※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「ITを駆使して業務改善」
「テクニックを駆使して試合に勝つ」
このような使い方をする「駆使する」という言葉があります。
ビジネスシーンはもちろん、いろいろな分野に関して使われることがある言葉です。
前後の文脈から意味はなんとなくわかるかもしれませんが、きちんとした意味や使い方を確認しておきましょう。
今回は、「駆使する」の意味と使い方!言い換え表現は?【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「駆使する」の意味
「駆使する」は「追い立ててこき使う」「自由自在に使いこなす」という意味です。
「くしする」と読みます。
「駆」は「駆ける」という漢字ですね。
馬に鞭打って走らせる意を表す文字で、「かける。馬が走る」「かる。かりたてる。追う」という意味があります。
「使」は「使う。用いる」といった意味の漢字です。
「駆使」はこの「駆」と「使」ですので、「追い立てて使う」という意味になりますね。
また、そこから「思うままに操る」「使いこなす」という意味でも使うようになりました。
「駆使する」の使い方
「駆使する」は「追い立ててこき使う」「自由自在に使いこなす」という意味で使う言葉です。
「追い立てて使う」というと、奴隷や家来を追い回してこき使うという感じで、ネガティブな意味で使う言葉ということになります。
こちらの意味で「駆使する」を使うことは現在では少なく、もう一つの「自由自在に使いこなす」という意味で使われることの方が多いです。
こちらは思い通りに技術や道具を使いこなすということで、ポジティブな意味で使うことが多いです。
例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- 使用人を駆使する。
- スマホを駆使して暮らしを便利にする。
- 彼は、水彩絵の具、アクリル、色鉛筆などの画材を駆使して絵を描く。
- これは、彼女が想像力を駆使して書いた小説だ。
- ITを駆使して無駄な仕事を減らす。
- 英語を駆使してコミュニケーションをとる。
- 今まで培ってきた人脈を駆使して町おこしをする。
- 恋愛テクニックを駆使してモテようとする。
「自由自在に使いこなす」という意味の「駆使する」は、機械や道具といった実際に手に持って使うようなものに対しても使いますし、想像力や人脈、テクニックといった形のないものについても使うことができます。
「駆使する」の言い換え表現
「駆使する」は「自由自在に使いこなす」意味で使うことが多い言葉です。
さらに、他の言葉で言い換えるなら次のようなものもあります。
- 活用する
- うまく使う
- 運用する
- 有効利用する
- 役立てる
- 応用する
- 操る
- 使いこなす
「駆使する」の類義語
「駆使」の類義語には次のようなものがあります。
- 行使(武力・権力・権利などを実際に用いること)
- 酷使(手加減をしないで厳しく使うこと。こき使うこと)
- 使役(人を使って何かをさせること。働かせること)
- 操作(機械・器具などを動かして、作業させること)
- コントロール(ちょうどよいぐあいに調節・統制すること)
- 利用(役立つようにうまく使うこと。また、使って役に立たせること)
- 運用(物の機能を生かして用いること)
- 活用(物の性質・働きが十分に発揮できるように使うこと)
「駆使」の対義語
「駆使」の対義語には次のようなものがあります。
- 温存(大事に保存しておくこと)
こき使う意味の「駆使」に対して、使わずに大事にとっておく「温存」ですね。
自由自在に使いこなすという意味の「駆使」の対義語というのは特にありませんが、状況に応じて
- 使わない
- 利用しない
- 使いこなせない
といった言い回しになるでしょう。
まとめ
「駆使する」は主に「自由自在に使いこなす」という意味で使う言葉でした。
そのものの持つ機能を十分に活用させて、または最適な使い方をして、うまく使いこなすということですね。
仕事をしていく上でも、いろいろなツール、データ、知識、技術などなど、「駆使」したいものはたくさんあることと思います。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!