「目を通す」は敬語としてNG?意味や言い換え方は?【類語・例文】

「目を通す」は身近な言葉だと思います。

「目を通してください」などと日常の中でもビジネスの場でも、よく見聞きしますよね。

「読んでください」というような意味であることはわかると思います。

耳慣れた言葉なので、何気なく使いがちなこの「目を通す」ですが、実は敬語として使うのは良くないと言われているんです。

間違った敬語を使って失礼にならないように、よく確認しておきましょう。

今回は、「目を通す」は敬語としてNG?意味や言い換え方は?【類語・例文】についてご説明いたします!

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「目を通す」の意味と使い方

「目を通す」は「一通り見る。通覧する。ざっと見る」という意味です。

「ざっと見る」ですから、詳しくじっくりと見るわけではありません。

ですから、例えば「書類に目を通す」という場合は、細かいところまでチェックして精読するということではなく、一通り見て大体の内容を把握する程度、ということになります。

【例文】

  1. 書類に目を通してから打ち合わせに向かう。
  2. 朝イチで今日の全員のスケジュールボードに目を通した。
  3. 新聞に目を通しながら朝食を食べた。

「目を通す」は敬語としてNG?

さて、「目を通す」が「ざっと見る」意味であることはわかりました。

では、この「目を通す」が敬語としてよくないと言われるのはなぜでしょうか。

それは、「目を通す」が「ざっと見る」「一通り見る」というような、軽く流し読みするような意味であるからなのです。

目上の人に向かって「ささっと簡単に読んでください」と言うのは軽々しくて失礼ですよね。

「目を通してください」ということは、そのように簡単に読んでくださいね、と軽い行為を頼む言い方になりますので、敬語としては不適切なのです。

上司が部下に「この書類に目を通してくれたまえ」などというのは良いのですが、目下から目上に対して「目を通してください」というのは失礼にあたります。

たとえ「目を通していただけますでしょうか」などと丁寧に言っても、そもそもの「目を通す」という言葉の意味は同じですので、気をつけましょう。

「目を通す」に似た言葉に「目通し」があります。

これも「最初から最後まで一通り見る」という意味です。

これに「お」をつけ、「お目通し」とした場合は、丁寧語になりますので、「いただく」などとセットにして敬語として使うことができます。

この場合は「お目通しいただけますか」などと目上の人に対して使えますが、「私がお目通しします」「お目通ししてくれたまえ」などと自分や目下の人に対しては使いません。

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「目を通す」の言い換え方

「目を通してください」を上司など目上の人に対して言いたい時は、次のような言い方に変えて言うことができます。

  • ご覧ください
  • ご高覧下さい
  • ご一読ください
  • ご査収ください

「ご覧ください」が最も一般的な「目を通してください」の言い換えになると思います。

「ご高覧」となると、かなり敬意の度合いが高まりますので、かしこまった場面で使うことができます。

「ご一読」は「読む」という意味合いが強いので、文字の多い文書や手紙など「読んでください」という感じを出したいときにいいですね。

「ご査収ください」は本来は「よく調べて受け取ってください」という意味です。

ですが、ことさら「詳しく調べて欲しい」というわけでなくても「確認してくださいね」程度の意味で使われることも多い表現ですので、「目を通してください」の言い換えとすることもできるでしょう。

また、「〜ください」の部分を「〜していただけますか?」と疑問形にすると、お願いする意味でさらに丁寧で柔らかい言い方になります。

【例文】

  1. こちらの書類をご覧いただけますか?
  2. パンフレットをお送りしましたので、ぜひご高覧賜りますようお願いいたします。
  3. 同封の説明書をご一読ください。
  4. 資料を添付いたしましたので、どうぞご査収ください。

まとめ

何気なく使ってしまいがちな「目を通す」ですが、使う場面には注意が必要な言葉でしたね。

仕事をしていく上で、うっかり相手に失礼な印象を与えてしまわないためにも、敬語の知識はしっかり身につけていきたいものですね。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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