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ペットを飼うと、名前をつけて可愛がるものですよね。
しかし金魚には、名前をつけてはいけないという話があります。
今回は、金魚に名前をつけてはいけない理由、名前をつけると縁起はいいのか?などについてお話させていただきましょう。
金魚に名前をつけてはいけない理由や元ネタは?

金魚に名前をつけてはいけない理由は、金魚が死ぬ時に道連れにされるからと言われています。
その理由は、名前をつけることによって金魚は自分が飼い主よりも位の高い存在や偉い存在と思い、金魚が死ぬ時に寂しいので飼い主を道連れにするためであるからとのこと。
しかし、このお話は迷信です。
都市伝説的に広まった話からこのような噂が出たのだと考えられます。
金魚と少女の話
学校(もしくは幼稚園)で一匹の金魚をもらった女の子。
女の子はその金魚に名前をつけ、とても可愛がりました。
しかし水槽の中で一匹だけではかわいそうに思った女の子は、金魚を増やします。
数匹の金魚を可愛がり始めた矢先、最初の名前をつけていた金魚が死んでしまいました。
悲しんだ女の子は、残った金魚のうちの一匹に最初に死んだ金魚の名前をつけ可愛がっていきましたが、次々と金魚が死んでいきます。
そのたびに女の子は、残った金魚に最初の金魚の名前をつけていたのですが、とうとう最後の一匹になり、そして全滅してしまいました。
女の子は金魚屋のおじさんに訳を話しました。
おじさんは「魚には名前をつけてはダメなんだ」と女の子に注意をしました。
そしておじさんは、一匹の金魚を水槽の上で握りつぶし、それを水槽の中に落としました。
おじさんは女の子に「魚に名前をつけてしまうと、自分が高貴な存在だと思い、死ぬ時に道連れを探して連れて行ってしまうんだ」と教えました。
さらに「自分や家族も道連れにされてしまうよ」と女の子に言ったのでした。
この都市伝説は話によっては、おじさんが金魚屋だったり、水族館の職員だったりと少し違ったところがあるのですが、共通して怖いところは最後のオチの部分ですね。
道連れにする金魚がいなくなったら、飼い主を含むその家族をも道連れの対象にしてしまうというところです。
しかし「金魚に名前をつけて飼っていたけど何もなかった」という人も実際にいらっしゃいますよね。
さらに、犬や猫や鳥に名前をつけているのに、金魚だけはというのはおかしな話です。
ですから、金魚に名前をつけるといけないのは科学的根拠のない迷信的なお話なのです。
金魚に名前をつけると縁起はいいの?

金魚に名前をつけると、縁起が良いと言えます。
なぜかというと、金魚自体が縁起の良い生き物であるからです。
金魚の発祥は中国です。
中国語では金魚を読むと「金余」という発音と同じになります。
それが「お金が余るほどある」「裕福」という意味となり、縁起が良いとされていたのです。
さらに金魚が日本に渡った後は、昔はひな祭りになるとひな壇に金魚を飾る風習があったのです。
今ではあまり飾られていないかもしれませんが、昔は娘の健やかな成長と幸福を願って金魚が飾られていたのです。
ですから日本では3月3日は金魚の日となっているのです。
金魚の由来は?
金魚が日本にやってきたのは1502年の室町時代のことでした。
どこから来たのかというのは、前述した通り中国で、なんと金魚は日本に渡るさらに2000年前に誕生したと言われています。
昔の金魚は今ほど赤くはなく、黄色に近しいものでした。
金魚は元となった緋フナが、突然変異して生まれたものと言われています。
ですから、そのままの外見から「金魚」と名付けられたと考えられています。
そして日本に渡った後もそのまま「金魚」と呼ばれることになったのでした。
さらに金魚と呼ばれる由来としては、昔は高価なペットであったことも理由であったと言われています。
金魚は中国でも高価な魚であったのです・
日本に渡った後も貴族など裕福な身分の人々しか買うことも飼うこともできなかったのです。
ですから、金のように価値がある魚として「金魚」と呼ばれているという説もあるのです。
金魚に名前をつけるならどんな名前がいい?
金魚にはどのような名前をつけてもかまいません。
ご自身の愛着のある言葉や、金魚の外観的特徴から考えても良いのです。
例えば、出目金の目玉の特徴から「でめちゃん」、琉金のヒラヒラした尾鰭から「リボン」「フリル」などはいかがでしょうか。
筆者がネット記事のランキングなどを色々拝見したところ、多いのはやはり「金」がつく名前でした。
「金ちゃん」「金太」などが見られました。
英名であれば「チェリー」や「マリン」などもありました。
大切な金魚の名前、じっくりと選んでくださいね。
まとめ
金魚に名前をつけてはいけないのは、迷信でした。
どんな名前をつけても良いのです。
そして金魚は縁起が良い生き物であることがわかりました。
今や金魚は世界で人気があり、英語圏では「goldfish」と呼ばれています。
また日本や中国では品評会もあり、優勝した金魚は何百万という高値がつけられたりもします。
金魚は身近ながらに、魅力的で歴史ある観賞魚として人々に愛されているのです。
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