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「慢心」という言葉をご存知でしょうか。
例えば職場などでも、いい気になっている人を指して「慢心している」と言ったり、ミスをした時に「慢心するな」などと言われたりすることもあります。
「慢心」に似た言葉に「油断」もありますので、あわせて確認しておきましょう。
今回は、「慢心」の意味と使い方!「油断」との違いを例文つきで解説|類語・対義語についてご説明いたします!
「慢心」の意味
「慢心」は「いい気になること。おごり高ぶること」という意味です。
「まんしん」と読みます。
「慢」は「おこたる。なまける」「おごる。あなどる」「ゆるやか。おそい」といった意味がある漢字で、ここは「おごる」という意味で使われています。
「心」はもちろんこころですね。
「慢心」は、おごり高ぶることや自慢する気持ちを表す言葉です。
自分のことを自慢したい、うぬぼれている、などということを表しますので、悪い意味で使う言葉だと言えるでしょう。
「慢心」の使い方
「慢心」は、いい気になっておごり高ぶるという意味で使う言葉です。
自分のことを自慢したい、他人を見下す、さらにはその自信過剰さによって努力を怠り失敗につながるような、悪い意味になります。
また、「慢心せずに……」と、今の成功によっていい気にならないでこれからも努力を続けたいという文脈で、スポーツ選手や経営者のコメントなどにもよく用いられます。
名詞として、「慢心が生まれる」「慢心を戒める」などと使いますし、また「慢心する」「慢心して」といった使い方をすることも多いです。
「慢心」の例文
- 上司に慢心を戒められた。
- この結果に慢心せず、これからも努力を続けていきたい。
- 考えられないようなミスをしてしまい、慢心は禁物だと身をもって知った。
- 先月のテストの点数が良かったので慢心がうまれてしまった。
- 慢心していると初歩的なミスをしてしまうことが多いものだ。
- 彼は慢心したせいで今月の成績が落ちた。
「油断」との違い
「慢心」と同じような文脈で用いられることがあるのが「油断」です。
これも上の例文に当てはめても「油断しているとミスをする」などと使えますよね。
「慢心」と「油断」のそれぞれの意味は次のようになります。
- 「慢心」は「いい気になること。おごり高ぶること」
- 「油断」は「たかをくくって気を許し、注意を怠ること」
「油断」は注意や集中が途切れ、不注意になることです。
「慢心」も「油断」もものや人を軽んじ、結果として自分にとって悪いことが起こる、という文脈で使う点は共通しています。
- いい気になって偉そうに振る舞うのが「慢心」
- 気を緩めて注意を怠るのが「油断」
このような違いがあるんですね。
「慢心」の類義語
「慢心」の類義語には次のようなものがあります。
- おごり(得意になって高ぶること)
- 自慢(自分のことや持ち物などを自分で褒め人に誇ること)
- うぬぼれ(自分が優れていると思い得意になること)
- 過信(信用し過ぎること。自信を持ち過ぎること)
- 傲慢(高ぶって他人を見下す態度で接する様子)
- 驕慢(おごり高ぶること。人を侮って勝手なことをすること)
- 自尊(自分で自分を偉いと思うこと)
「慢心」の対義語
「慢心」の対義語には次のようなものがあります。
- 虚心(先入観を持たない素直な心・態度)
- 初心(最初に思い立った純真な気持ち)
- 謙虚(へりくだって素直に相手の意見などを取り入れること)
- 謙遜(へりくだること)
- 無私(私心のないこと)
まとめ
「慢心」は「いい気になること。おごり高ぶること」という意味です。
うぬぼれて他の人を見下しているさまや、いい気になってミスをしてしまった時などに使いますので、悪い意味の言葉です。
「油断」も似ていますが、こちらは不注意になるという意味です。
自分の能力を過信している人や、自分は慣れているからできるはずだと油断してミスしてしまった人をいましめるなどの目的で、ビジネスシーンでもしばしば用いられる言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!