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妖怪・都市伝説

妖怪「猫又」とは?尻尾の数や何をする妖怪か?「化け猫」との違いも解説

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妖怪「猫又」はアニメやゲームにおいて可愛い姿で描かれることが多い妖怪ですが、その尻尾の数や化け猫との違いなど詳しい事は知らないという人もいるのではないでしょうか。

今回は「猫又」について、基本的な事からしっかりとご説明していきます。

「猫又」とは

「猫又」とは、2つに分かれた尻尾で人を惑わしたり、人を食うなどの凶暴性のある猫の妖怪で、日本では鎌倉時代から伝わり、古典などでもその姿を描かれています。

読み方は「ねこまた」です。

大きく「山の中に住んでいる妖怪」と「飼われている猫が年老いて妖怪化するもの」という2つに分けられています。

「猫又」の尻尾の数は?

「猫又」の尻尾の数は2本とされています。

尻尾が二又に分かれている姿からその名前がつけられていると言われているので、尻尾の数も尾の上やすいのではないでしょうか。

「猫又」は何をする妖怪?

猫又はその2つに分かれた尻尾で人を惑わせたり、人に飼われていた猫であっても人を食い殺してしまうと言われています。

これは日本では古来より「猫には不思議な力がある」と信じられており、腐臭をかぎ分けるの力に優れている猫が死体に近づいていく習性やその鋭い眼光からそう信じられているようです。

「猫又」と「化け猫」の違い

猫又は「100歳以上となった猫が不思議な力を手に入れ、人間の言葉をも理解し使うようになる」と言われている妖怪です。

人に飼われているなど幸せな生涯を送った猫も長生きすることで変化します。

対して化け猫は「人間に殺された」など非業の死を遂げた猫がもつ人間への恨みが強い魔力となり、妖怪となったものとされています。

猫又の尻尾が2又に分かれていると言われていますが、化け猫の場合は尻尾が1本で描かれることも多く、どちらかわからない場合は尻尾の数で見分けることも可能です。

「猫又」のモデルは?

様々な説がありますが、中でも有力とされているのが中国で伝承されている「仙狸(せんり)」という妖怪がモデルになっているという説です。

狸という漢字が使われていますが、決して「狸」を指しているわけではなく、中国では「山猫」という意味の漢字なんですよ。

この仙狸の伝承が日本へと伝わり、現在のようなイメージが作られていったとされているんですよ。

まとめ

着物姿で可愛く描かれることの多い猫又。

数多く居る妖怪の中でも人気の高い1つと言えるのではないでしょうか。

また愛猫家の中には、自分の猫になら食べられてもいいから長生きしてほしいと思う方も多いかと思います。

そんな猫への愛もほのかに感じさせてくれる妖怪なんですよ。

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