「お見それ(御見逸れ)しました」の意味と使い方!目上の人には失礼になる?

「お見それ(御見逸れ)しました」という言葉、使ったことがありますか?

あまり若者が使いそうな言葉ではないですよね。

おじさんが「いやぁ、お見それしました!」なんて使っていそうなイメージでしょうか。

また、「お」は付いているものの「見それ」というのもよくわかりませんね。

「お見それしました」は目上の人に使ってもいいのでしょうか?

あまり身近な言葉ではないかもしれませんが、あらためて意味や使い方を確認しておきましょう。

今回は、「お見それ(御見逸れ)しました」の意味と使い方!目上の人には失礼になる?についてご説明いたします!

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「お見それ(御見逸れ)しました」の意味

「お見それ」は「御見逸れ」と書きます。

「お見それしました」はもともとは動詞「見逸れる」から来ています。

「見逸れる」は、「見てそれと気づかないでいる。また検討違いな見方をする」という意味です。

現在では「見逸れる」という言葉はほとんど使われておらず、「お見それしました」という定型句としてのみ、よく使われています。

そこから来て、「お見それ(御見逸れ)」には二つの意味があります。

  • 行きあってもその相手に気づかないこと、また誰か思いつかないことを謙遜して言う挨拶語。
  • 相手の能力、手腕などに気づかないでいること、また自分の間違った見方を詫びていう語。

一つ目の意味は「見逸れる」のままですね。

そこから転じて「相手の能力に気づかない」という意味になったのが二つ目です。

「お見それしました」の使い方

今見たように、「お見それしました」を使う状況は二通りあります。

一つ目は、人に気づかなかったり誰だか思い出せなかったときです。

二つ目は、相手を過小評価していたとき、予想外に相手の能力が高かったときです。

どちらの場合も、それに気づいたときに「お見それ」していたことをわびる意味で「お見それしました」と使います。

「お見それいたしました」としても丁寧ですね。

いずれにせよ、詫びる意味の言葉ですので、「お見それしてすみませんでした」「おみそれいたしまして申し訳ございませんでした」などとさらに謝罪の言葉を重ねる必要はありません。

【例文】

  1. 先ほどは慌ただしくしておりまして、ついお見それいたしました。
  2. これは田中さん、どうもお見それしました。
  3. 部長は仕事だけでなくゴルフの腕前もこれほどのものとは、お見それしました。
  4. 御社の研究チームの分析精度の高さにはお見それいたしました。
  5. 君の今月の営業成績は素晴らしいね。お見それしたよ。
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目上の人には失礼?

この「お見それしました」、上司や取引先、お客様など、目上の人に使ってもいいのでしょうか?

「相手に気づかない」「相手が誰だかわからない」

「相手を過小評価する」「相手を見くびっていた」

どれも、結構失礼なことですよね。

「お見それしました」と言うことで、相手が「私のことを見逸れていたのか!」と怒ってしまうのではないかと心配になるかもしれませんね。

しかし、「お見それしました」お詫びの気持ちを伝える言葉です。

丁寧の「お」も付いています。

「お見それしました」は「御見逸れ」したことを謙遜して詫びる言葉なので、目上の人に使っても問題ありません。

「つい気づかずにいて申し訳ございませんでした」

「あなたの能力がこれほどのものとは…感服いたしました」

というような意味で使うことができます。

ちなみに、目上の方の能力が思っていたよりも高かったときに、「さすがですね」「すごいですね」「上手いですね」などと言うのは失礼にあたります。

これらは「褒め言葉」です。

目下や同等の人に対して「上手い」などと褒めるのはいいですが、目上の人を「褒める」というのは不適切です。

目上の人に対しては、褒めるのではなく感謝や尊敬の形で表しましょう。

「感服いたしました」「尊敬します」「勉強になります」「部長のおかげで⚪︎⚪︎できました。ありがとうございます」などのような形です。

もちろん「お見それしました」と自分が謙遜して詫びる形もいいですね。

要は、目上の人を褒めるときは、直接的に褒めるのではなく、間接的に伝えるということです。

まとめ

「お見それ(御見逸れ)しました」は日常的に使う言葉ではないかもしれません。

しかし、相手を見過ごしたり、相手を過小評価していたなどという、ちょっとそのまま伝えるのは気まずいようなことを、うまく謙遜して伝えることができる便利な表現です。

このような言葉を知っていると、表現の幅が広がりますね。

機会があればぜひ使ってみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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