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「問題」「課題」「対策」はどれもビジネスにおいて、よく使われている言葉ですね。
商品やサービスをヒットさせるため、お客さまにより満足していただくため、社会をよりよくするためなど、仕事にはいろいろな目的があります。
そうしたことの実現のため、「問題」や「課題」、「対策」といった言葉を用いて仕事をしていくことになります。
この三つの区別をきちんとつけておきましょう。
今回は、「問題」「課題」「対策」の違いとは?ビジネスでの使い方を解説|例文についてご説明いたします!
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目次
「問題」「課題」「対策」の違い
「問題」「課題」「対策」は、使う場面も似ており意外と違いの分かりづらい言葉かもしれませんね。
三つの違いは次のようになります。
- 「問題」は「目標と現実とのギャップ」
- 「課題」は「解決しなければならない問題、達成すべきこと」
- 「対策」は「問題解決のための方法・手段」
「問題」とは
「問題」は「解答を求める問い」「解決すべき事柄」などの意味の言葉です。
「もんだい」と読みます。
テストの問題のような解答を求める問いのことと、批判や研究などの対象となる課題という意味もあります。
ビジネスに限らず子供から大人まで広く使う言葉ですね。
「問題」のビジネスでの使い方
「問題」は、ビジネスシーンにおいては「達成すべき事柄と現状との差」という意味で使います。
例えば「売り上げ目標に届いていない」という「問題」があったとします。
売り上げ目標は100万円なのに、50万円しか達成できていない。
50万円の差がありますね。
この状況が「問題」で、ネガティブな状況を指して使う言葉です。
「問題」の例文
- 問題は、このサービスの知名度が40代以上には低いということだ。
- 生産量が低下していることが問題だ。
- 日本社会が抱える大きな問題の一つが出生率の低下である。
「課題」とは
「課題」は「特定の問題を与えること」「与えられた任務」という意味です。
「かだい」と読みます。
学校から出されるプリントやレポートなどの「課題」もありますし、広く任務、解決すべき事柄という意味もあります。
「課題」のビジネスでの使い方
「課題」は「問題解決のための方法・手段」という意味でビジネスでも用いられます。
「問題」は目標と現状とのギャップがあることですので、「課題」はそのギャップを埋めるためにやるべき具体的なことという意味になります。
例えば、「問題」が「今月の売り上げ目標に届いていない」ということであれば、「今月中に売り上げ100万円達成」という課題を立てます。
「課題」の例文
- このサービスの知名度を全年齢層で高めてゆくことが課題だ。
- 生産量を高めるため、作業工程の無駄を省くことが課題である。
- 少子高齢化を食い止めることが多くの国の課題となっている。
「対策」とは
「対策」は「状況や相手の態度に対応するための方法・手段」という意味です。
「たいさく」と読みます。
「コロナ対策」や「試験対策」のように、あるものに対して講じる手段のことです。
「対策」のビジネスでの使い方
「対策」は「問題解決のために行う方法・手段」という意味でビジネスでも用いられます。
「課題」を解決するための具体的な方法です。
例えば、「売り上げ目標100万円なのに50万円しか売れていない」という「問題」を解消するため「今月中に売り上げ100万円達成」という「課題」を立てます。
その「課題」を解決するため「販促キャンペーン強化」「新規顧客開拓」などの「対策」を講じます。
「対策」の例文
- このサービスの知名度向上のため、SNS活用やテレビCMなどの対策を実施する。
- 作業工程の無駄をなくすためマニュアル作成や設備レイアウトの改善といった対策を立てる。
- 政府は少子化問題対策として児童手当の拡充を発表した。
まとめ
「問題」は「目標と現実とのギャップ」、「課題」は「解決しなければならない問題、達成すべきこと」、「対策」は「問題解決のための方法・手段」という意味です。
「問題」を解決するために「課題」をあげ、「課題」解決のために「対策」を立てるという関係になります。
「問題」「課題」「対策」はそれぞれ違ったことを指していますので、混同しないようにしっかり区別して使い分けてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!