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「諸々」の意味とビジネスでの使い方!目上の人には失礼になる?言い換え表現と例文

「諸々」の意味とビジネスでの使い方!目上の人には失礼になる?言い換え表現と例文

「諸々の事情により」

「諸々の手続き」

このように使う「諸々」という言葉があります。

色々な場面で使われますが、中でもビジネスシーン、ビジネス文書やメールでは頻繁に用いられています。

よく聞く言葉ではありますが、それだけに意味をしっかり理解して、間違った使い方をしてしまわないように気をつけたいですね。

今回は、「諸々」の意味とビジネスでの使い方!目上の人には失礼になる?言い換え表現と例文についてご説明いたします!

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「諸々」の意味

「諸々」は「多くのもの。さまざまのもの」という意味です。

「もろもろ」と読みます。

「諸」は「諸国」などの「しょ」なので、「しょしょ」「しょじょ」などと読んでしまう人もいますが、正しくは「もろもろ」です。

「諸々」は、多くのもの、多種多様なものという意味です。

曖昧さを含んでいて、「諸々の○○」という形で「多くの色々な○○」といったことを表します。

>>「諸般の事情」の意味とは?使い方と言い換え表現|例文つき

「諸々」のビジネスでの使い方!

「諸々」は、「多くの」「さまざまの」ということを、曖昧さを含んで表現する言葉です。

ですので、「いろいろあって」とか「○○や●●、そのほかいろいろを……」などと、「いろいろ」「たくさん」などとあいまいに表したいときに「諸々」を使います。

気軽な会話なら「いろんな」などで構わないでしょうが、ビジネスシーンの場合は口頭でも文書でも、きちんとした言葉遣いが求められますので、「諸々」が用いられることが多いです。

「諸々」は説明、依頼、承諾、連絡などなど、さまざまな文脈で「多くの」「いろいろの」を表したいときに、ビジネスシーンで非常に使いやすい言葉と言えるでしょう。

「諸々」のビジネスでの例文

  1. 諸々ありがとうございます。
  2. 諸々の件、承知いたしました。
  3. 諸々の事情により使用する機材が変更になりました。
  4. 諸々の確認がございますので、しばらくお時間をいただきたく存じます。
  5. その他諸々の件につきましてもよろしくお願いいたします。
  6. 諸々の手続きが済みましたら改めてご連絡いたします。

「諸々」は目上の人には失礼になる?

ビジネスシーンでも非常に便利に使える「諸々」ですが、実は使い方によっては失礼になることもあります

というのも、「諸々」は、いろいろなこと、複数のことをひとまとめにしてざっくり表す言葉ですよね。

ですので、例えば謝罪の時などに「諸々申し訳ございません」などと言うのは失礼になります。

謝罪の時は謝罪内容を明確にしてお詫びを伝えましょう。

また、特に目上の人に対しては、このざっくりまとめて伝えるという「諸々」が失礼になってしまう場合があります。

お詫びはもちろん、複数の事柄にお礼を言いたい時などは

「諸々申し訳ありません」「諸々ありがとうございます」よりも

  • 「○○や●●といった事情が重なり、このような事態をまねいてしまいましたことお詫び申し上げます」
  • 「○○や●●など、諸々のお心遣いをありがとうございます」

といった具合に、具体的にお詫びやお礼をしたいことをあげるとしっかり誠意が伝わるでしょう。

「諸々」は便利な言葉ですが、詳細に説明すべき場面や、はっきり対象を示す必要がある場面では不適切です。

「諸々」では適当にまとめているいいかげんな印象になってしまうこともあるので要注意です。

「諸々」の言い換え表現

「諸々」の類義語には次のようなものがあります。

  • 種々(種類が多いさま)
  • 様々(色々であること)
  • 色々(異なる事物や状態が多いこと)
  • 諸般(色々の事柄)

「諸々の」を言い換えるなら次のような表現があります。

  • 様々な
  • 色々な
  • 諸般の
  • 諸事情(諸々の事情)

まとめ

「諸々」は「多くのもの。さまざまのもの」という意味です。

色々なものがある、様々な理由があるなど、すべて列挙するのが難しいとか煩瑣であるというときに、使いやすい言葉です。

「諸々の事情により」「諸々の件」など、ビジネスシーンではよく用いられます。

ですが、「諸々」は抽象化してざっくりまとめる言葉なので、詳細な説明が必要な場面や、内容をはっきり述べる必要がある場面ではいい加減な印象になってしまいます。

謝罪や詳しい説明といった場合では、特に目上の人に使う場合などは十分に気をつけましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。