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日本で馴染み深い縁起物として親しまれている招き猫。
片手を挙げて手招きしているその仕草、左手と右手では意味は違うのでしょうか。
また、招き猫の色によっても違った意味があるのでしょうか。
愛らしい招き猫の秘密、ここでこっそり勉強していきませんか?
目次
招き猫の左手と右手の意味は?違いは?

招き猫には、左手を挙げているものと右手を挙げているものがあります。
しかも両手を挙げている招き猫も一部で作成されているようです。
招き猫の左手と右手の意味
- 左手を挙げている招き猫・・・人に関わる幸運、先客万来、商売繁盛、人脈向上、良縁など
- 右手を挙げている招き猫・・・財福に関わる幸運、金運上昇、開運招福など
- 両手を挙げている招き猫・・・左手と右手の両方のご利益
さらに、招き猫の挙げた手の高さによって効果の範囲もあるようでです。
招き猫の手の高さの意味
- 高く手を挙げた招き猫は・・・遠くのものを運として引き寄せる
- 低く手をあげた招き猫は・・・近くのものを運として引き寄せる
このように、招き猫と一口に言っても色々なタイプの招き猫が存在することがわかりました。
ただし、両手を挙げた招き猫の姿を「お手上げ状態」や「欲張りすぎ」と考える方もいらっしゃるようです。
ですから、ご自分の考えに合った手の挙げ方の招き猫を選ぶことがポイントですね。
招き猫の色の違いの意味は?

市場では、さまざまな色の招き猫が売られていることはご存知でしょうか?
特に現代はカラーバリエーションが豊富で、全色セットというかたちで売られていることもあるほどです。
招き猫の色の違いの意味は下記となります。
また、招き猫の色によっては、おすすめの方角もあるので一緒にご紹介しておきますね。
- 白 開運招福、万事好調、純粋、幸運(北西)
- 黒 厄除け、魔除け、安全祈願(北、南西)
- 赤 無病息災、病気平癒、長寿(東)
- 金・黄 金運上昇、財運向上、繁栄(西)
- ピンク 恋愛成就、恋愛運上昇、良縁招来(東、南西)
- 青 学業成就、昇進祈願、家業成功(東)
- 緑 家内安全、家庭円満、子孫繁栄(南、南西)
- 紫 精神安定、能力開発、気品向上、潜在能力を引き出す(南)
招き猫を飾る際のポイント3つ
ポイント1,自分に合った招き猫を選ぶこと
右手、左手、両手・・・まずは、どのように手を挙げている招き猫が良いか選びましょう。
人を招いて幸運を得るなら左手、財福の運を招くのであれば右手、どっちもなら両手・・・あなたの願い事にはどれがピッタリか考えましょう。
次に、手を挙げる高さです。
例えば、近隣の人々に愛される店を構えており商売繁盛を願う場合や、近場で良縁を望みたい方、近隣の学校への合格祈願などは低く手を挙げている招き猫が良いと思います。
反対に、遠くからのお客様を泊める旅館の経営、遠距離恋愛、遠くの病院へ通院しており健康長寿を願う場合などは高く手を挙げている招き猫がおすすめです。
ポイント2,飾る場所を選ぶこと、複数体飾りたい時
招き猫を飾る場所は、玄関やリビングなどなるべく人が多い場所が良いとされています。
他の縁起物と同様に清潔な場所がおすすめで、福助の様に座布団や敷物を敷いてもかまいません。
また、招き猫は複数体飾っても問題はありません。
左手を挙げた招き猫はお客の出入りする玄関に、右手を挙げた招き猫はお金に関するレジや金庫の近くになど、関連する場所を選んで置くのも良いでしょう。
→大黒様と恵比寿様の関係は?由来や置き場所と左右の位置も解説
→七福神の並び方にルールや順番はある?横並びや2列の時は?どこに置くといい?
ポイント3,方角を選ぶこと
各色の招き猫には、おすすめの方角があります。
- 白猫 開運招福、万事好調、純粋、幸運(北西)
- 黒猫 厄除け、魔除け、安全祈願(北、南西)
- 赤猫 無病息災、病気平癒、長寿(東)
- 金・黄 金運上昇、財運向上、繁栄(西)
- ピンク 恋愛成就、恋愛運上昇、良縁招来(東、南西)
- 青猫 学業成就、昇進祈願、家業成功(東)
- 緑猫 家内安全、家庭円満、子孫繁栄(南、南西)
- 紫猫 精神安定、能力開発、気品向上、潜在能力を引き出す(南)
あまり神経質にこだわらなくてもかまいませんが、もしその方角に飾るスペースがありましたらぜひ置いてみてください。
招き猫のご利益と風水的な力が合わさって、幸運を引き寄せてくれるでしょう。
招き猫の由来は?
招き猫の由来は諸説あります。
江戸時代 今戸焼説
浅草に住んでいたある老婆は貧しく、それゆえに愛猫を手放さなくてはならなくなりました。
ある日夢枕にその猫が現れてこう言います。
私の姿を人形にしたら福が来る」と。
そこで、愛猫の姿を今戸焼の人形にし、浅草神社で売ったところ大人気となりました。
これが招き猫の原型となり、現在のかたちとなっていると言われています。
江戸時代 豪徳寺説
彦根藩第三代藩主 井伊直孝が、鷹狩りの帰り道に弘徳院という小さなお寺の前を通ったところ、和尚の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしていました。
それを見た井伊直孝一行は寺に立ち寄り休憩したところ、天候は雷雨となり、おかげで雨に降られなかったと井伊直孝はたいそう喜びます。
さらに別パターンがあり、井伊直孝一行が鷹狩りの帰りに木の下で雨宿りをしていると、三毛猫が手招きをしていました。
井伊直孝がそれに近づくと、先ほどまで雨宿りをしていた木に雷が落ちてしまい、井伊直孝は雷に打たれなかったと猫に感謝します。
上記の2説のいずれも、その後井伊直孝は弘徳寺に多額の寄進をし、井伊家の菩提寺と定めたところ、大きな豪徳寺という寺となったという話が続きます。
そして寺の和尚は猫が死ぬと墓を立てて弔ったところ、堂が建てられ招き猫が作られるようになりました。
これが現在の招き猫のルーツだとも言われています。
ちなみにこの猫は、なんとあの「ひこにゃん」のモデルになっています。
江戸時代 西方寺説
吉原の薄雲太夫という花魁は、「玉」という猫を可愛がっていました。
ある日、太夫が厠に入ろうとしたのですが、玉は太夫の着物の裾を噛んで離しません。
駆けつけた楼主が猫の首を切り落としたところ、猫の首が厠の下溜めへと飛び込み、潜んでいた大蛇を噛み殺します。
それを見た太夫は「自分のせいで猫を死なせてしまった」と悔やみ、西方寺に猫塚を作りました。
そして気を落とした太夫のために、馴染みのお客が猫の木彫り像を送ったところ、太夫はそれを大切にして過ごし、太夫の亡き後猫の像は西方寺に寄進されたとのこと。
それが縁起物となり、今の招き猫になったと言われています。
まとめ
招き猫の手には、
- 左手・・・人に関する幸運
- 右手・・・財福に関する幸運
- 両手・・・左手と右手の両方
という意味があるとわかりました。
さらに、手を高く挙げれば遠くからの幸運を、低く挙げていれば近くからの幸運を呼び込むと言われています。
招き猫には豊富なカラーバリエーションもあり、それぞれにご利益の意味が違っています。
あなたは、どの招き猫がぴったりですか?
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