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ネットスラングの1つである「メシウマ」という言葉をご存じでしょうか。
「メシウマ」は聞いた感じなんとなく意味がわかりそうですが、ネットスラングとして正しい使い方なのか?
今回は「メシウマ」について意味や使い方といった基本的な事から、元ネタやメシマズとの違いについても詳しくご説明していきます。
「メシウマ」の意味
「メシウマ」とは「他人の不幸や失敗を見て喜んでいる様子」という意味を持つ言葉です。
「人の不幸は蜜の味」という言葉がありますが、これと同様の意味を持つネットスラングです。
また小説や漫画、アニメなどの展開において自分のイメージ通りに進むことも「メシウマ展開」と呼ばれ、この場合は「希望通り」という意味となります。
メシウマの使い方
「メシウマ」はリアルの会話の中で使われることは少なく、SNSや掲示板の文章中で多く使われる言葉です。
他人が起こした失敗や失言などに対して嘲笑の意味を込めて使われることが多い一方、自分自身のミスなどを晒して自虐的に使われることも多くなってきています。
また単純に「ご飯が美味しい、美味しかった」「料理上手」という意味で使われることもあり、その違いを見極めるには前後の文脈や使われている写真をチェックするのがおすすめです。
「メシウマ案件」とは?
「案件」とは、「問題となっている事柄、解決すべき事柄」という意味の言葉です。
「メシウマ案件」は「みんながその不幸やミスを喜ぶようになってしまう案件」という意味の言葉なんです。
今はまだメシウマではないけれど、何か1つでも間違えればあっという間にメシウマと言われてしまう事象に対して使われる言葉です。
メシウマの例文
- スマホ落としたけどヒビで済んだ!メシウマ速報じゃなくてごめん!
- ライバルチームが連敗しててメシウマすぎる。
- 【メシウマ情報】今月15万負けました。
- セクハラ・パワハラ発言は一発訴訟メシウマ案件だよ!
「メシウマ」の由来
「メシウマ」という言葉が誕生したのは2003年頃と言われています。
当時全盛だった大型ネット掲示板内の「アンチ巨人」が集まるスレッド内に「巨人が負けたから飯がうまい」と投稿されたことがきっかけなんですよ。
ライバル視しているチームが負けることで、自分が推しているチームの有利へと繋がり見ているこちらの気分も良くなるというのが、メシウマの意味の由来と言われているんです。
そのネットスラングならではの軽さと使いやすさから、掲示板を飛び出し、SNSなどでも普通に使われるようになったんですね。
「メシウマ」と「メシマズ」の違い
「メシマズ」はメシウマの対義語として存在する言葉で、「自分のライバルなどが成功を収めてしまい、素直には喜ぶことが出来ない」という状況を指す言葉です。
喜ぶか悔しがるかという大きな違いがあるので、使う際は混同してしまわないようにお気を付けくださいね。
まとめ
決していい意味で使われることはない「メシウマ」というネットスラング。
自虐の意味で使う分にはいいですが、メシウマと言われて良い気分になる人は多くはありませんので、相手を不快にさせてしまう可能性も考慮した上で使うようにするのが無難です。