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最近幅広い世代の間で使われている「菌活」という言葉をご存じでしょうか。
言葉自体は知っていても実際に何をすればいいのかわからないという人も多いかと思います。
今回はそんな「菌活」について意味ややり方はもちろん、効果や「腸活」との違いまでしっかりとご説明していきます。
「菌活」の意味
「菌活」とは、食生活の改善を中心としてライフスタイルを改善していくことで腸内細菌のバランスを整える活動を指します。
人間の腸の中にはビフィズス菌などに代表される「善玉菌」と、黄色ブドウ球菌などに代表される「悪玉菌」、そしてその時の優勢状況によって立場が変わる「日和見菌」の3種類が存在しています。
善玉菌が増えるともちろん腸の動きは健康的になりますが、悪玉菌が増えすぎてしまうと肌荒れや生活習慣病の原因ともなり得るんです。
その腸内環境を自らの努力で良くしようというのが「菌活」なんですよ。
「菌活」のやり方
「ビフィズス菌や酪酸菌などの善玉菌と呼ばれる菌を食事から取り入れる」「きのこを食べる」
この2つが基本的な菌活だと一般的には言われています。
きのこは菌で出来ており、食物繊維も大量に含んでいるため腸内細菌達のエネルギー源となってくれます。
この食生活にプラスして適度な運動により腸腰筋を鍛えたり、睡眠時間をしっかりと確保するなど規則正しい生活を送ることで腸内細菌が善玉菌優位へと働き、免疫維持にも役立つと言われているんですよ。
また食生活の改善とプラスして行いたいのがサプリメントや整腸剤の活用です。
酪酸菌という菌が摂取できる食材はとても限られており、そういった限定的な菌を効率的に摂取するにはサプリメントや整腸剤が一番だと言えます。
「菌活」の効果は?
ダイエットにも
きのこは100グラム20Kcalと、食べ応えがあるのにとてもローカロリーな食材です。
噛み応えもあり、しっかりかむことで満腹中枢も刺激され少量でも満足することが出来るのでダイエットにも効果があると言われています。
便通改善
善玉菌の増加により、便秘や軟便・下痢といった悪い便通の改善が期待できます。
悪玉菌が増えてしまうと、スムーズな排便に必要不可欠な腸内の粘液バリアの機能が低下してしまいます。
肌荒れ緩和
腸内環境が悪くなり、本当なら排泄物と一緒に体外に出るはずの不要物質が腸内に溜まってしまい吹き出物・肌荒れなどを招いてしまうと言われています。
腸内に居る善玉菌は元々ビタミン生産も担っているので、お肌に良いビタミンを保つためにも腸内環境は良くしておきたいですね。
「菌活」と「腸活」の違い
「腸活」「菌活」どちらも腸内環境のバランスを整えるという目的の活動ではありますが、活動内容に若干の違いがあります。
「腸活」が食生活の改善や睡眠などの生活習慣を直していくことで腸内環境を整えるという活動なのに対し、「菌活」は意識的に「菌類」をプラスしていく活動を意味しています。
大きくみると「腸活」の中の1つのジャンルが「菌活」なんですね。
まとめ
人間の腸の中には免疫細胞の7割もの数が存在すると言われているので、その免疫細胞が元気よく動くためにも腸内細菌は正常なバランスを保っておきたいところです。
難しいことは一切なく、普段の生活の中に簡単に取り入れられることばかりなのでぜひ挑戦してみてくださいね。