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長寿のお祝いの一つ、「喜寿」。
喜寿とは何歳のお祝いなのか、ちゃんちゃんこの色は何色なのかご存知ですか?
大切な人が喜ばしい年齢を迎える時は、正しく祝って喜んでもらいたいですよね。
そこで今回は、喜寿についてご説明いたします。
贈ってはNGなプレゼントもご紹介させていただきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
関連 傘寿の意味と由来とは?何歳のお祝い?祝い方に決まりはある?
目次
喜寿は何歳の祝い?
喜寿とは、77歳のお祝いです。
現代では満77歳になる年にお祝いをする風習が定着されていますが、ひと昔前は数え年で喜寿祝いがされていました。
とはいっても、現代においても喜寿祝いをするのは満年齢でも、数え年でもどちらでもかまいません。
77歳のお祝いである「喜寿」の次の長寿祝いが「傘寿」となります。
また、日取りにおいても特にこの日でなければいけないといったことはありません。
ご家庭等により、自由に設定すると良いでしょう。
例えば、誕生日前後や家族が集まりやすい日を決めてお祝いすると良いですね。
大安の日を選ぶ方もいらっしゃいますが、これも特に決まりはありません。
みんなが楽しく幸せにお祝いをできる日にしてくださいね。
喜寿の由来は?
喜寿の「喜」という字を草書体で書くと、「㐂」となります。
草書体で書かれるとまるで「七十七」という文字が集まって「㐂」となっているように見えることが喜寿の由来です。
そして、二文字目のおめでたいという意味の「寿」と合わせて喜寿となるのですね。
補足させていただきますと、草書体とは、ほらよく有名な書道家が書いているアレです。
筆を紙からあまり上げず、流れるように続けて書いていて、一見なんと読むのか悩んでしまうあの書体です。
草書体は、中国の漢の時代に隷書を早書きする目的もあって生み出されたものだと言われています。
また、草書体には今では使われていない漢字である「異体字」がたくさんあります。
つまり、この「㐂」という文字は、「喜」という文字の異形体なのです。
なので「㐂」の訓読みは、「よろこ(ぶ)」なのです。
ちなみに「㐂」は普段使うことがなく、また人名には使えませんが、現代でも店名や屋号で好まれて使われているので繁華街などを歩いている時に探してみると面白いかもしれませんね。
喜寿のちゃんちゃんこの色は?
喜寿のちゃんちゃんこの色は、70歳の長寿祝いである古希と同じで「紫色」です。
紫という色には「高貴」という意味があり、聖徳太子の時代は最上位の貴族の色とされていました。
現代ではちゃんちゃんこを贈られても困るという方もいらっしゃいますので、もしプレゼントを選ぶなら紫色のグッズを選ぶのも良いかもしれませんね。
贈ってはNGな意味を持つプレゼント6選
喜寿祝いで贈ってはいけないと言われているプレゼントは、「喜寿だから」という理由だけでNGという訳ではありません。
贈り物として日本で昔から避けられていたものたちなのです。
ここでは6つほどご紹介しておくので、参考になさってください。
NG1、杖、老眼鏡、補聴器
年寄り扱いされていると感じて、気分を害される可能性があります。
NG2、櫛
「苦」と「死」を連想させるとして昔から好まれていません。
NG3、文房具、時計
「これを使ってまだまだ働け」「勤勉に頑張れ」という意味があると言われています。
年上の方への贈り物では、向いていない場合があります。
NG4、ハンカチ
日本でハンカチを贈ることは涙を拭く「別れ」を連想させると言われています。
NG5、ベルト、靴下、履物
ベルトは「腹を括る」、靴下や履物は目上の方に踏み付けの意味を贈るとされており、よくない場合があります。
NG6、鉢植えの花
病気を患われている場合「根付く」「寝付く」とかけて避けられることの多いものです。
「じゃあどのような物を贈れば良いの?」
実は率直に言うと、喜寿をお祝いされる「本人が喜びそうなもの」であれば問題はありません。
例え櫛であっても、櫛には「解きほぐす」と言うプラスな意味もありますし、髪を大切にされているご婦人なら喜んでいただけるでしょう。
プレゼント選びのポイントは
- 喜んでくれそうなもの
- 自分との関係性
- ライフスタイルに合わせたもの
が重要です。
最後になりましたが、おすすめのプレゼントを3つご紹介いたします。
喜寿祝いにおすすめのプレゼント3選
1、花束
オーソドックスですが、誰にでも喜ばれるプレゼントです。
自分より目上の方であっても、先輩として喜寿祝いを贈る場合でも、どちらでも贈り物として成り立ちます。
花屋さんには、喜寿のお祝いであると伝えると良いでしょう。
2、名入れギフト
自分の名前の入ったものには、愛着が湧くものです。
「贈ってはNGな意味を持つプレゼント6選」でご紹介したものでも、ご自身との関係性を考えて選び、名入れギフトにすれば特別感が生まれますから、受け取る方も喜んでくれるでしょう。
喜寿祝いをされる方がもしご夫婦でご健在の場合は、一緒にお揃いの名入れギフトを贈るのも「夫婦で仲良く長生きしてね」と言う感じで良いかもしれませんね。
3、グルメギフト
美味しいものは、誰でも幸せにしてくれます。
好みや嫌いなものを知っている方であれば、確実に喜んでくれるでしょう。
ただし、年齢のために食べられなくなっているものや、嚥下や咀嚼がしづらくなっているものがあるので注意しましょう。
また上記の他に、「カタログギフト」という方法もあります。
カタログギフトは、カタログの中から好きな物を選んでもらえるので間違いはありません。
予算と相談しながら、上記のおすすめの贈り物の中から組み合わせてプレゼントするのも良いですね。
まとめ
喜寿とは、77歳のお祝いです。
喜寿を草書体で書くと「喜」が異体字の「㐂」になり、まるで七十七が集まって一文字になって見えることが由来とされています。
喜寿のちゃんちゃんこの色は、古希と同様に紫色です。
お贈りするプレゼントは、自身との関係性や相手のライフスタイルに合わせ、喜んでもらえる物を贈ることがポイントです。
相手にとって失礼のないように気をつけましょう。
喜寿を迎える方に感謝の気持ちをこめ、敬愛の意味を込めてお祝いしてくださいね。