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5月上旬になるとその話題を聞くことも多い「メーデー」。
名前は知っているけどどんな日なのかはよくわからないという方は意外と多いのではないでしょうか。
今回はそんな知ってそうで知らないメーデーについて詳しくご説明いたします。
メーデー(May day)はいつ?
毎年5月1日がメーデーとして制定されています。
メーデーは国際機関によって「国際デー」として定められており、世界各国少なくとも80か国以上で祝日となっています。
2024年のメーデーは5月1日、水曜日です。
祝日が少ないとされているアフリカ諸国においても祝日とされているんですよ。
日本でも祝日化の動きはありますが、5月にはゴールデンウィークがあること、勤労感謝の日という趣旨が似ている祝日がすでに存在していることから、まだ実現はしてないのが現状です。
「メーデー」の由来
英語で「May day」と書き、ヨーロッパ諸国では古くから「夏の訪れを祝う日」として祝日となっていました。
現在のような労働者の祭典となったのは1886年のこと。
アメリカ、シカゴにおいて過酷な労働環境を強いられていた労働者達がゼネラルストライキを起こして、8時間労働にするよう要求したことがきっかけとなっているんですよ。
このシカゴでのストライキ以降、メーデーは労働者達がその権利を主張する大切な人して広がっていきました。
日本におけるメーデーの始まりは1905年に平民社主催で開催された茶話会だという説があります。
「メーデー」の意味
「国際労働者の日」とも呼ばれ、労働者が心身ともに健康で、しっかりとした対価を得ることが出来る労働環境を手に入れることが出来るよう、行進や集会などを通して団結力をアピールするという意味があります。
「メーデー」のイベント
日本では令和5年に94回を迎えた大規模なメーデー中央大会が行われました。
これは毎年行われている大会で、大会を通して民主主義の発展や労働条件のより一層の改善・向上など、様々なメッセージを社会に向けて広く発信するものです。
日本で起きた大きなメーデー2つ
食料メーデー
1946年、戦後初めて日本で開催されたメーデーです。
当時のスローガンは「働けるだけ喰わせろ」という結構過激な物で、当時の食糧不足の情勢が伝わってきますね。
この食糧メーデーの参加者は100万にも上り、東京都内の皇居前広場にはその半数となる約50万人が集まったそうです。
血のメーデー
1952年に開催されたメーデーです。
直近で発効されたサンフランシスコ平和条約、日米安全保障条約への抗議が盛り込まれ、デモ隊の一部が警官隊と衝突する事態にまで発展しました。
多くの負傷者を出した他、デモ隊から2名の死亡者も出たんですよ。