言葉の意味と使い方

「お言葉に甘えて」のビジネス例文!上司や目上の人の好意に甘える・お願いする時

「お言葉に甘えて」のビジネス例文!上司や目上の人の好意に甘える・お願いする時

「お言葉に甘えてお先に失礼いたします」

「お言葉に甘えてご馳走になります」

このように使う「お言葉に甘えて」という言葉があります。

ビジネスシーンにおいても、上司や取引先などとの会話の中でよく使われる言葉です。

「お言葉に甘えて」の正しい使い方や不適切な使い方を知って、上手に使ってみましょう。

今回は、「お言葉に甘えて」のビジネス例文!上司や目上の人の好意に甘える・お願いする時についてご説明いたします!

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「お言葉に甘えて」の意味

「お言葉に甘えて」は、「相手の親切を受け取る」「相手の申し出を遠慮なく受ける」ということを表す言葉です。

「おことばにあまえて」と読みます。

「お言葉」というのは相手がかけてくれた言葉のことで、「どうぞ○○してくださいね」とか「ここは私が○○しますよ」などと親切なことを言ってくれたり申し出をしてくれたりした言葉のことです。

「甘える」は人の好意に遠慮なくよりかかるということです。

「お言葉に甘える」というのは、相手の親切な言葉に遠慮なくよりかかるということを表します。

それを「お言葉に甘えて……します」という風に使うわけです。

>>「お気遣い」と「お心遣い」の違いや意味と使い方!上司や目上の人に使う時は?【例文つき】

「お言葉に甘えて」の使い方

「お言葉に甘えて」は、相手の申し出を遠慮せずに受け入れることや、相手の好意を素直に受け入れるということを表して使います。

「お言葉」という丁寧な敬語表現を使っていることからわかるように、これは敬語として目上の人などに使う言葉です。

また、「甘える」とはいっても、全く遠慮の気持ちを持たずに図々しくするということではありません。

「申し訳ないと恐縮しつつも、相手が親切で言ってくれていることなのでありがたく受け入れさせてもらう」といった謙虚な態度で受け入れることを表す言葉です。

上司や目上の人の好意に甘える・お願いする時

目上の人が「○○していいよ」などと言ってくれた時に、その好意を受け入れる場合「お言葉に甘えて○○します」などと使います。

  • お言葉に甘えて○○します
  • お言葉に甘えて○○させていただきます
  • お言葉に甘えさせていただきます

といったバリエーションはありますが、いずれも相手の好意をありがたく受けさせてもらいますという謙虚な感謝の気持ちを表現することができます。

目下や同等の人には使わない

「お言葉に甘えて」は、目上の人に対して使う言葉です。

目下の部下や後輩から親切な言葉をかけられたときは、「お言葉に甘えて」は使いません。

「遠慮なく○○させてもらうよ」といった言葉を使うのが一般的です。

相手からの言葉がある時に使う

「お言葉に甘えて」は、相手の言葉に甘えるということなので、相手が好意で申し出などをしてくれた時に使います。

「遅いからもう帰ってもいいよ」とか「どうぞこれを食べてね」などと「○○していいよ」「○○してくださいね」「○○したら?」というような言葉があってこそ、「お言葉に甘えて」が使えるわけです。

相手からの言葉がないときは、「お言葉に甘えて」は使えません。

相手が何も言っていないのに「お言葉に甘えて○○します!」などと言うと非常識ですよね(笑)。

また、気遣いの言葉と言っても「大丈夫?」などと言われただけでは「お言葉に甘えて」とは言えません。

甘えるような申し出がないからです。

そして、何か言われるとすぐに「お言葉に甘えて」と言うのも考えものです。

社交辞令ではないか? 本心から言ってくれているのか? そうしても仕事などに支障はでないか? など、判断してから使うようにしましょう。

「お言葉に甘えて」のビジネス例文

「お言葉に甘えて」は上司や取引先などに対しても使える敬語なので、ビジネスシーンでもよく使われます。

  • お言葉に甘えて○○させていただきます
  • お言葉に甘えさせていただきます

といったより丁寧な言い方が適切です。

会話の場合はどちらでも構いませんが、メールの場合はどの言葉に対して言っているのか分かりにくいと困りますので、「お言葉に甘えて、明日伺わせていただきます」などと何をしようとしているのかをはっきり書いた方がよいでしょう。

>>「何卒」「どうぞ」の意味と違い、使い分け方は?【例文つき】

【例文】

  1. あとは私がやっておくから、もう帰ってもいいよ。
    ありがとうございます。お言葉に甘えて、お先に失礼いたします。
  2. 顔色が悪いから、今日は早退したらどうか。
    体調がすぐれないので、お言葉に甘えて本日は早退させていただきます。ご迷惑をお掛けしてすみません。
  3. 出張のお土産です。よかったら部署の皆さんで召し上がってくださいね。
    ありがとうございます。お言葉に甘えて頂戴します。
  4. その書類、ちょうど総務部に行くところだから持っていってあげるよ。
    ありがとうございます。ではお言葉に甘えてよろしくお願いします。

「お言葉に甘えて」の言い換え表現

「お言葉に甘えて」の言い換え表現には次のようなものがあります。

  • ご好意に甘えて
  • ご親切に甘えて
  • お心遣いに甘えて
  • それでは遠慮なく

「○○に甘えて」という形で、目上の人の好意や親切、心遣いを遠慮せずにありがたくうけとるということを表しています。

目下の人や同等の親しい人などには「遠慮なく」を使います。

まとめ

「お言葉に甘えて」は、相手の親切や申し出を遠慮なく受け取ると言うことを表す言葉です。

目上の人などが「○○していいよ」とか「○○したらどうですか」「○○してあげましょう」などと申し出てくれた時に、ありがたくその厚意を受け取るという意味で使えます。

相手の申し出に感謝して受け入れるということを表せる、丁寧な言葉です。

相手からの言葉がある時に使う、使う場合は本当に好意に甘えてよいかどうか考えるなど、気をつけるべき点はありますが、ぜひ使いこなしてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。