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「今期の目標」
「目標を設定する」
ビジネスシーンにおいても何かと用いられているこの「目標」とは、どのようなものでしょうか。
「目的」や「夢」との区別がついていないとなかなか「目標」を立てることが難しいかもしれません。
この機会にきちんと確認しておきましょう。
今回は、「目標」の意味とビジネスでの使い方!「目的」や「夢」との違いは?|例文についてご説明いたします!
関連 「目的」の意味と使い方!目標やゴールとの違いは?「目的を果たす」とは?
「目標」の意味
「目標」は「そこに行き着くように目印とするもの」「射撃などの対象」「行動するにあたって実現・達成を目指す水準」という意味です。
「もくひょう」と読みます。
「目」は「見つめる」「要点」などの意味です。
「標」は「めじるし」「めあて」「あらわす」などの意味がある漢字です。
大きく分けると、「目標」は行動や攻撃などの「目印」という意味と、「達成のための指標」という意味がある言葉です。
「目標」のビジネスでの使い方
ビジネスシーンでは、「目標」は「ある事柄を成し遂げるための目当て」という意味で使います。
売り上げ目標や、仕事内容に関する目標などいろいろな「目標」があります。
- 今期の売り上げを前年比○%アップする
- 製造コストを○パーセント削減する
- 新規契約を毎月○件とる
- 残業時間を月○時間以内に抑える
- 女性管理職の割合をを○パーセントに増やす
このように、具体的に数値であらわせる「目標」も多いです。
- ○○の資格を取る
- 上司がいなくても○○の業務ができるようにする
など、「目標」は数字で表せないこともありますが、その場合でも具体的なものとなります。
「目的」や「夢」との違いは?
「目標」の似た使い方をするのが「目的」や「夢」です。
- 「目標」は「目的達成のための指標」
- 「目的」は「最終的に成し遂げたい事柄」
- 「夢」は「将来実現させたい事柄」
- 「目標」は数値で表せるものや、「○○をする」といった短期的・具体的なものです。
- 「目的」はもっと長期的・抽象的なもので、最終的に目指すところです。
例えば「健康維持が目的」で「半年で体重を5キロ落とすのが目標」といった風に、「目標」は最終的な「目的」をかなえるためにたてる指標という関係になります。
>>「目的」の意味と使い方!目標やゴールとの違いは?「目的を果たす」とは?
- 「夢」は「こうなりたい」という願望のことです。
「将来の夢」など、将来実現したいことです。
「目的」と似てはいますが、「目的」が「こうしようと思うゴール」「なぜそうしようと思うのかの理由」であるのに対し、「夢」は「こうしてみたい」「こうなりたい」という願望です。
将来こんな職業の人になりたい、などということを「将来の夢」と言いますが、「目的」とは言いませんね。
まとめると次のようになります。
- 「目標」は「目的達成のための具体的なめあて」
- 「目的」は「あることをする理由、最終的に達成したい事柄」
- 「夢」は「こうしたいという願望」
「目標」の例文
- 仕事の目標を立ててモチベーションアップをはかる。
- 世界各国が具体的な目標を掲げてCO2排出量削減に取り組んでいる。
- 彼は月間営業成績1位を取ることを目標に頑張っている。
- 目標額を決めて積み立て貯金を始める。
- 今年の目標は売り上げ前年比30パーセントアップです。
- 彼女は英検1級合格を目標にして毎日勉強している。
「目標」の類義語
「目標」の類義語には次のようなものがあります。
- 目安(目当て。目標)
- 目処(目指すところ。めあて)
- 目当て(目標とするもの)
- 目的(成し遂げようと目指す事柄)
- 狙い(狙った目当て)
- 意図(こうしようと考えていること)
「目標」の対義語
「目標」の対義語には次のようなものがあります。
- 手段(何かを実現するための方法)
まとめ
「目標」は「そこに行き着くように目印とするもの」「射撃などの対象」「行動するにあたって実現・達成を目指す水準」という意味です。
ビジネスにおいては「ある事柄を成し遂げるための目当て」という意味で使います。
「目的」と似ていますが、「目標」は「目的」という大きな事柄を達成するための、もっと小さな・具体的な目当てとなります。
「夢」は「こうしたい」「こうなりたい」という願望を表しますので、「目的」や「目標」とは違っています。
仕事をしていく上でも、人生においても「目標」を立てることは大切ですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!