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「目的」の意味と使い方!目標やゴールとの違いは?「目的を果たす」とは?

「目的」の意味と使い方!目標やゴールとの違いは?「目的を果たす」とは?

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「目的」は身近な言葉ですね。

日常生活でも、会社や学校でも何かと「目的」という言葉は使われています。

ですが、案外「目的」の意味を調べたことがある人は少ないかもしれません。

今回は、「目的」の意味と使い方!目標やゴールとの違いは?「目的を果たす」とは?についてご説明いたします!

関連 「目標」の意味とビジネスでの使い方!「目的」や「夢」との違いは?|例文

「目的」の意味

「目的」は「実現しようとして目指す事柄」という意味です。

「もくてき」と読みます。

「目」で見える「的」と書きますね。

的のように、目指すところという意味があります。

「目的」は成し遂げようとする事柄、最終的に到達したいところという意味があります。

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>>「目標」の意味とビジネスでの使い方!「目的」や「夢」との違いは?|例文

「目的」の使い方

「目的」は日常生活の中やビジネスシーン、ニュースなどなどさまざまな場面で使われています。

「実現しようとする事柄」という意味で広く使えます。

  • 健康になることを「目的」としていろいろな健康法を試す
  • 転売「目的」で限定商品を購入する
  • 旅行で「目的」地に着く

このように個人的な「目指すところ、事柄」という意味でも使えます。

  • より良いサービスを提供する
  • 利益を追求する
  • 社会貢献する

といったことを企業が経営の「目的」としている、という使い方もできます。

個人や団体に関わらず、それが「目指している事柄」という広い意味で使える言葉です。

「目標」や「ゴール」との違いは?

「目的」はめざすところ、実現しようとする事柄ですね。

同じように使うのが「目標」や「ゴール」で、非常に似ていますね。

これらの違いは次のようになります。

  • 「目的」は「最終的に到達したいところ・もの」
  • 「目標」は「目的を達成するための指標」
  • 「ゴール」は「目的・目標に達すること」

「目的」は最終的に成し遂げたい到達点です。

抽象的・長期的なものです。

  • 将来はこのような人になりたい
  • お客様を喜ばせたい

個人や企業の「目標」は例えばこのように、達成したい最終地点をあげます。

抽象的でよいので、内容に重点があります。

「目標」はその「目的」に達するために立てる小さな指標です。

もっと具体的・短期的なものになります。

例えば上の「目標」を達成するために

  • ○○の資格を取る
  • 他社にないサービスを展開する

など、具体的なものになります。

また、「売り上げ目標」「定期テストの点数の目標」など、数値を「目標」とすることもあります。

>>「目標」の意味とビジネスでの使い方!「目的」や「夢」との違いは?|例文

最後に「ゴール」ですが、これは基本的には「目的」ということです。

しかし、「目標」の意味で使われることもありますので、両者を含んだものとして「目指すところ」といった意味で使われます。

  • 「目的」は抽象的で長期にわたるめあて
  • 「目標」は目的達成のための具体的・短期的めあて
  • 「ゴール」は達するべき目的や目標のこと

「目的を果たす」とは?

「目的」の使い方の一つに「目的を果たす」があります。

「目的を果たす」とは「目的としていた物事を実現する」ということです。

「もくてきをはたす」と読みます。

「果たす」は「物事を成し遂げる」という意味です。

目的としていたことを達成する、目的としていたことを完全に行って終わらせるなど、目的を成し遂げることを「目的を果たす」と言います。

目的を達成して、まだ続くのではなく、目的に達したのでそこで終わりという意味の強い言葉です。

「目的」の例文

  1. このダイエットの目的は健康になることだ。
  2. 異文化交流を目的とした大規模なイベントを企画する。
  3. 旅行に行く目的は、知らない場所で仕事のことを忘れてリラックスするためだ。
  4. この旅行の目的地は沖縄だ。
  5. 目的地までの最短経路を検索する。
  6. 彼女はその街を目的もなく歩き回った。
  7. 彼の目的は一体なんだろう。

「目的」の類義語

「目的」の類義語には次のようなものがあります。

  • 目当て(目標とするもの)
  • 狙い(狙った目当て)
  • 狙い所(行き着く対象とするところ)
  • つけめ(めあてにしていること)
  • 意図(こうしようと考えていること)
  • 目標(そこまで成し遂げようとして設定しためあて)
  • 目処(目指すところ。めあて)

「目的」の対義語

「目的」の対義語には次のようなものがあります。

  • 手段(何かを実現するための方法)
  • 方法(目的を果たすためのやり方)
  • 方策(はかりごと。手段)

まとめ

「目的」は「実現しようとして目指す事柄」という意味です。

「目標」と似ていますが、「目的」の方が抽象的な大きなもので、長期的なものとなります。

「目標」は「目的」のために立てる小さな指標です。

「ゴール」も「目的」と「目標」を合わせたような、「最終的な目的・目標の点」といった意味で広く使われます。

日常的に見聞きする言葉なので、ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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