※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「○○と明言する」
「○○と断言する」
「○○と公言する」
いずれも、何かをはっきりきっぱり言っているというイメージの言葉ですね。
どれもビジネスシーンでも、新聞やニュースなどでもよく使われる言葉です。
だいたい同じような感じなので、区別せずになんとなく使っていると言う人も多そうですが、それぞれ意味の違いがある言葉なので、この機会にきちんと区別しておきましょう。
今回は、「明言」「断言」「公言」の違いは?意味と使い方を解説!【例文つき】についてご説明いたします!
「明言」「断言」「公言」の違いは?
「明言」「断言」「公言」はどれも何事かをはっきり言うというような意味が共通していますね。
「明言」「断言」「公言」の違いは、
- 「明言」は「はっきり言うこと」
- 「断言」は「確信をもって言うこと」
- 「公言」は「公然と言うこと」
ということになります。
それぞれの詳しい意味や使い方を確認していきましょう。
「明言」の意味
「明言」は「はっきり言うこと」という意味です。
「めいげん」と読みます。
「明」は「明るい」という字で、「明らか」とも読みますね。
「あきらかにする」という意味があり、「明言」は曖昧な言い方をせず、はっきりと言い切るという意味になります。
【例文】
- 彼女はこの仕事をやめるつもりはないと明言した。
- 国会で疑惑について追求された議員が明言を避ける。
「断言」の意味
「断言」は「はっきり言い切ること」という意味です。
「だんげん」と読みます。
「断」は「ことわる」という字ですが、「きめる。さだめる」といった意味もあり、この場合は「はっきり決めて、言う」ということで「断言」となります。
「断言」は確信を持ってキッパリと言い切るということを表します。
【例文】
- 彼はこの試みは絶対に成功すると断言した。
- 博士は、実験の失敗原因については断言を避けた。
「公言」の意味
「公言」は「公然と言うこと」と言う意味です。
「こうげん」と読みます。
「公(おおやけ)」という字を書きますね。
「公言」は公の場、つまり人前で、自分の考えや気持ちなどをかくし立てせず堂々と言うと言う意味です。
【例文】
- 彼女は一度も嘘をついたことがないと公言している。
- 彼は選挙の前から「勝って当たり前だ」と公言してはばからなかった。
「明言」「断言」「公言」の使いかた
「明言」「断言」「公言」はどれもはっきりものを言うことでしたね。
使い方の違いとしては、
- 「明言」は曖昧な言い方をせずはっきり言うこと
- 「断言」は確信をもってキッパリ言い切ること
- 「公言」は人前で堂々と言うこと
となります。
「明言」は言葉を濁さずにはっきり発言するということです。
「断言」もはっきり言うことですが、確信を持って言うというニュアンスが強調されます。
「公言」は自分の意見などを人前で言うということを表します。
【例文】
- 彼は、これは嘘ではないと明言した。(曖昧な言い方をせず嘘ではないとはっきり言った)
- 彼は、これは嘘ではないと断言した。(確信を持って嘘ではないと判断してはっきり言った)
- 彼は、これは嘘ではないと公言した。(人々の前で、これは嘘ではないと堂々と言った)
「明言」「断言」「公言」の類義語
「明言」「断言」「公言」の類義語には次のようなものがあります。
- 言い切る(自身や決意を持ってはっきり言う)
- 確言(はっきりと言い切ること)
- 言明(言葉に出してはっきり言うこと)
- 声明(自分の立場や考えをはっきりと人々に告げること)
- 宣言(意志・方針を他にもわかるように表明すること)
- 主張(自分の意見を強く言い張ること、またその意見)
「明言」「断言」「公言」の対義語
「明言」「断言」「公言」の対義語は特にありません。
- 明言しない、断言しない、公言しないといった他、
- 言葉を濁す(はっきり言わないで、あいまいに言う)
- はっきり言わない
- 言葉をぼかす
- 奥歯に物のはさまったような言い方をする(言いたいことをはっきり言わずぼかしている感じ)
などの言い方ではっきりと言わないということを表すことができます。
まとめ
「明言」「断言」「公言」の違いがお分かりいただけたでしょうか。
似た言葉ですので、どれを使っても意味が通るということも多いかもしれません。
ですが、きちんと意味を知っておくと自信を持って使い分けることができますね。
ぜひ参考になさってください。
最後までお読みくださりありがとうございました!