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業界用語としての印象が強い「ケツカッチン」という言葉を覚えているでしょうか。
知ってはいるけど意味はよく知らないという人も多いかと思います。
今回は「ケツカッチン」について意味や由来、方言なの?など、様々な視点から詳しくご紹介していきます。
「ケツカッチン」の意味
「ケツカッチン」とは、「この後の予定がぎっしりと詰まっており、自分がそこにとどまる時間や使える時間に制限がある」という意味の言葉です。
元々映画やドラマなどの映像業界を中心として使われていた業界用語の1つですが、バブル時代に入り業界や職種関係なく幅広い世代に使われる言葉となりました。
「ケツカッチン」の由来
「ケツカッチン」は、映画で撮影のスタート・カットを知らせる小道具「カチンコ」から来ています。
俳優さんの演技をストップさせるために、カチンコを「ケツ」と呼ばれる撮影の最後に鳴らす行動が「ケツカチン」と呼ばれるようになり、それ以上の演技が出来なくなることから「時間がない」「予定がぎっしり」という意味に変化したものと考えられています。
「ケツカチン」という言葉が「ケツカッチン」へと変化したのも時代の流れとともに言いやすいモノ、そしてリズム感の良いモノへと変わっていった結果なのではないでしょうか。
「ケツカッチン」の例文
- ケツカッチンだから夕飯はコンビニのおにぎり!
- いつも締め切りギリギリでケツカッチンになっちゃうんだよね。
- 年末はまじでケツカッチンで予定詰まってんだよね。
「ケツカッチン」は方言?
映像業界で使われている業界用語なので、どこかの地域で使われている方言という事はありません。
言葉の響きは方言にありそうですが、違うんですね。
「ケツカッチン」は現代で言うと何?
「ケツカッチン」という言葉を現代で表すと「タイト」という言葉がぴったりなのではないでしょうか。
タイトなスケジュール、という言葉はビジネスシーンだけではなく日常生活でもよく聞かれる言葉ですよね。
「ケツカッチン」は女性が使うのは恥ずかしい?
「ケツ」という言葉が入っているため、どうしてもお尻を連想してしまい女性が使いにくい言葉であることは事実です。
また業界用語からの言葉なため、男性が使う言葉という印象が強いのも女性が使いにくいと感じる一つの要因なのではないでしょうか。
まとめ
バブル期はよく使われていた「ケツカッチン」という言葉、SNSではまだ使っている人も散見されますが日常生活ではほぼ使われておらず死語になったと考えるのが妥当です。
ネタとして使う分には構いませんがあまり使いすぎると「古い人」だと思われてしまう可能性がありますのでご注意ください。