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12月に入ると聞こえてくる「クリパ」という言葉ですが、その意味を正しく理解できているでしょうか。
今回は「クリパ」という言葉の意味や使い方などはもちろん、もう死語なの?という疑問にもお答えしていきます。
知ってそうで実は知らないクリスマスの由来などについても言及していきますよ。
目次
「クリパ」の意味
「クリパ」とは、「クリスマスパーティ」を省略した言葉で、その名の通り12月24日のクリスマスイブ、12月25日のクリスマス当日に行われるイベントを指す言葉です。
「これがクリパだ!」という決まりはなく、クリスマスランチ・クリスマスディナーはもちろん、クリスマスコンパやクリスマスライブまで様々なイベントが「クリパ」と呼ばれています。
「クリパ」の使い方
主に友達同士で「今日クリパしよう!」「今年のクリパどうする?」などのやりとりで使われています。
SNSでもクリパしたよ、という報告で使われていますよ。
「クリパ」の例文
- 「クリパ来週だけど買い出しどうする?」
- 「みんなでクリパしようよ!」
- 「去年はぼっちだったけど、今年はクリパの予定が入った嬉しさハンパない」
「クリパ」はもう死語?
「クリパ」という言葉自体が「クリスマスパーティ」という言葉の略語であり、クリスマスパーティという概念がある限り「クリパ」という言葉が死語になる事はないのではないでしょうか。
「クリパ」という言葉がいつから使われ始めたのかは定かではありませんが、現在でもX(Twitter)では普通に使われている言葉です。
「クリパ」って何するの?
「これをすればクリパ」という定義はありません。
友人同士で集まりご飯を食べながらわいわいするのもクリパですし、恋人同士でのんびりとした時間を過ごすのもクリパの1つです。
また夜の時間だけではなく、昼間にランチをしたりショッピングを楽しむのもある意味クリパと言えるのではないでしょうか。
「クリスマス」の由来は?
そもそもクリスマスの由来とは何なのか。改めてご説明していきます。
クリスマスとは「キリストのミサ」という意味の言葉であり、イエス・キリスト降誕を祝う日です。
ですが聖書に12月25日にイエスが誕生したという記述は実はなく、キリスト教を広めるために後世の人が12月25日を誕生日としたんだそうです。
元々の12月25日は秋の収穫に感謝する「冬至のお祝い」として、家族・友人同士が集まり会食をする事で、これから来る厳しい冬に向けての体力を付けるという日だったんですよ。
クリスマスディナーに食べる物って?
ブッシュドノエル
フランスでクリスマスに食べる丸太のような形をしたケーキがブッシュドノエルです。
これはキリストの誕生を祝い、赤ちゃんが風邪を引いてしまわないようにと暖炉に薪をくべたことに由来しているんだそうです。
「ブッシュ」は丸太、「ノエル」はクリスマスという意味なんですよ。
ローストチキン
日本でもクリスマスの定番となっているローストチキンは、イギリスからアメリカへと17世紀に移住した人達が、先住民から渡された七面鳥によって生き延びることが出来たという逸話から縁起物とされており、クリスマスに食べられるようになったんだそうです。
日本では七面鳥を丸ごと調理できるほど大きなオーブンが家庭にないため、手軽に料理できるローストチキンがその代わりとして食べられるようになったんです。
クリスマスケーキ
かつてはイエス・キリストの誕生日ということで一般的なバースデーケーキを食べていましたが、それが変化し、クリスマスならではの装飾を施したクリスマスケーキとなりました。
日本でクリスマスケーキという概念が広がったのはアメリカに修行に行った不二家創業者である藤井林右衛門さんがきっかけなんですよ。
また海外ではケーキよりもシュトーレンやパネトーネといったパンを食べる事が多いんですよ。
まとめ
厳しい寒さが続く冬の楽しみの一つともなっている「クリパ」。
クリパに定義はありませんので、思い思いのクリパを楽しんでみてはいかがでしょうか。