言葉の意味と使い方

「公表・公開・開示」の違いは?意味と使い方を解説|例文つき

「公表・公開・開示」の違いは?意味と使い方を解説|例文つき

「公表・公開・開示」は、どれもニュースやビジネスシーンでもよく使われる言葉ですね。

どれも、情報などを発表するときに使うという点でも似ています。

今回は、「公表・公開・開示」の違いは?意味と使い方を解説|例文つきについてご説明いたします!

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「公表・公開・開示」の違いは?

「公表・公開・開示」は、いずれも何事かを人々に発表して知らせるときに使う言葉ですね。

非常に似ていますが、違いは次のようになります。

  • 「公表」は広く世間に発表すること
  • 「公開」は広く世間に開放すること
  • 「開示」は内容を明らかに示すこと

「公表」は世間に何かの情報などを知らせること、「公開」は世間に開放して入場や使用などを許すこと、そして「開示」は情報などを内容を明らかにして示すということです。

それぞれに違いがありましたので、一つずつ確認していきましょう。

「公表」の意味と使い方

「公表」は「おおやけにすること。広く世間に発表すること」という意味です。

「こうひょう」と読みます。

「公(おおやけ)」と、発表の「表」という字を書きますので、字の通りの意味ですね。

「公表」は「公表する」などの使い方で、広く世間に知らせる、発表して多くの人に知らせるということを表します。

「公表」の例文

  1. 調査の結果を公表する。
  2. 個人情報保護法のガイドラインが公表された。
  3. 俳優のAさんが大腸癌を公表した。
  4. 警察は、先日起こった火災の被害者の身元を公表した。
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「公開」の意味と使い方

「公開」は「公衆に開放すること。多くの人に入場・出席・観覧・使用などを許すこと」という意味です。

「こうかい」と読みます。

「公」に「開放する」という、これも漢字の通りの意味なのでわかりやすいですね。

「開放」ということなので、入場・出席・傍聴・観覧・使用などといったことを、特定の人だけに限定せず広く一般の人に向けて許すということです。

「公表」や「開示」は、何かの情報を発表する、示すという意味ですが、「公開」は広く「開放する」ということですから入場・出席・傍聴・観覧・使用といったことに関する使い方をします。

「公開」の例文

  1. 話題の映画がいよいよ来週公開される。
  2. 京都御所は通年で一般公開されている。
  3. インスタグラムを非公開アカウントに設定する。
  4. みんなの見ている前で叱責されるなんて、これではまるで公開処刑だ。

「開示」の意味と使い方

「開示」は「明らかに示すこと」「説き明かし示すこと」という意味です。

「かいじ」と読みます。

仏教用語でもあり、「教えさとす。説き示す」という意味で使われますが、一般的なシーンで使う場合は最初の「明らかに示す」意味になるでしょう。

「開」は「ひらく。あける」「はじまる」「ひらける」といった意味の漢字で、物事を開いて明らかにするということを表します。

「示」は「示す」ですね。

「開示」ははっきり示すこと、内容を明らかにして示すことを表す言葉です。

情報を開示する、文書を開示するといった使い方が多く、その内容をはっきりさせて示すということです。

「公表」と違い、「公に」「一般の人すべてに」といった意味はないので、希望する人だけに内容を知らせるとか、限られた人に向けて示す、といった使い方もできます。

個人的に何かを発表するときではなく、官公庁や企業など、公的組織が情報を示すようなときに使われます。

「開示」の例文

  1. 信用情報開示を申し込む。
  2. 希望者には入学試験の個人成績を開示する。
  3. 拘留理由を開示するよう求める。
  4. 行政文書の開示請求をする。

「公表・公開・開示」の類義語

「公表・公開・開示」の類義語には次のようなものがあります。

  • 発表(世間へ表向きにしらせること)
  • 披露(公に発表すること)
  • 暴露(秘密・悪事をあばくこと。秘密・悪事が明るみに出ること)
  • 摘発(悪事をみつけ出して、社会的に公表すること)
  • ディスクロージャー(企業が一般投資家や株主、債権者などに対して経営内容などの情報を開示すること)
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「公表・公開・開示」の対義語

「公表・公開・開示」の対義語には次のようなものがあります。

  • 秘匿(こっそりとかくすこと)
  • 隠匿(人に見つからないように、こっそりかくすこと)
  • 秘密(かくして人に知らせないこと。また、その内容)
  • 隠蔽(故意におおいかくすこと)

また、それぞれの頭に「非」をつけて

  • 非公表
  • 非公開
  • 非開示

として、誰もが見たり知ったりできるようにしていないさま、知られないようにしているさまなどを表すこともあります。

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まとめ

「公表・公開・開示」は、似ているけれど意味や使い方には違いがありましたね。

「公表」は広く一般に知らせること、「公開」は広く一般に開放すること、「開示」は一定の人に内容を伝えること、ということで、それぞれしっかり覚えておきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。