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「古参」という言葉をご存知でしょうか。
「古参の家臣」とか「古参の社員」などと使います。
また、SNSなどでも「古参ファン」という言葉を見かけることがあります。
いろいろな場面で使われている「古参」について調べてみました。
今回は、「古参」の意味と使い方!「古参ファン」とは?「古株」との違いも解説についてご説明いたします!
「古参」の意味
「古参」は「ずっと以前からその職や地位についていること。またその人」という意味です。
「こさん」と読みます。
「古く」から「参上」しているということで、「古くから仕えている」「ずっと以前から奉公している」といった意味で古くから使われている言葉です。
今では「仕えている」という表現はあまりしませんので、「ずっと前からその職についている」といった意味になります。
「古参」の使い方
「古参」はずっと以前からその職や地位についていること、またその人という意味で使います。
「古参の○○」の形で使うことが多く、「古参の職員」「古参の社員」などと言います。
「最も古くからその職や団体に属している人」は「最古参(さいこさん)」と言います。
例えば「古参の社員」と言う場合、勤続○年以上が「古参」といった決まりはありません。
入社数年の社員には使わず、「昔からいる人」といった感じでベテラン社員を指して使います。
「古参ファン」とは?
「古参」は社員や奉公人などについて使うほか、アイドルなどのファンについても使うことが多い言葉です。
アイドル、芸能人、アニメや漫画、声優などなどの特定のジャンルのファンが使う言葉で、オタク用語、アイドル用語などとも言われます。
「古参ファン」は「古くからのファン」という意味になります。
これも、「○年以上推していたら古参」という決まりはありません。
アイドルファンならデビュー当時からのファン、アニメファンなら放送開始当時からのファンなど、とにかく昔からのファンということを表して使われます。
- ファンになりたての人は「新参」「新規」
- ファンになって少し年月がたった人は「中堅」
- 昔からのファンは「古参」「最古参」
このように呼び分けています。
「古株」との違い
「古参」に似ているのが「古株(ふるかぶ)」です。
- 「古参」は「古くからその職についている人」
- 「古株」は「古くからその集団にいる人」
「古参」は「古くから参上している人」ということなので、昔からその職場などに勤めに来ている人ということを表します。
一方、「古株」の「株」は「切り株」などの言葉があるように、樹木の根元のことを表します。
ですので、「古株」は株のように、そこに古くからいる人ということを表します。
どちらにしてもそこに「古くからいる」ことに違いはないので、「古参」も「古株」もほぼ同じ意味と言ってよいでしょう。
ただ、「古参」には「参上する」意味があります。
そのため、オタク用語としては「古くからそのイベントなどに参上している」という意味を込めて「古参」の方がよく使われています。
「古参」の例文
- 古参の職員である彼ならこの件について何か知っているだろう。
- この部署にいる最古参の社員は○○さんだ。
- 古参のメンバーがいろいろとアドバイスをくれたのでトラブルを解決することができた。
- 彼女はファンの中ではかなりの古参でレアなグッズもたくさん持っている。
- 私はこのグループのデビュー当時からの古参ファンだ。
- ファンミーティングで古参アピールをしてマウントをとってくる人がいる。
「古参」の類義語
「古参」の類義語には次のようなものがあります。
- 古株(その会社や団体に古くからいる人)
- 古顔(古くからいるメンバー)
- 古手(一つの仕事に長く従事している人)
- ベテラン(ある事柄について長年の経験を積んで熟達している人)
- 先達(先にその道に精通して他を導く人)
「古参」の対義語
「古参」の対義語には次のようなものがあります。
- 新参(新たに仲間に加わる人)
- 新顔(新たに加わった人)
- 新手(新しく仲間に入った人)
- 新規(新しくことをすること。新しい客)
- 新米(仕事や芸事を初めてまだ日が浅く慣れていない人)
- ニューカマー(新しくやってきた人。新参)
まとめ
「古参」は「ずっと以前からその職や地位についていること。またその人」という意味です。
社員や従業員といった人に使うことが多い言葉ですが、アイドルやアニメなどのファンの間では「古くからのファン」という意味でも「古参」を使います。
そのような俗語的な使い方もしますので、若い人にも案外身近な言葉となっています。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!