「温風至(あつかぜいたる)」の意味や読み方とは?由来や時期はいつ?
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暦の言葉を見ていると、「温風至」という表記に出会うことがあります。
漢字だけを見ると「おんぷうし」と読んでしまいそうですが、七十二候の名前としては「あつかぜいたる」と読むのが一般的です。
今回は、「温風至」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!
「温風至」の意味とは?
「温風至」とは、温かい風、つまり夏の熱を含んだ風が吹き始める頃という意味です。
「温風至」は、「あつかぜいたる」と読みます。
「温風」は、文字通りには温かい風のことです。
ただし七十二候の「温風至」でいう風は、春のような穏やかな暖かさではなく、夏の熱気を帯びた風を指します。
「温風至」は、季節が梅雨から盛夏へ移る合図を、風の変化によって表した言葉といえるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言葉 | 温風至 |
| 意味 | 温かい風、夏の熱を含んだ風が吹き始める頃 |
| 読み方 | あつかぜいたる |
| 分類 | 七十二候の第三十一候、小暑の初候 |
| 時期 | 7月7日頃から7月11日頃 |
「温風至」はいつの季節?
「温風至」は、二十四節気の「小暑」の初候にあたります。
時期は、例年7月7日頃から7月11日頃です。ただし、七十二候の日付は年によって少し前後します。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 二十四節気 | 小暑 |
| 七十二候 | 初候・第三十一候 |
| 時期 | 7月7日頃〜7月11日頃 |
| 前の七十二候 | 半夏生(はんげしょうず) |
| 次の七十二候 | 蓮始華(はすはじめてひらく) |
小暑は、暑さが本格的になり始める頃という意味を持つ二十四節気です。
日本では、七夕の頃から小暑に入り、梅雨明けが近づく地域も増えていきます。
空が明るくなり、蝉の声が聞こえ始め、風にも夏らしい熱気が混じるようになります。
「温風至」の由来
「温風至」は、七十二候という暦に由来する言葉です。
七十二候では、気温や天候の変化だけでなく、風の質、植物の開花、鳥や虫の動きなどを季節の目安にします。
「温風至」は、梅雨明け前後に吹く熱を含んだ風を、小暑の始まりのしるしとして表したものです。
| 言葉 | 由来・意味 |
|---|---|
| 温風 | 温かい風。七十二候では夏の熱気を帯びた風を指す。 |
| 至 | 至る、やって来ること。風が吹き始める様子を表す。 |
| 小暑 | 暑さが本格的になり始める二十四節気。 |
| 七十二候 | 自然の変化を約5日ごとに表した暦の区分。 |
梅雨の時期には、湿った南風が吹きます。梅雨明けが近づくと、空は明るくなり、風も重たい湿り気から夏の熱気を帯びたものへ変わっていきます。
その変化を「暑くなった」と一言で済ませるのではなく、「風が変わった」と表現するところに、七十二候らしい自然観察の細やかさがあります。
「温風至」と梅雨明けの関係
「温風至」は、梅雨明けの頃と重なることが多い七十二候です。
もちろん、実際の梅雨明けの日は地域や年によって異なります。
しかし暦の上では、この頃から雨の季節が終わり、本格的な夏の暑さへ向かうと考えられてきました。
| 季節の変化 | 内容 |
|---|---|
| 梅雨の終盤 | 湿度が高く、蒸し暑い日が続く。 |
| 小暑の始まり | 日差しが強まり、暑さが本格化し始める。 |
| 温風至 | 熱を含んだ風が吹き、夏の到来を感じる頃。 |
| 暑中見舞い | 小暑から立秋前までの時期に出す挨拶状とされる。 |
「温風至」の頃には、晴れ間が増え、青田の上を風が渡る様子も夏らしくなります。
風が心地よいというより、じりじりとした暑さを運んでくる。そのような季節感を含んだ言葉です。
「温風至」の使い方・例文
「温風至」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。
ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、小暑の始まりを表す季節語として使うことができます。
| 場面 | 使い方の例 |
|---|---|
| 手紙・挨拶文 | 温風至の候、いよいよ夏本番を感じる頃となりました。 |
| 季節の文章 | 温風至を迎え、雨上がりの風にも夏の熱気が混じるようになりました。 |
| 暦の説明 | 小暑の初候は「温風至」といい、温かい風が吹き始める頃を表します。 |
| 日記・短文 | 夕方の風まで熱を帯び、温風至という言葉を思い出しました。 |
一般向けの文章では、「温風至」だけでは読みにくいため、「温風至(あつかぜいたる)」と読み方を添えるとよいでしょう。
「温風至」と小暑の七十二候
「温風至」は、小暑の三つの七十二候のうち、最初にあたります。
小暑の七十二候は、熱を含んだ風、蓮の花、鷹の若鳥というように、本格的な夏へ向かう自然の姿を順に表しています。
| 小暑の七十二候 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 温風至 | あつかぜいたる | 温かい風が吹き始める頃 |
| 蓮始華 | はすはじめてひらく | 蓮の花が開き始める頃 |
| 鷹乃学習 | たかすなわちわざをならう | 鷹の若鳥が飛び方や狩りを学び始める頃 |
「温風至」は、その小暑の始まりに置かれた言葉です。
梅雨の名残を感じながらも、風の中に夏の熱がはっきり混じり始める頃。そんな季節の節目を伝えてくれる暦の言葉ですね。
まとめ
「温風至」は、温かい風、夏の熱を含んだ風が吹き始める頃を表す七十二候の言葉です。
読み方は「あつかぜいたる」で、二十四節気では小暑の初候にあたります。
時期は例年7月7日頃から7月11日頃で、梅雨明けが近づき、本格的な夏の暑さを感じ始める頃です。
「温風」と書いて「あつかぜ」と読むところが少し難しいですが、意味を知ると、風の変化から夏の到来を感じ取る美しい言葉だとわかります。
小暑の頃には、ぜひ「温風至」という暦の言葉を思い出してみてくださいね。
