の成果が出る
- 努力が報われる
- 成功を収める
- 功を奏す(施策や作戦が、見事に成功すること)
「結実」の対義語
「結実」の対義語は特にありません。
「努力が結実する」ことの反対の意味を表す表現には
- 努力が空回りする(空回り=理論・行動が、同じところをまわっていて、発展しないこと)
- 徒労に終わる(徒労=無駄な骨折り)
- 努力が報われない
といったものがあります。
まとめ
「結実」は努力をしてよい結果が得られることという意味で使う言葉でした。
果物がたわわに実るように、成果がしっかりと実るわけですね。
ただ「成功する」というだけでなく、成功に至るまでの努力や長年の思い、運動などがあって、それがやっとよい形になったということを表すことができますね。
ぜひ使ってみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました!