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「思いの丈」の意味と使い方!「思いの丈をぶつける」とは?悪い意味でも使う? 

「思いの丈」の意味と使い方!「思いの丈をぶつける」とは?悪い意味でも使う? 

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「思いの丈をぶつける」

このように使う「思いの丈」という言葉があります。

日常生活やビジネスシーンのほか、小説などでも使われる言葉ですね。

「思いの丈」とはどのような意味か、使い方もこの機会に確認しておきましょう。

今回は、「思いの丈」の意味と使い方!「思いの丈をぶつける」とは?悪い意味でも使う? についてご説明いたします!

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「思いの丈」の意味

「思いの丈」は「思うことのありったけ。思いのかぎり」という意味です。

「おもいのたけ」と読みます。

「丈」というのは「高さや長さ」「あるかぎり。全て。全部」という意味です。

日常でもズボンの「丈」などと使いますね。

長さや範囲を表す言葉ですが、「上限まで、限界まで」という意味でもあり、「思いの丈」で「思いの全て」という意味になるのです。

「思いの丈」は特に、恋慕う気持ちのすべてという意味で使われる言葉です。

「思いの丈」の使い方

「思いの丈」は「思っていることの全て」という意味で、特にある人を恋い慕う気持ちのかぎりという意味で使います。

  • 思いの丈をぶつける
  • 思いの丈を打ち明ける
  • 思いの丈を告げる
  • 思いの丈をこめる

など、「恋い慕う気持ちを」「思っていることを」という意味で、気持ちの全てを相手に伝えるというような場面で使われます。

恋愛の告白、相手を思う気持ち、人生の目標、ビジネスの意気込みなど、使う場面はいろいろですが、いずれも心にある思いを全て伝えたいという時に使います。

「思いの丈をぶつける」とは?

「思いの丈」を使った言い回しでは、「思いの丈をぶつける」という表現がよく使われます。

「思いの丈をぶつける」は、「思っていることを全部言う」という意味です。

心に思うことを全部包み隠さず言う、気持ちの全てを相手に伝えるということで、相手を愛する気持ちを告白するときや、自分が思っていることを残らず相手に伝えるという場面で使います。

「ぶつける」は激しく当てる、気持ちを激しく向けるという意味なので、「思いの丈」を「ぶつける」という表現は、かなり激しい気持ちで相手に思いを伝えるということを表します。

愛の告白や、仕事に対する情熱を伝えるなどの場面で使うことができます。

悪い意味でも使う?

「思いの丈」や「思いの丈をぶつける」といった言葉自体は悪い意味ではありません。

どちらかと言うと、「恋心を伝える」といういい意味で使うことが多い言葉です。

ただし、「思っていることを包み隠さず伝える」という意味ですので、不満に思っていることやよくないと思っていることを率直に相手に伝えたいという時にも使えます。

仕事の不満がたまっており、今後のためにも上司に思いの丈を伝えた。

このような文脈の場合は「思いの丈」の内容は不満や改善要求といったものになりますから、ややネガティブな使い方となります。

とはいえ、「思いの丈」は特に恋い慕う気持ちの全てという意味で使うことが多い言葉なので、悪口を思い切り言うとか、積年の恨みをぶつけるといった完全にネガティブな意味では使いません。

不満を述べるといった場面でも、自分の意見・意思をはっきり伝えたいという意味合いで使う言葉です。

「思いの丈」の例文

  1. 上司に思いの丈をぶつけた。
  2. ついに彼女に長年の思いの丈を打ち明けた。
  3. 面と向かうと何も言えなくなってしまうので、手紙に思いの丈を綴った。
  4. このまま不満をためていてはいつか喧嘩になると思い、友人に思いの丈をぶつけた。
  5. 友人たちを集め、長年の思いの丈を述べた。
  6. リーダーとしてチームメンバー全員に思いの丈を語った。
  7. カウンセラーに思いの丈を話し、心が軽くなった。

「思いの丈」の類義語

「思いの丈」の類義語や言い換え表現には次のようなものがあります。

  • 心の丈(心のありたけ。思うこと全て)
  • 思いのかぎり(思う存分に。心いくまで)
  • ありったけの思い(あるかぎり全部の思い)
  • あらいざらい(残したり隠したりせず、全てを出すさま)

まとめ

「思いの丈」は「思うことのありったけ。思いのかぎり」という意味です。

特に人を恋い慕う気持ちについて使うことが多い言葉です。

好きな人や友人などに心に思うことをすべて伝える時、またビジネスシーンでも仕事の意気込みや思うことを相手に伝える時などに使うことができます。

「思いの丈をぶつける」「思いの丈を打ち明ける」など、言い回しはいろいろありますので、その時の状況や気持ちに合ったものを選んで使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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