「二百十日」の意味や由来とは?2026年はいつ?厄日なの?
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
日本の暦には「二百十日」という日があります。
あまり聞きなれないこの日には、一体どのような意味や由来があるのでしょう?
ヒントは、農作物が関係していることです。
というわけで今回は、二百十日の意味と由来、そして2026年はいつなのか、厄日なのかということを解説いたします。
目次
二百十日の意味と由来は?厄日?
「二百十日(にひゃくとおか)」とは、台風の襲来によって農作物がダメになってしまう日として、主に農業に携わる者にとっては厄日とされています。
その由来は雑節にあり、二百十日は立春から数えて210日目とされています。
立春は毎年2月4日頃ですから、その210日後となると毎年8月31日〜9月2日頃を指します。
ちなみに、同じように「八十八夜」も立春から数えて八十八日目となっています。
この八十八夜も、雑節の一つです。
「雑節」とは何かというと、日本の気候風土や農耕、暮らしのあれこれに合わせて作られた独自の暦のことです。
他にも例えば、鰻で有名な「土用」、ご先祖様供養の時期である「彼岸」も雑節なのです。
日本だけの暦である雑節についてご興味のある方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
2026年の二百十日はいつ?
2026年の二百十日は9月1日(火)です。
二百十日は台風の襲来が多い厄日とはなっているものの、実際は例年二百十日までに通過していることが多いようです。
二百十日の風習や過ごし方はあるの?
二百十日頃は、風の災厄から田畑を守るためのお祭りである「風鎮祭」が各地で行われていました。
現在でも農耕の盛んな地域では特に行われており、その中でも有名なものが富山県の「おわら風の盆」です。
おわら風の盆は、風を鎮め豊作を願う気持ちを込め、毎年9月1日から9月3日まで踊り手が胡弓や三味線の音楽に合わせて富山市八尾を踊り歩きます。
これは大変な観光名所ともなっており、2006年(平成18年)には「とやまの文化財百選」に選定され、のべ25万人もの見物客が訪れるとされています。
哀切のある「越中おわら節」の旋律に合わせて無言で踊る様は大変魅力的で、現在は外国からの観光客にも人気があります。
二百十日は農家の三大厄日の一つ
今回のテーマである「二百十日」は、実は「農家の三大厄日」のうちの一つでもあります。
農家の三大厄日
- 二百十日
- 二百二十日
- 八朔
二百十日
まず一つ目は今回のテーマである二百十日ですね。
これは雑節の一つで、立春から210日目を指し、台風が来る時期で農作物を荒らすという意味の厄日であります。
二百二十日
二つ目の「二百二十日」も雑節であり、立春から220日目のことを指します。
意味も二百十日と同じように、台風の被害を危惧する厄日となっています。
八朔
三つ目の「八朔」は、八月朔日の略のことで、旧暦8月1日のことを言います。
朔日には「新月の日」という意味があり、昔は新月の日が1日(ついたち)として考えていました。
そのような経緯があって朔日は「さくじつ」の他「ついたち」とも呼び、神様に祈りを捧げる習慣がありました。
特に八朔の時期は、台風の襲来によって作物が傷んでしまうことから、豊作祈願をしていたそうです。
そして八朔は、時期が収穫目前であることから「田の実の節句」と呼ばれ、豊作を願って「八朔祭り」が各地で行われてもいます。
ちなみに「田の実」と「頼み」をかけて、お世話になっている人に贈り物をしたり挨拶回りする習慣も生まれたそうです。
二百十日が近づいてきたら台風の準備を
農業に携わる方々は台風が来ると分かると、木々の要らぬ葉や枝を落として風の影響を最小限にしたり、防風シートを被せたりして農作物の被害を減らすように工夫しています。
同じように昔の人々も二百十日が近づくに際して、農作物を守るように工夫し、風鎮祭の準備をしていました。
その方々に習い、私たちも台風対策を見直してみると良いでしょう。
普段閉めない家の雨戸は壊れていないか、家の周りに飛ばされたり倒れるようなものは置いていないか、非常食や停電時の懐中電灯、電池のストックはあるのかなどをチェックしておくことが大切です。
雑節は日本の風土気候に合わせて作られたオリジナルの暦ですから、現代にも通じる注意点や暮らしのヒントがあるのです。
季節感を味わいながら、日々の暮らしの備えを今ひとつ考えていきましょう。
まとめ
「二百十日(にひゃくとおか)」とは、台風の襲来によって農作物が損傷してしまう厄日として、農家の三大厄日の一つであるとも言われています。
由来は雑節からで、二百十日は立春から数えて210日目とされており、2026年は9月1日となっています。
二百十日には風を鎮めて収穫を祈る「風鎮祭」が各地で行われており、有名なものとして富山県の「おわら風の盆」があります。
日本は台風の通り道にあり、どうしても避けることができません。
毎年の台風シーズンは必ずやってきますから、あなたも二百十日が近づいてきたら、台風対策と備えを見直してみましょう
